私は「遥か遠き家」でメリバ、心中もののBLに目覚めました。二冊目を迷っていたのですが、非常に評価が高く、かつ重いトーンの作品はこれだと思い、購入いたしました。
上巻と比べBL的展開シーンが少な目で、その代わりに内容がすごく重くてずっしりと心に刺さりました。上巻でところどころに隠された伏線が下巻によって解明されるのですが、その重さは想像以上で特にラストの20ページ程度はほとんど小説や漫画を読んで泣くことのない私でも泣かされました。
ラストの20ページは「葵兄ちゃん」の気持ちが痛いほど伝わって来て、涙が止まりませんでした。私が一番刺さったと感じたシーンは福太が「一緒の福井に帰ろう」と言うところです。罪を犯してしまった福太にとってこれが一番の選択だったのか、というのは分かりません。でも、私には雪の中で寄り添う二人を眺めていると二人にとってはこれが良かったのかな、と思えてしまいました。
遥か遠き家と同じくらい、もしくはそれ以上に刺さった作品でした。
メリバ、重い話が好きな方には全力でお勧めしたい作品です。
顔が好みすぎて、ストーリーもエロ度もなんでもいいやっっ! ってなって買ってしまいました。もう、ほんと龍之助の顔が好みすぎるんですよ。長髪、つり目、三白眼、私が好みの顔要素全部そろってるんです!!!
正直、ストーリーとしては重視でもないと思うんですが、顔が好みすぎるんですべてを許します! 好みの顔が長髪、つり目、三白眼であれば買うことを全力でお勧めしますっ! ここまで完璧に好みの顔ってあまりないんです。
エロ度が私が好きなのよりも多めですが、顔が好みですべてが帳消しになります。ほんとにそのくらい良いんです。でも、好みじゃない人はかなり「・・・」ってなるかもしれないので、好みの顔によって満足度が変わるのには注意です。
この作品が楽しみすぎて、出先から一度家に戻って取ってきました。それほど読みたかったんですっ。メリバというのは、最初の試し読みでうすうす気づいたのですがまさかあれほど切ないとは……。漫画や小説で滅多に泣かない私の涙腺が崩壊しました。電車の中で待ちきれずに読んでしまったのですが、最後のシーン、涙が止まりませんでした/// 二人にとってはハッピーエンドだったんだろうな、って。最後の、アランのセリフが一つ一つ心に刺さります。
非常に絵が綺麗で、作風や年代にあっていると思いました。涙が、美しすぎる……。二人が抱き合うシーンが、本当に好きです。何度も見返してしまいます。あまりエロもなく、上手い感じにカットされているのがまた良いです。ストーリーが最高です。なので、私の好みのジャンルでした。
個人的にはすごく心に刺さる作品で、自分にとってBLとかジャンル関係なく過去最高の作品でした。もう、何回読み返しても涙が出てきます。ただ、シリアス、切ない系が苦手な方はちょっと注意が必要かも……。でも、本当にお勧めしますっっっ!