小説『天官賜福』は外伝を含め全252話構成という長編ストーリー。
台湾版は全6巻ですので、日本語版も大体その位を予想します。
中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、英語、ミャンマー、ロシアで書籍化しており、待ちに待った日本語版です。
以下、ネタバレ含みますので、お気をつけ下さい。
悶絶する位辛い場面、甘く萌える場面が、ご褒美→つらい→ご褒美→のスパイラルで先が読めません。
伏線が沢山散りばめてあり、終盤にかけて回収されていく手腕に痺れます。
舞台は架空の古代中国。仙楽国の太子である謝憐は天から与えられた才能を持ち、人々を救うために修行を積みつつ飛昇して武神となったが、2度にわたって天界から追放されてしまった。
800年が経過し、謝憐は3度目となる飛昇を果たすも、「三界の笑い者」と呼ばれる彼に対して祈りを捧げる者はどこにもいなかった。謝憐は功徳を集めようと、人々が住んでいる下界に降り立ちガラクタ集めをしつつ神官として出直そうとしていた日、帰り道で三郎という謎の少年と出会うことに…
謝燐
優しい外見とうつくしい心根を持った花冠武神。
一念橋で、そこの鬼を退治し、1度目の飛翔を果たすが…
滅亡した仙楽国の太子。
人のために労を惜しまず、 損得勘定をしない真っ直ぐな武神。
色々あって二度も天界を追放され、世間からは
落ちぶれた存在。 馬鹿にされてもいつも朗らかに笑っている。
めげない謝燐は、人たらし
ある少年を800年狂わせるだけはあります。
はじめは汚れがない聖人君子か〜と油断していたら、彼の過去を知ると、とんでもなかった。 詳しくは4巻に…
花城/血雨探花、絶境鬼王
鬼の王で、もう一人の主人公。
壮絶執念愛、スーパー献身攻様
戦闘力・智力・財力・家事能力を完璧に備えている。
彼が謝燐と出会わなければ全ては生まれなかった。
人間のあらゆる感情を現す壮大な物語、登場人物全員がモブではなく、重要な役どころ。
私的に、魔道祖師よりも好きな作品になりました。
翻訳機で全巻読了済みですが、やはりプロの翻訳された文は違います。読みやすいので、この素晴らしい作品を読んでみて下さい!