800年間1人の神様を信仰し続けた信徒(花城・ホワチョン)と、ボロボロになるまで転がり落ちた神様(謝憐・シエリェン)のお話です
・こんな人におすすめ
スパダリ、クソデカ感情が好き
伏線の多い作品が好き
重い話が好き
黄昏の腐女子
天官賜福は同作者の作品、魔道祖師に比べて専門用語が少ないので中華BLを初めて読もうと思っている人におすすめです
あらすじ
800年前、中元の国仙楽国に謝憐という太子がいた。謝憐は祭天遊の最中、塔の上から落ちてきた子供を助けた。謝憐は17歳の時、三問橋の鬼を切ったところを神官に見られ、1度目の飛昇(神官になること)した。しかし、それから3年後、仙楽国では戦が始まり、謝憐もそれに参加するが結果は散々。その中、謝憐は小さな祠で祀られている自分の像と、信徒の少年を見つけた。信徒は謝憐に叫んだ「俺は一体なんのためにこの世で生きているんですか?生きることになんの意味があるんですか?」謝憐は少年の言うことを受け止めて返した「なんのために生きればいいのか分からないなら、私のために生きなさい。」
それからしばらくして仙楽国は敗北し、謝憐は左遷され、人に戻った。
それから800年、謝憐は3度目の飛昇をした。飛昇後初めての任務で与君山に出るという、鬼花婿を退治しに行くと、その先には絶境鬼王(いちばん強い鬼のランクを絶という)、花城が待っていた。
作中、謝憐と花城以外にも、様々なクソデカ感情が飛び交います。
クソデカ感情が好きな人にはぜひ読んで欲しいです
中国人の墨香銅臭先生の作品。
古代中国ファンタジーということで、どうしても日本人だと馴染みがなく、専門用語や関係性を理解するのが難しいです。しかし、読み込めば読み込むほどキャラの複雑な心情が浮かび上がってきてのめり込めます。また、読み終わったあとも、中国の詩などを調べるとより楽しめるので1度で2度も3度も楽しむことができます。
・こういう人におすすめ
物語性のある方が好き
切ないクソデカ感情が好き
サブキャラまでキャラがたっている作品が好き
伏線、匂わせが多い作品が好き
黄昏の腐女子or闇の腐女子
メディアミックスが多いことも魅力です。
2023年夏現在、原作小説、アニメ、ボイスドラマ、ドラマ(陳情令・吹き替え版)、漫画(翻訳無し)があります。
もしアニメで躓いた方はほかのメディアミックスも試しに見てみることをおすすめします。もちろん原作小説を読み込むのが一番いいです。
話が長く、伏線が多いので、メモや付箋を使って気になったシーンは見返せるようにすることをおすすめします
長々と書きましたが、脳死で読んでも2回くらい読めば理解できます。ぜひ読んでみてください!