平斗羅さんのマイページ

レビューした作品

男性平斗羅さん

レビュー数0

ポイント数1

今年度3623位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

レトロ

70年代昭和っぽさが溢れている本作。昔へのオマージュでありながらも、新鮮さも感じられるのが面白い。当時のファッションが素敵で、音楽や文化の引用も色々面白い。

本作自体はウェブ漫画まとめ本。個人的にこういうウェブ系はハズレが多い媒体だと思うが本作がとても良い。ストーリーはいいペースで進むし、キャラの成長が見えて気持ちいい。世界観も割としっかり目で細かくて、没入しやすい気がする。何よりも本当の友達のように、キャラの交流が楽しくて興味深い。

あとフルカラーはありがたい!
結構読み応えがあると思うのでぜひおすすめしたい。
70年代の音楽を流しながら読むのに最適。

蛍火艶夜 上 コミック

amase 

ゆきゆきて、神軍

読み終わると、胸が痛む。確実に。100%。
でもそれこそが醍醐味。

正直、読む前にかなり警戒していた。戦争や神風を美化するのか、と気になっていたが、そのことは無く、むしろその酷い概念から生まれた苦しみや淋しみにスポットライトを当てる作品だと思う。

こんな無意味に死なせられた若者はまるで呪われたようで、限られた時間で一生懸命生きようとしていてーいや、「生きるふりをしようとしている」の方が相応しいかもしれない。

奪われた人生。実らない恋愛。
突然終わるまで、終わらなさそうな戦争。

amase先生の画力が凄まじく、特にペン遣いや表情が非常に上手い。ぜひ今後も先生の作品を楽しみにしたいと思う。特に続編を…

月食奇譚 コミック

春泥 

所謂ガロ系BL

濃い雰囲気が漂っている作品。
丸尾末広先生のような大正エログロBL。
逃げられない運命、繰り返される悲劇。
結ばれることのない恋愛、幸せにならない人生。

春泥先生の良き古き絵柄は好き嫌い別れると思うが個人的に好きな派。80年代テイスト+胸糞リョナは中々新鮮で見ないようなタッグ。

最後の最後だけは少し物足りなかったが、そこまではずっと良かった。二人の顔アップが並んでいる2ページは特に最高でエモくて吐きそうになった♡

闇深い沼系のBL好きにぜひお勧めしたい。

当たりばっかりの短編集

普段あまり短編集を好まない者ですが、これは本当に良かったです。不可欠な萌えはきっしり詰められて、短編一個ずつ違う味で全部充分楽しんじゃえます。

特に良かったのは片思いのやつ。ああいうほんの少し苦い後味は真にたまらないものだなと熟感じさせた作品です。

ガチムチ系は無経験、もしくは興味がある者にぜひ入門としておすすめしたいです。優しくて飲みやすい作風で読めます。

Dear, My GOD コミック

朝田ねむい 

崇拝という名の愛

朝田先生の最近の「スリーピング・デッド」が素晴らしすぎて心に刺さりましたので、過去の作品も読んでみようと思って本作を買いました。

何よりも心理描写が上手い!傷ついた、哀れな人にとって、自分に手を差し伸べて助けてくれた人という存在がただの人間、恩者などではなくて、まして拝むべき神様になる傾向を繊細で丁寧に描かれています。

カルトという非常に興味深いテーマを用いて、結構不気味な雰囲気を作れたと思います。最初は、もっと見せて欲しいな、もっとこの場所や信者を見たいと思っていましたがやはり知らないものが一番怖い、ということですよね?囚われる神父と同じく、狭くて感じて息苦しくなります。

二作目はまあまあ普通ですが、表紙作のインパクトが強すぎて神にさせていただきます。

じじいはいいぞ

じじいに惹かれて本作を買いました。はい、そういう人間です。

三角関係が苦手な私は読み始めると嫌な予感がしましたが、進んだら良い意味で期待から外れました。3人の主人公はそれぞれ問題や心配を抱えながら一生懸命生きようと、幸せになろうとしています。行き来していてお互いにぶつかり合う時の描き方、この先生の心理的な描写が特に上手いと思います。同じシチュエーションを三視点からアプローチするのが中々難しいですし、悪い点もしっかりつけながら悪い人にしないのも簡単ではありません。

絵柄が綺麗で、ストーリーのテンポも良い感じです。あと切なさも丁度良い量だと思います、個人的に。

何よりもじじいは最高に可愛かったのでオススメします。

アーミッシュBL

もっと早めに読めば良かったなぁと今凄く反省しています。だってこれが噂通り名作ですもの。

アメリカ生まれ育ちの者としても、アーミッシュというのが身近な存在ではないです。一般的なアメリカ人とは異なっていながら、信仰を含む自由の国「亜米利加」のシンボルとでも呼べるでしょう。

本作ですが、兎に角素晴らしい。主人公二人は魅力的で人間味のあって、良いところも悪いところも挙げられるキャラクター。このラブストーリーも、リアリティがあって質感がとても良くて、ペースも丁度良いです。絵柄も綺麗で、とかとか。

でも一番刺さったのは、その薄悲しい雰囲気です。ずっと漂っていて、囚われるかのような重さが何となく感じられます。ああいう、ここから出ないと一生ここに閉じ込まれるだろうとの絶望と言えますでしょうか。なのにちゃんとテーマに沿った、苦味が残る後味のハッピーエンドが出来て非常に満足しています。

良かった、良かった。

Marchen コミック

琥狗ハヤテ 

グリム童話にBL

作家買いです。琥狗先生の作品が大好きで、男の描き方がとにかく理想的です。

結論から言うと、良いです!グリム童話から大きなインスパイアを受けた短編集です。普通短編集は少し苦手ですがこういう同じ主人公系のやつは比較的にもっと嗜みやすい方です。

グリム童話といった西洋御伽話を扱う漫画作品はよく目にしますが、元の物語に入っている悲しみや苦みがわかった上で扱う作品が一番満足します。これも断然そちら系で、結構重い雰囲気の中で繊細なロマンスを描くのが簡単ではないと思います。

わがままを言うと、もっと読みたいなぁ。甚だ短いです。読み終えたあとの「え?これだけ?」感が辛いです。

まあ男がカッコよくてロマンスが悲しくて美味しかったのでひとまず満足です。うん、萌にしておきます。

brainHacker R18 コミック

大介 

スライムを飼いたくなる作品

表紙作品に関して、ブラックチェリーならではのエロさですが、その中にしっかりとした温かみが入っています。これは普通に何巻も読める気がします。発想が楽しくて、絵柄も綺麗でエロ自体もバライティ豊かです。かなり満足。

他の作品は両方面白くてエロいです。Parasitoidのやつが特に気に入っていて好きな要素が詰められています。

渋めの「男性向け」っぽい雰囲気には抵抗がなければぜひお勧めしたいです。作者さんとブラックチェリーさんの今後の作品も楽しみにしています。

終わりよければすべてよし(?)

私は先生のファンで、先生が描くおじいちゃんがかなり好みです。なので期待していましたが、予想と少し違って残念でした。こんなに美しい乙女紳士おじいちゃんがいるのにどうしてノンケの息子ばかり出すだろうか!とずっと心の中で嘆きました。梶さん自体よりは息子の方が登場回数が多くて、普通に苦手な性格なので少し苦労しました。

まあでもハッピーエンドなので許してあげます。おじいちゃんが好きなら読む価値はあると思います。