童貞×ヤリマンビッチ。
おそらくノンケ(或いはバイ)×ゲイ。
大好物も大好物です。
年齢は年下(19)×年上(21)だけど、あまり年下攻め感なくて良かった。
男なのに、受けが痴女とか姫とかヤリマンとかクイーンとかカノジョとかおねえさん♂て呼ばれてるのが大好きなので序盤からニヤニヤワクワクが止まらない。
受けの雪乃は、「あらゆる男の人生を破滅させるクイーン・オブ・サークルクラッシャー」。男の群れに囲まれてチヤホヤされてる雪乃が可愛い。わがままプリンセス。
ちなみに最後の描き下ろしでは、ヤリチン×処女の場合も見れるので最高です。
その一個前の「モーニングフォーユー」が解釈自由すぎて泣きそうなったんですけど何ですかあれは(涙目)
登場人物も全員面白くて好き。
旭(攻)、雪乃(受)、雪乃の逆ハーレム軍団(顔がいい)、雪乃の両親、旭の兄、旭宅のメイド三人(一人はメイド♂)
そして何より平成4X年が舞台だから、同性愛・同性婚に偏見や嫌悪がなくて幸せ。
雪乃の両親は、幼少期からしてる息子の男遊びも怒らないし、旭を連れていったら当然のように雪乃の彼氏として扱うし、旭兄のほうも結婚相手に雪乃を連れて行っても性別を言及する発言もしないから、読んでてめちゃくちゃハッピーになる。
こういう設定増えて欲しいなあとしみじみ思いました。
年上(33)×年下(23)、10歳差。
この位の年の差の年上×年下が大好きなので期待大でした。
攻・悠真
受・戒
戒は幼少期から父子家庭。不倫して出ていった母似の顔が原因で、父から愛されずファザコンに。
そしてパパ活へ。戒の気持ちと正反対の気持ちを持った典型的おぢを見てると、初期のガチのパパ活スタイルに戻って欲しくなる。
挿入はなし。
あるのは兜合わせ、フェラ(攻受両方)くらい。
兜合わせしてるときの体勢が、仰向けの戒に悠真が跨るんですが、ちょっとリバというか……悠真が上に乗った騎乗位に見えるのと、その後の会話でポジション確認(相談)してたのが残念だった。
現実じゃなく創作なんだから、ヌルッと自然に上下決まってて欲しい。
戒に対して、自分のことをギャルだと思ってるの可愛いな、って悠真に思われてるの可愛い。
ぜひ続編等で、年上の男に抱かれる戒が見たい。
オムニバス形式だが満足感がある。物足りないとか続きは!? ってならない。
・一作目
巨根を理由になかなか本命に手を出せないでいた攻めと、それに痺れを切らす受けというドンピシャに好きなシチュ。
性的指向をカムアウトすると同時に、「男をベッドの上でメスにするのがたまらなく好き」と言った攻めの言葉を数年越しに持ち出して、「俺今、女みたいになってる」って蕩けてるシーンで、全烏丸が射精しました。
・二作目
年上変人変態攻め×年下変人誘い受け。
途中出てきた受けの友人が、17歳年上の男と付き合っていて、お互いベタ惚れデロデロ甘々だったのでこのカプも見たいなーと思っていたところ、表題作の終わりに二人の話があって大歓喜。
出会いが予想外で、下ネタへの持っていき方もスムーズで面白く、長めの尺で満足。
・三作目
この話もこれまた好みで……。
33歳バツイチノンケおっさん×16歳美人ゲイ高校生!
こういう……こういう(成人×未成年の)年の差を待ってた!
二作目といい、この作家さんの描く年上×年下が刺さる。(この本限定かもしれないけど)
・四作目
ノンケ×ストーカー。
ストーカー受けの時点で神。
・五作目
後輩×先輩。
後輩からの告白を「保留」にした先輩が、大人になって再会して、告白の返事欲しくないのかな……とか考えて、立場が逆になってるのが可愛い。
年上×年下。(多分)ノンケ×ゲイ。
厳つい見た目のせいで人や動物に距離を置かれたり怖がられることを落ち込みながら話す攻に、ギャップ萌えを覚える受。
攻の左手の薬指に指輪が嵌ってて、攻は妻帯者だからこの気持ちは隠さなきゃ……と思いつつ、攻を想いながら自慰をしちゃう受。
しかもまさかの角オナしてて大変エッチでした。商業BLでは初めて見るシチュだったので大喜び。
多くは、受の部屋か猫カフェで話が展開する。
9割が二人の絡みシーン(いやらしい意味ではなく)なので、充足感がある。
受が恋愛不信になった原因の元彼(ゴミ寄りのクズ)も登場しますが、攻の対応がスパダリすぎて不安なし。
攻の義妹の母親(攻の義母)が学歴至上主義で、最初の一瞬の登場では結構癪に障る。
この件も、長々と引っ張らずにすぐ解決してくれるのがメンタルた助かります。
まさに二人のやり取り、関係に萌えるためのBL小説。満足の一冊だった。