はあああぁぁぁぁあああ!!!!!!
もう〜萌えすぎてもうーー!!絵もストーリーもキャラも全部良すぎて語彙力が吹っ飛んでます。
とある不思議な下宿先で生活中の貧乏大学生小宮くんと下宿先の大家であるニシさんの物語。
小宮くんのビジュアルがザ・現代の若者って感じでそのきゅるんとしたお顔にまず萌える。ニシさんが諸事情によりいたいけな幼児になってしまうのだけどその愛らしいショタ姿に萌える。そしてニシさんが成人男性の姿に戻った時のギャップよ。ハンパない大人の色気に萌えてもう、萌えの大渋滞。ニシ氏に健気で一途で素直な小宮くんに何度きゅんきゅんさせられたか。がんばれ小宮くん!君の赤面顔がもっと見たいのだ!!と応援しながら読み進めました。
tacocasi先生の描く作品はどれも私の中で神なので今回も期待大でしたが、これは読んでみるとその期待の遥か上空を飛んでいる作品でした。先生の描くどこか切なくて、淡くて、不思議で儚い恋模様がだいすきです。練られたストーリーも描き込まれた背景も全部全部だいすきです。さりげない、けど心にグッッとくるキャラクター達のセリフ回しと所作は先生の輝くセンスがあるからこそです。
小宮くん!ニシ氏!読了後にこんなにも満足感と萌えを与えてくれてありがとう、、これを書いてたらまた2人に会いたくなったので2週目行ってきます・・!
好きだから大切だから離れようとしたのに、いつまでも後ろをくっついてくる雛鳥が可愛くない訳ないじゃない、、夢に見るほど想っているのに、その愛を受け入れてしまったら自分の中の矛盾に首を絞められる矢代という人間が可哀想で可哀想で愛おしい。裏社会で泥水啜ってまでも追いかけたくなるほど美しくて儚くてかわいい人。毎巻読むごとになんでこんなにもこの人に惹かれてしまうんだろう、って百目鬼の気持ちがよくわかる。
百目鬼が裏社会に残らずかたぎとして生きていたらいつかまたグレーな世界を行き来する矢代と穏やかに出会えたのかって言われるとそれは無理な気がするから、やっぱりこれしかなかったのかなあ。でも百目鬼の家族を想うと少しだけ切ない。
鳴いて飛べない雛鳥は百目鬼のことだと思っていたけれど、心の中に残るその雛鳥を捨てられず今どこにも飛べずにいるのは、矢代なんだと思わされた7巻でした。私はやっぱりこの2人に報われてほしい。どちらかが欠けるなんてことはなく。願う最後は、似合わない幸せに包まれて。