かいわれだいこんさんのマイページ

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女性かいわれだいこんさん

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―この婚姻は、幸せだったか。

―この婚姻は、幸せだったか。
この問いに対するセナの答えが何度読んでも本当に心に残ります。

激動の世界を、陛下とイザクがそれぞれの愛し方でセナを想うふたり。
セナと出会い心を取り戻し、全てをかけてセナを生かし心の宿る言葉を伝えたイザク。
そして、「どうかセナが生きる世界が美しくありますように。」とセナを想う陛下の愛し方がとても好きです。

ついに合冊版の発行、そして紙書籍化!本当に素敵な地図まで!こんな素敵な商業化を実現してくださった関係者の方々に感謝の気持ちしかありません。
たくさんの方に読んで欲しい名作です。

佐伊先生の書く壮大な世界観と不器用なふたりの男の愛

主人公セナは「惹香嚢」という臓器を生まれ持ってきていてそれを理由にレスキアという大国に男の身で嫁ぐことになります。
タイトルにもある通り竜王のお相手を巡り物語は進んでいくのですが、その過程と明かされる数々の真実から目が離せなくなります。

そしてなんといっても攻めがふたり。このふたりのどちらも不器用でそれぞれの愛し方でセナを想っているのが本当に苦しくて切ないのです。

過酷な道を歩んできたセナが最後に行き着いた先に胸がいっぱいになること間違いなしです。

作者様の全ての作品でいえますが、作り込まれた世界観に圧倒され、魅力溢れるキャラクター達は生きてるかのような気持ちになります。そしてそれを支える文章力、心に残るセリフが溢れています。

精霊を宿す国

ここまで広がった風呂敷をこんなに綺麗に畳めるものなのか。何度読んでも圧巻の最終巻だと思います。
登場人物たちみんなが愛おしい。わちゃわちゃとしたラストを読んでいると涙が出てくるそんな作品です。
この壮大な物語をひとりで多くの人に読んで欲しいと願っております。

「あなたが、あなただけが、俺の、唯一無二の、半神でございました」

好きすぎて長らく感想が書けなかった巻です。
起承転結の「転」の巻、過去が明らかになり今までの謎が一気に明かされます。鳳泉の章を読んでからこの話は一生自分の中で大切な物語になると確証しました。
愛とはなんなのか、それがこんなに苦しいのになぜ貫くことを選んでしまうのか。
カディアス様の王であることとトーヤを想う気持ちの葛藤が本当に苦しいです。この過去を知ってから前の巻を読むとカディアス様の見方が必ず変わります。
トーヤの心の変化も何度読んでも良いです。カザンが土壌を作り、カディアス様が種を撒き、水を注いできたという表現が作中にありますが本当にその通り。
半神とは、唯一無二とはなんなのか、本当にたくさんの方に読んで欲しい作品です。

5つ星のうち5.0 「いつかまた会える時 胸を張って伝えられたらいいな」

最終巻、読みました。この手のテーマ本当に難しいと思うのですが、すごくいいラストだと思いました。
事故死した恋人を忘れられない由良ちゃん。そんな由良ちゃんをずっと待ち続けて6年、高校生だった羽賀は先生に。
忘れるとか忘れないとか、そういうのではなくて。忘れたくないという気持ちごと包み込む羽賀。由良ちゃんの心の動きと葛藤が苦しいぐらいに描写されていてそこからの羽賀の涙が印象的でした。そして番外編がよかった。由良ちゃんの考え方が変化して前を向いていてよかったです。

イルカの耳骨 コミック

 

「その執着で 俺を生かせよ」

灼先生の新刊、楽しみにしていたんです。
食事すら疎かにして執着がない攻めと必要とされたい受け。ずっと攻めのお願いを聞きたくて、でも求められてないと思っている受け。そんな受けには王様の様にお願いする幼なじみもいて。
攻めの千晃の真っ直ぐだけど分かりずらい愛が刺さります。そばに居てくれればいいんだと心から思っているのに、何もお願いしてくれないと捉えていた浅見。そして宝の浅見への複雑な気持ちがぐるぐると絡まっていてもどかしい。
書き下ろしで浅見がわがまま言えるようになっていてよかったです。
灼先生の先を考えさせるような作品も大好きですが、今回は宝の感情を考えてしまいますね。

「僕は音喜多さんをがっかりさせたくないと考えているようなんです」

待ってました。スクランブルメソッドの新刊。そしてとても良かったです。
教授の感情が育ちかけていると感じる場面が多々あり、感動しながら読み進めました。
そして音喜多の大きすぎる愛。本当にどこにでも駆けつけてきます。
汐月の見合いを断る話、教授の部屋のエアコンが壊れる話、本作冒頭で詐欺に合いそうになっていた田之上の相続問題の3本。
今回の個人的にインパクトに残ったのは教授がお風呂に入らないと埃くさくなるという所。音喜多、教授の頭洗えてよかったですね……。
教授の音喜多への感情と向き合おうとする所も、お話自体も本当にどこをとっても良かったです。
まだまだ続きが読みたい!そんな作品です。
シリーズ未読の方、新刊の機会にぜひ。おすすめです。

「俺は絶対堕ちません」

高いところが苦手で怖がりな千歳とペアになってしまったカズイ。
居場所がなくて愛されたいのに、欲しない。そんな千歳に精一杯向き合うカズイ。
神様から欲しかったものは全てカズイがくれた。ずっとカズイの無事を祈り続け、絶対堕ちないと強い決意を持つ千歳は弱虫なんかじゃないんですよね。
月光ペアとの絡みも微笑ましいです。
ただの「千歳」として過ごす日々が幸せでありますように。

「最後まで、お前とペアだ」

1945シリーズ、復刻の第3弾。
月光ペア、表紙の笑顔が眩しい。
六郎がラバウルに着任してすぐに喧嘩をしていた恒に遭遇し、後にペアとして月光のパイロットになることに。
とにかく飛行機が大好きな恒が守りたいのは内地にいる家族。
1番になりたかった恒を1番にした六郎。恒のペアという言葉に込められる強い想い、初めに出てくる鷲の番の描写からのペア、番のようなものっていう表現が本当に好きです。
後半の六郎の必死な想いと叫びも、花火の名前も。
書き下ろしもすごく良かったです。六郎との想い出の物が大切でパイン缶の空き缶も拾いに行きたい……。そんな恒がかわいいです。

「連れていく きっと、いつかこの枯葉が助けてくれる日がある。」

タイトル通り、真弓が就活を駆け抜けました。みんなの成長が胸にくる。なんとも感想が難しい。でもここにたどり着けて、それを読むことが出来て良かった。 「助けて」と言える力があるということを忘れないこと。 どんどん物語が終わりに向かっていくのをひしひしと感じます。 みんな大人になって……巣立っていくんですね。 また最初から読み直したくなります。