本編「ヒズ・リトル・アンバー」過去のお話です。
全力で色気溢れる男達を描かれる先生…、1ページ目で…まず可愛さがスケールアウトしてます。あの色男の神のナツメ先生が…こんな可愛いまでハイスペックだと…もう…神です(語彙力)
琥士郎の小さい頃のお話なので、とにかく可愛い、とにかく可愛い、とにかく可愛いのですが、後半になるにつれ、可愛さと愛しさとエモさと…源慈さんが琥士郎を見つけるシーンからはもう…涙涙で…!!この短編でこんなに笑って泣いて笑ってを繰り返させて下さる先生はやっぱりすごいなぁと実感した小冊子でした。
ナツメカズキ先生の真骨頂、色気と、反則級の可愛さ、控えめに言って最高です…!!!
これが…本当にデビュー作家さんの作品なのか、と驚愕しかありません。
(正直失礼ながら…作家さんの中には表紙絵は超美麗なのに中を開いたら心なしか美麗さが……という作品もごくたまにありますが……ユノイチカ先生は表紙から裏表紙まで1ページも美しさが減らない!!!)
美麗すぎる絵、読みやすいながらも綺麗な異国情緒が漂う壮大なストーリー、その中に自然と溶け込む可愛いコミカルさ、帯にある「こんなBLファンタジーを待ってた」の一言に尽きます。いや、むしろ、「こんなBLを待ってた」と言っても過言ではないです…!!
優しさとドキドキと切なさの詰まったファンタジー。早く続きが読みたくて、単話版を即買ってしまいました。
作家買いです。
シリアスめが多かったり、他の方も書かれている通り、不幸受けイメージの多い麻生先生作品。ですが今回は「恋愛を描きたい」とおっしゃられていた通り、恋がとても丁寧に描かれています。
伝える方法、響き方、気持ちの表現、言葉選び、どれもが繊細で美しい。
孤立する音楽家と難聴者。障碍がある作品は、どうしてもどこか暗くどこか辛い恋のお話になりそうなイメージですが、麻生先生のこの作品は、それより「恋をすること」「伝えることと、伝わること」その主軸がしっかりあるので、とてもあたたかい気持ちで読めました。
音になっていない言葉の表現が色々あるのも良かったです。
五十鈴(受)の表情が可愛くて、十嘉(攻)の行動がある意味とても素直で若くて良い!!
読んでいるうちに、表紙のイラストの攻めの表情の意味が分かり…キュンキュンしました…!
早く続きが読みたい…!!!