柊が可愛すぎるし、シズちゃん怖い子…!
露わになるシズちゃんの本性(?)にいい意味で震えながらあっという間に読了しました。
あと、柊編を読んでいて思ったのがアニメ主題歌キヅアトの「君が置いてったものばっかが僕のすべてになったの」という歌詞とのリンク。
カリスマ的だった由紀(=君)がいなくなって、当たり前に隣に居続けるシズちゃんこそ自分の全てなのだと柊(=僕)は思い知ることになったのかな…と考えました。
また、その一方で柊だけが全てだったシズちゃんが執着に似た愛情を抱いて、試すように柊に迫るのに胸がキュッとしました…。
柊編はここで一旦完結かな…?
ギヴンメンバーについては、秋彦がかなり人間っぽくなって一安心するものの、高校生組にもうひと悶着の予感…?
先生永遠に連載して…!!
『跪いて〜』で先生を知ってからの2作目読了。
ネタバレ注意です!
彼らと同年代ということもあり、
設定に最初は戸惑ったものの里見のバックグラウンドを知り、巻末の先生のコメントを読んで、彼の心に空いた計り知れないほど深い穴と彼の世界を取り巻く暗闇のような絶望感に胸が痛みました……。
今まで読んだ作品の中でもトップクラスにヘビーな過去でした。心して読んでください。
ガラス玉のように透き通った里見の目は力良の姿が写し、自由の象徴たる空の色に輝く。
他の方もおっしゃっていますが、読了後に改めて表紙を見て感動しました。
里見は力良に必要とされたからこそ初めて自分の存在意義を確かに感じられたのかな…と表紙と扉絵を見比べて思いました。
変えられも戻れもしない過去に囚われずに、明日を未来を見て生きていかなければならないのだと…
もーーーーほんとに幸せになってくれ!!!!!!
現場からは以上です。
(私事ですが初レビューです。)
エスケープジャーニーぶりのおげれつ先生の作品!
今まで何故か先生の作品を敬遠していたのですが、過去の私を殴りたい!!!!!!!
特に攻め様のバックグラウンドが重く、ジメッとした世界観の中で話が進んでく本作。
設定ゆえのドン底展開に身を構えるも、物語の随所に散りばめられるドラマチックさが効いて、重厚感のある話なのに鬱にならずページを捲る手が止まらない……!
主人公2人が歪な2つのピースが合わさっていくように、精神の未成熟さゆえに衝突しながらも進んでいこうとする姿がもどかしくも愛おしくて。
陰湿な路地裏に一縷の光が差しこむような結末に胸がいっぱいになりました。
あと…
おげれつ先生の毛の描写が好きです!!!!
フ○ラさせる時のチ○毛が特に。
あのリアルに艶っぽくて絶妙な縮れ具合で喉に詰まりそうな感じが……!!
シリアスとエロの塩梅が絶妙で最高の一言に尽きます!情緒不安定!
完全無欠の神作品でした。