非常にまどろっこしいです。
すれ違いものは大好きですけど今作は2人がすれ違う要因となった事件のこともなかなか明かされないし、攻めがどうして受けを見捨てるような行動を取ったのかは終盤まで明かされません。それが今回は悪手のように感じました。ずっと気持ち悪いヤキモキが続いて読んでいてあまり気分は良くありませんでした。
もちろん攻めの心情は予想できていたし、実際予想通りでした。しかし予想通りすぎて拍子抜け。ここまで引っ張ってそれだけなのか…と少々がっかり。
そもそもアンジェリンが襲われて自分も触発されて襲わないように避けるのは分かるんですけど、なんでその後睨んだの???そのあともずっと弁解せず放置したくせにずっと好きだったなんてアンジェリンでなくても読者である私も信じられません。
あとはアンジェリンもお人好しすぎて…自分を騙して裏切った人のことを可哀想だとか、なぜ!?
容疑者たちも3年経った今になって調べが来たから謝罪と後悔を述べてましたけどそれだったら自分から謝りにきたら?とモヤモヤ。しかも容疑者同士で結婚して子供までいてなに?って感じ…ついていけない。
あらすじで期待していただけにがっかり要素がたくさんあって残念でした。
受けが情緒不安的すぎて…感情の起伏についていけませんでした。
許せないことは許せない、殺したい、消したいと綺麗ではないドロドロとした感情をストレートに言える子なのは好感が持てるけど、けど…私の中で首を傾げてしまう部分が多かったです。
あと言葉遣いで躓くことが何度かありそれも物語に入り込めない一因でした(「久家さま」は畏まりすぎだし…とか)。
あと何より私は斉城さんという人間を理解できない。ずるくてだらしなくて上司として信頼できる姿があったとしてもそれにしてもマイナス。
ラストも不倫相手と元妻が仲良くするなんてあるか…?都合良すぎでは?と。またその2人とも交流をしている歩和のこともまた理解できない。歩和がそういう人間なんだと物語を通して分かっても、読者としての感情は置いてきぼりで私だけずっと憤っている、ずっと許せないと思っている。私の価値観とは違うんだなと。そういう意味で趣味じゃない〜中立評価。
いつか殺すべき人を、愛した。
嘘だと知りながら、愛された。
こんな素敵な帯がついていたので、思わず購入しました。あらすじを読んでみてもいい感じ!嘘と偽りにまみれた切なく甘いラブストーリーは大好きですからね!…と意気込んで読んでみたんですがあまりにも盛り上がらない!!!例えば大きな壁を乗り越えるために前段階として小さな障壁をクリアしていく、なんて言うのは物語のセオリーですが、今作は小さな障壁の連続で山場がなく、全く盛り上がらなかった。物語の道筋もそのためかよくわからないまま終わりました。私としてはそんなにシリアスでもないしむしろ都合良く進んだ、という印象です。
その原因はいろいろあると思うのですが、まず設定が活かしきれていないのでないかと思います。
兄二人に犯されている受け、そして媚薬を盛られて帰ってきた。その受けに断りもなくキスする攻め…え〜デリカシーなさ過ぎでは?まあ受けも嬉しそうにしてたのでいいのですがその時点であまり性行為というものに受けはトラウマは持っていないのだな、と。その後もあまり葛藤もなく自分から体を売ろうしたり…だったらこの設定いるかな??って思ったり。あと王政打倒を掲げ、受けを裏切ってきた攻めですが、その肝心の王政打倒もほとんど描写なく呆気なく終了してしまい、んー!?山場どこ??ってなってしまいました…
納得できないことが重なってこの評価になりました。
最高でした…。
教師と元生徒、年上、年下、恋愛における経験の差…この2人って色々デコボコカップルだと思うんです。けれどどこまでも対等な恋愛の形をどこまでも優しく描いてくれたな、と思いました。教師と元生徒というのも恋愛を始める枷となるのではなく出会いの場としての要素として光っていました。この一冊どこをとっても優しいんです。それはなぜか考えたのですがすれ違いがないんだと思いました。恋愛の物語を描くにあたってすれ違いは物語に緩急を付けるためだったりよく使われると思います。しかしその過程ってストレスに感じてしまう事もありますよね…。でもこの2人は大きなすれ違いがない、それはこの2人が変なプライドもなくちゃんと言葉に出せるからであり、2人がどこまでも対等な関係に思えました。とても純粋でキラキラな恋愛模様ほんとうに素敵。私の2020年後期のベスト10入り間違い無いです。
待ってました3rdシーズンのコンビネーションCD!指折り数えて発売を待っていましたよ!2枚組で総収録時間なんと2時間36分!!!大ボリューム!
コンビネーションCDはそれぞれのトラックを聞いてから最後のカップルのセックスパートを聞くとあの時言ってたやつこれだ!ってなって楽しいですね。小ネタが効いてて一つのCDとして面白いです!あぁ〜やっぱり男はじシリーズ最高ですね!ありがとうシンジャーベリー!今回も大変、大変楽しませて頂きました!特に語りたいトラックを抜粋して感想を!
track4(藍&八雲)
八雲先輩が江純のこと「ウチの」って言った!ウチの!ウチの(江純)!
かーーーーっ!堪りませんね!八雲×江純カプは結構衝突も多く、言葉遣いとか遠慮のない感じがあると思うんですけど、慣れ親しんだ相手だというニュアンスが伝わってきてこの一言で永遠に萌えてられるんです、オタクなので。最高。オタク楽しい。
track6(藍&響己)
ナナオは男はじシリーズで一番巨根だと思いますが、やっぱり挿れる時ナナオ、キツそうなんだね…!体格差ありがとうございます!上手く緩めてやりたいなんて…藍健気で可愛い〜!でも藍のこと可愛いって言う響己くんも可愛い!!
track8・track9(藍&久世)、 track24(八雲&久世)
藍&久世先輩ペアの会話すごく楽しかった!藍もはじめはナナオのストーカーしてたから久世先輩との相性いいですね。
あと響己くんのこと語る久世先輩ほんと好き。恋人の前に一ファンで、オタクなんです!そうやって神格化して自分が触れることも恐れ多いと思ってるのにその響己くんとセックスしてるんですよ!恋人なんですよ!ヤバイ!
…にしても波多野さん演じる久世先輩が本当にオタクでめちゃめちゃ笑いました(笑)なんだこれ面白すぎるでしょう。ちなみにtrack9の1:36『ここの表情!』ってセリフが一番オタク感で出て大好きです。要チェック!
track22(八雲&響己)
響己くん八雲先輩にただピアノの弾き方聞くんじゃなくて、トレーニングの仕方を聞くのほんといい子。努力家でうちの推しが今日も尊い。
全トラック聞いてMVPは八雲×江純カプですね!最高エッチ!
畳エッチも可愛かったし、耐久セックス中の足舐めで笑い合ってる2人が可愛くて可愛くて幸せだなーと漠然と思いました。この日常がずっと続いて欲しい。このカプ一生推す。2人はカプ推しです。
ただ八雲先輩が江純のことを他のトラックで色々と語ってるんですが、江純って結構自分から誘うし積極的だと思ってましたが、意外と品性方向なエッチばっかりしてるの!?って驚いてしまいました。だって江純、実は2人のセックスこっそり録音してひとりエッチしてるんですよ!?!?八雲先輩が言えば全部やらせてくれると思うから話し合って!!!頼むよ!八雲先輩S味があると思うんですがそういうプレイも是非聞いてみたいです…。でももっと色んなプレイしてみたいと思ってる八雲先輩可愛いですね。ちょっと不憫ですが…笑
今回も最高でしたがまた3rdシーズンのアフターディスクを出してください!お腹いっぱいになるほど楽しませていただきましたが、でももっと聞きたい!また3rdシーズンのみんなのドラマを聞ける日を楽しみにしています。
男はじシリーズとしては次は4thシーズンのアフターディスクでしょうかね…?なんにせよ楽しみです!男はじ大好きだ!
表情には出さないけど受けを絶対逃さないマンの攻めです!溺愛!
裏からあの手この手で受けを逃すまいと策略を巡らせています。終盤で実はそうでしたって展開ではなく序盤から受け攻め両視点で進むので攻めの気持ちも最初からドーンと開示されています。分かりやすく受けが溺愛されるお話が大好きなので楽しめました。
あと個人的萌ポイントは天涯孤独になった受けを攻めが引き取り育てるってところですね。紫の上系のお話も大好きなんです!ただ攻めが受けを好きなった理由がちょっと弱いかな…。尻尾触られて欲情?それだけ?結局は肉欲なの!?いや多分受けにされたからこそ欲情したって言う話だとは思いますがそれまでのエピソードが薄いのでイマイチ説得力に欠けるかなと感じました。