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女性yuniさん

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キャラクターが魅力的

面白すぎて一気読みしました…。
一冊で終わらせちゃうなんてもったいない!欲を言えば是非シリーズ、せめて上下巻とかで、もうちょっとじっくり読みたかった。
超劣勢から国奪還を目標に進んでいく過程で、色んなことをやっていくが、大きな転機になるイベント以外は大胆に割愛されていて、かなりすっきりさくさく進んじゃいます。メインの受攻キャラがとっても魅力的だけど、他にも近しい仲間で気になるキャラが何人もいたので、彼らについてももっとよく知りたかったし、主人公と仲間たちの絆を強めていったのであろう途中のイベントももっとたくさん読みたかったです。よく言えばくどくなくて良いのかもですが、個人的には長編ファンタジーとしてもっと長いことどっぷりじっくりこの世界に浸かりたかったなぁ、と残念に思いました。

1ミリの隙もない甘々

ほんの1/3程度読んだだけなのに、なぜか、もう何巻も長いこと見守ってきた二人の話を読んでいるような気になるくらい、びっくりするくらい‘好き’が強く伝わって来る作品。
わりと恋愛はくっつくまでの紆余曲折が楽しいじゃん、と思いがちだったのを反省。長く付き合っているからこそのすれ違いや、改めてお互いの思いを確認する紆余曲折も、めっちゃ切なくて萌える…
穂木の志方好きすぎて辛い感じに胸苦しくなりつつ、クールな志方もめちゃめちゃ穂木大事な感じに盛大にときめきつつ、、胸やけしそうなくらい全く隙のない甘さに、これでもかというくらいの幸せを感じられます。

重厚なストーリーと作り込まれた世界観

ストーリー展開、世界観、キャラクターどこをとっても褒めるしかないくらいの作品でした。BL的な恋愛でなく、国の外交内政、王位継承権争いなどがっつりストーリーが読みたい方におすすめです。翻訳ですが、洋書感はそんなに無いと思います。セリフでなく文章の言い回しに多少感じる程度。
以下、読むか読まないかの判断に必要そうな部分の追加情報をネタバレにならないと思われる程度だけ書かせていただきます。

後に表紙黒髪(デイメン)が攻め、金髪碧眼(ローレント)が受けです。※1巻にそういった決定的な二人の絡みはありません。基本的に攻め目線で進んでいきます。
デイメンとローレントは隣り合う国の王子という立場で、この2国は敵対関係にあります。
1巻は関しては甘さは全くなく、攻めの奴隷扱いがかなり屈辱的で、痛々しく、本当に憎しみあってるので、無理!って方もいらっしゃるかと思います。ちなみに奴隷として差し出されるということですが、基本ローレント専属の奴隷で何でもやる召使いみたいな感じです。肉体労働とかする用にたくさん集められたうちの一人で泥汗くさい感じではないです。

ローレントが国内で王位継承を執政と争うのですが、彼らの陰謀が相当複雑で、個人的にはその攻防が面白かったです。一体何手先まで読んで手を打っているのか…こちらは基本デイメン視点なので、ずいぶん前に何の気なしに出てきたあれがこれにつながってたのか!!とデイメンと一緒にびっくりする感じになります。

1巻の紹介ページだと二人の属性的な部分がないようなので少しだけ。
デイメンは体格が良く戦闘がかなり強い設定です。性格は情に厚くまっすぐ正直で正義感が強く人好きする、王道RPGの主人公みたいなキャラですね。
ローレントは金髪碧眼の超絶美人設定。他人を誰も信じず寄せ付けない、頭の中で常に複雑に策謀を巡らせている孤高で、潔癖、冷血な王子。触れようとしたら凍るか切れるかしそうな氷の刃か何かのような印象。セリフの切れ味が半端ないです。

ファンタジーでストーリー重視、絶望も痛みも乗り越えられる方なら絶対読んで損はないと思います。私は外伝の表紙の温かさを信じて読み切りました 笑
全3巻+外伝、ボリュームもあり、話も相当重厚なので読むのに時間と体力がある程度必要になるかと思いますが、両方あるときに是非!

設定は良い、要所要所で物足りない

八十禍の王子と最後の魔女というちょっと破滅的なタイトルと綺麗な表紙、ファンタジーということで購入。正直内容のわりにお高い買い物だったなと思ってしまいました。ちょっと厳しめかもですが。

シオンに託された5人の魔女の力、何が託されているのか本人も知りません。同胞の無念を晴らすための力と思っているのですが、一つ一つ解放されていく度に託した魔女の思いを夢に見ていくうち、己に託された使命に疑問を持ち始めます。リカルドも一体何が目的かわからなかったり、少しずつ物事が動いて先が見えなくなっていくのは結構わくわく感あってよかったです。
が、なんで最後の魔女としてシオンが選ばれたとか、彼の使命とか、リカルドの思惑とかほかにもいくつか結構重要な部分の種明かし・説明がびっくりするぐらいサクッとで、個人的には え、どういうこと、それだけ…?っていう感じでした。わくわく感消化不良。
世界観も、自国についてもそうですが出てくる他国の説明も薄いです。
背景がいまいちはっきりしないからか、キャラにもそんなに魅力を感じず…いや悪くはないと思うんですけど。※私は気にしませんが受けの一人称が我で、口調が昔の人風
総じて、設定はいいのに色々薄くて、盛り上がりに欠け、消化不良でした。

二人のやり取り楽しすぎ

ああ言えばこう言うな感じの漫才みたいな二人のやり取りが終始楽しい。
ほんと絡みシーンですら終始コミカルとか、どんなよ 笑
ケンカップル好きなので、めちゃツボなカプでした~

から回る昂大かわいい。てゆかなんか愛しい、絶対幸せになってほしい。そう思うのは実は結構悲しい過去を自分なりに一生懸命受け止めて頑張ってきた背景があったからだなと思った。
ツンしかないと思いきや全部デレ(自称)の実は溺愛属性な遠藤のギャップにも萌えたし…正直はじめ甘さゼロのすんごいクールで、どうしたことかと思ってたので、結構まさかでした。そうかデレなのかと知ってからの遠藤のツンツンはもはやかわいくしか見えん。サブキャラたちもいい人たちばっかで、幸せ…。


遠藤の「声出すとこと黙るとこの解釈が不一致すぎる」発言に吹きました。
細かすぎだけどどうしても書きたくて書いちゃいました 笑

がっつりファンタジー

とりあえず榎田尤利先生BL新作ありがとうございます!!
それがとりあえずすごいうれしかったです。
非BLも含めほとんどの作品読んでいるはずですが、ここまで世界観からがっつりファンタジーは初めてなのでは…?

普段よりキャラクター要素が控えめな感じで、どちらかというと世界観要素強めな印象でした。BL的な要素には十二分に萌えましたが、メインストーリー的な部分がまだ全然終わってない、むしろこれから。続きものなのでしょうか…?続きますよね??すごい好きな感じなんですが、明らかになってないことが多く、気になることが多すぎて…。続きがあるのか定かでないので今回は萌萌…、このストーリー部分完結までやるなら文句なしの神作品。

神と鬼と人、中華ファンタジー

人がその行いにより神になったり鬼(魔の物)になったりする世界が舞台の中華ファンタジー。
ざっくり大筋は
その行いから神になった謝憐が、人界で起こる様々な鬼がらみと思われる事件に対処するため奔走します。三郎は人界の道中で出会った、天界・鬼界にやたら詳しい少年で、成り行きで生活を共にし、後にとある事件に一緒に向かうことになるが…。
というところですかね

1巻ではアニメ+αくらいです。想定してたのでむしろ+αあってうれしかった 笑
文化の違いからかアニメ1度見ただけだと訳わからなかったところが、小説でしっかり補完されました!逆にアニメ1度見ると、小説読みながらの脳内映像化がめちゃ捗るのでおススメです。

登場するキャラクターのせいか、全体的にコミカルで今のところ雰囲気は割と明るめです。魔道祖師が重いツライ暗い(でもオモシロイ‼)かったので、メンタル気にせずにいつでも読めそうでちょっとほっとしました。今のところは!まだ色々なんでもありうるので警戒はしつつ、2巻楽しみ!早く出てほしい。

彼らの一生をずっと読み続けたい!

めっちゃくちゃ楽しみにしてました!
相変わらず漫才のようなやりとり、楽しすぎる、大好きすぎる。
計のツンツンが、潮のありとあらゆる行動が、全部お互いへの愛情で、あまあま幸せな1冊でした。はぁー満たされた。。。

既刊(皆川君達、設楽さん達の巻、ファンブック?含め)であったの印象的な出来事の裏側とか、その前後の話が盛りだくさん。
計と潮の両親のなれそめや、計と潮の子供のころの話もあり、彼らが出会って惹かれていくルーツを知れた気がしました。
こういうエピソードは自分の中でより世界観、物語が補強されて厚みが出るのでいいですね~。

まぁとにかく、私の知らない二人の新しいあれこれがまた読めてマジで幸せだったという話!
ほんと一番好きなシリーズなんで、続編ぜひ出てほしい!
ふたりの一生分、ずーっと読んでいられたら超幸せだなぁーと思いつつ、とりあえずまた1から読み返すんだ

甘ったれ我儘王子の成長&奮闘劇

細かい内容は書きません。
ストーリーとキャラの設定をざっくりと、、

ファンタジーですが、魔法とか妖精とか出てくるようなポップなものでなく、腐敗した君主政を改革すべく知略策略をめぐらせ合う、割りとドロドロした王宮ものです。
ストーリーはこの政治的なあれこれが肉厚で、終盤まではBL的な要素は根底にはありつつも、前面に出てくることが少ないです。でも話がめちゃくちゃ面白くてそんなこと気にもならなかったです。

エセルは相当ひどいダメ王子で登場するので、これは一体どうなることか、、と思いましたが、国を変えると決意してからの成長は目覚ましく、すぐ好きになりました。
王宮ものらしく誰が敵か味方かわからない状態で慎重に動くジリジリ感や、今までの遅れを取り戻すように成長していくエセル、少しずつ味方が増えていく様、政治的な知略バトルが丁寧に描かれていて、めちゃめちゃ引き込まれました。一気読みしちゃいました。

オズワルトの情報が少ない(男前、腹黒しかない 笑)のでちょっとだけ補足しておこう。。賢く努力家・野心家で、自らの野望のために行動する二面性もちで、地の性格は悪め。エセルへのちょっとこじらせた思いと執着があり、なんと言うか難儀な男です 笑

あとは、エセルの味方として出てくる主要キャラ(男)がとても良いです。彼とエセルのやりとり、また彼とオズワルトのやりとりが、シリアスでギスギスしたストーリーを少し和やかにしてくれます。

なんと表現したらいいか、、すごくしっかり最後まで描かれるので、読後も読みきった感があってスッキリでした。がっつりストーリー読みたい方にオススメです!

歩の成長に感動!

あらすじがそれはもう散々なので、読むのを躊躇する人がもしかしているかもしれない 笑
私も最初は、記憶喪失だけでも結構辛いのに結婚やら子供やら言ってる、読むの辛かったら嫌だなあって思いましたけど、、、安心してください!西条くんは、記憶が無くなっても清々しいほどに西条くんでした 笑
細かいことは描きませんが、これだけ信じて読みはじめてもらえれば問題ないかと思います!
あとは、個人的には一個前に出た番外編を是非読んでから、こちらを読んで欲しいなぁ、と思います。あの番外編は私のなかでは3巻扱いなので~

そして歩が精神的にも霊能力者的にも強くなってて、感動しました!修行すごい頑張ったんだなぁ、、そして戻ってきて早々にものすごい大変だったけど、最後までへこたれずにやりぬく様に感動!
お話はなかなかエグい展開かまして来てますが、雰囲気は相変わらずコミカルです。西条くんも歩のお父さんも清々しいので、変にもやもやせずに読めました。

終わりに、やっぱりこの二人好きだなぁ、また続編出たらうれしいなぁ、と思いました!