お互いの傷を知り、言葉にして、愛を伝える。
3巻に渡って、壮大な愛と神話の物語でした。
なぜオメガとアルファという存在が生まれたのかを、神の創造と人間との種の関係を交えながら神話的に描き、愛とは何かを教えてくれるお話でした。
文明の発展や、人の暮らし、自然との向き合い方など、物語のベースとなっている世界観も丁寧に作り込まれていて楽しいです。
主人公の神様のクロと、元は生贄の人間ルカの関係性が深まっていく過程も素敵ですし、その2人を取り巻く神様たちも必見の3巻でした。
そして、ラブラブシーンも多いのに、なぜか心がほんわかしてしまうこの魔法に皆様もかかっていただきたいですね✨
続編のオムニバス的な短編集も決まっているそうです。また、みんなに会えるのだと今からとっても楽しみです。
6巻も爆笑しながら読ませていただきました!
疲れも吹っ飛ぶ、怒涛のギャグエロ
粕谷と葛谷、喧嘩するほど仲がいい!
でも今回もケンカップルには届かず...なんですよね...!
焦ったさの極限を超えて、もやはこのままでもいいのかも?なんて思い始めてきました笑
やることやってるのに笑笑
ぎゅっとくっついたり、なんだかんだ泣いてると可哀想になっちゃったり、お互いのこと思ってるようで急に突き放したりと距離感が本当に絶妙で面白いです。そこがこのハピクソの魅力でもありますよね。
帰省回もわちゃわちゃしてるし、なにか大きい出来事があるわけではないのにチョコミントだけで大波乱、おもしろいです。
周りのキャラもたってて、思う通りに行かない2人
はらだ先生の漫画を現在進行形で読めていることに、感謝ですね。
7巻も本当に楽しみ!
前作「明烏夢恋唄」が好きで、今作を知り購入しました。
かすみ楼という遊郭が舞台なのですが、全作以上に世界観や人物像の描写が深くて。
BLですが歴史ファンタジーを読んでいるような素晴らしい作品でした。
(前作を読んでいるとより楽しめますが、単品でも大丈夫です。)
テンポ良く進むストーリーの中にも、不穏なソワソワとする展開と、鬼と陰陽師という立場だからこそ上手くいかない恋...禁断ラブストーリー的展開。
ただ、2人以外のキャラも良いですし、妖怪という異世界の設定や過去の話、自分の性格に対するコンプレックスなど全てが物語の核をまとう大切な要素で、読後の満足感がとてもありました。
恥ずかしいですが、私は切ない2人のすれ違いに萌えるタイプですのでそこも充分満たされましたし、
夜のシーンも扇状的でした♡
私は史実や伝記を元にしたフィクション、妖怪やその世界観、そして遊郭という舞台好きなので同じような趣味の方は絶対買いですね!
遊郭BLでストーリーが深いものって中々出会えないなぁと思っている時にこのシリーズに出会えたので嬉しかったです。
次作もあるようなので楽しみに待ちたいと思います。BLって本当に心の栄養になりますね。
BLを読み始めて約10年になりますが、最近は自分の性癖にヒットする作品に出会えずにいました。胸が苦しくなるようなあのドキドキや切なさをもう一度心から味わいたい...そんな風に感じている方々に是非読んでいただきたいと思いました。
「スパダリで眩しすぎる程のα × ツンデレで家庭環境に恵まれないΩ」
高校生のオメガバースですが、王道のドキドキがこれでもかと詰まっていました。それが胸焼けするほどの詰め込み具合ではなくストーリーに沿って綺麗にはめ込まれています。この後の展開が予測はできるのに、ハピエンだとわかっているのに二人の関係性にドキドキして切なくて......。
色々な困難を乗り越えた先の受けの笑顔ほど心満たされるものはありません。
そして、一コマ一コマが美しくて。髪の毛にしても瞳や指先どれも惚れ惚れしてしまいます。表紙買いの方が沢山いらっしゃるのもわかります。
続編制作も決まっているそうなので、また新たな二人の物語が始まるまで何度も読み返そうと思いました。
やっぱりBLはこうでなくちゃね!!と初心に返れたとても素敵なお話しでした。