5巻が発売されると発表され、予告の絵をみてから覚悟はしていたのですが
読み終わった今、涙が止まりません。
ギャグ漫画だと思って読み始めたこの作品。
ブラック企業に勤めるゲイのリーマン・大村と、人間になりたい神様・雷遊。
2人の(というか主に雷遊の)とんちんかんなやりとりには何度も笑わせられました。
しかしいつの間にか、お互いがお互いを慈しみ、足りない部分を補い満たし合う存在になり……
ご都合主義でもなんでも良いからとにかく幸せになってほしい!と何度も願いました。
そして今回の最終巻で描かれた2人の一生。
それは紛れもなく2人で歩んだ"人生"でした。
ラストの雷遊。
木が朽ち果て、あんなに大きな岩が半分ほどにすり減ってしまうほどの年月を、あの地に座り込んで過ごしたのでしょうか。
カラーページには、寄り添い合うように佇む小さな岩と大きな岩。
きっと2人はまた一緒に歩いてるに違いない、と思わせてくれました。
この物語は壮大な愛の話、それでいて狂おしいほどにピュアな2人の恋のお話でした。
素敵な物語を本当にありがとうございました。
これからも2人の、そして2人と共に歩んだ仲間たちの幸せを願っています。
大好きな漫画の続編が出ると聞くと
ものすごく嬉しい気持ちと共に
「前回あんなに幸せそうに終わった二人に、新しい波乱が起こるのか…」と少しだけ悲しい気持ちになることがたまにあるのですが
この3巻はそういう意味でまさに"求めていた理想の続編"でした。
大きな事件があるわけではありません。
二人で過ごす日々の中に起こった、小さなドタバタです。
もしかしたら物足りないと思う人もいるかもしれない。
それでも、この3巻のおかげで
二人の深まった絆をより一層感じることが出来ました。
常にヒリヒリしていて、少しつついただけで爆発してしまうんじゃないかという怖さを抱えていたハルが
ミサキさんにこっそり甘えて、いつのまにかすっかり精神も安定して、仕事場でも頼られて後輩なんかも出来たりして…
きっとこの二人はこれからも寄り添いあって生きていくんだろうな、と思える幸せな一冊です。
こんな3巻を出してくださった たなと先生や編集部の方にただただ感謝です!
評価が高かったので読んでみたのですが、、う〜ん…
あらすじにもある通り、付き合って2年経つのに毎日毎日ヤリすぎでは?と悩んだ受けの要くんが
急に志真くんとのスキンシップを避け、本人のことも避け始めて…という内容。
いやー。とにかく「何故相談しない!!!!!!!」
この一言に尽きます。
あんなに普段から仲良くイチャイチャイチャイチャしてたのに
なんの相談もなく避け始めたら普通に不安になること、どうして要くんは気づかないのか。
友達との会話で「もしかしたら志真は倦怠期だと勘違いしてるかも…」と気付いたのに
何故なんのフォローもいれずにただただ酒をがぶ飲みして自分の中で終わらせたのか。
相手が尻もちをつく勢いで突き飛ばしてまでキスを拒んだのに、志真くんが傷ついてるなんて考えもしないで「まぁ今日くらいは(しても良いかな)…」って一人でニコニコしてお風呂入ってるの、どういうこと、、
ただただ志真くんが可哀想でした。
志真くんの異変に気付いたときもすぐに自分の行いを反省することなく
「言われなきゃわかんないよ!」と責任転嫁。
そして志真くんを見つけ出して謝るのかと思ったら、突然の公開告白。
うーーーーーーん!私にはわからない。。ひたすらに受け優位なストーリーでした。
絵はとても好きだし2人のイチャイチャっぷりは大好きだったので
早めにこの問題が片付いていたら何度も読み返したくなる漫画だったと思います。
友人との「倦怠期〜」のくだりらへんで解決してほしかったな。。
うろ覚えですが連載時からの加筆シーンがいくつかあったのでメモ的に。
・第9話冒頭、弓目線での回想シーンはなかったような……このシーンが入ることで弓の考えていることや、アルバムを渡した後の表情の意味が伝わりやすくなったように思います。(間違ってたらすみません)
・ラストシーン、連載時は
アルバムに写真を閉じる(まだ合鍵・指輪は渡さず)→秀那を駅に送る→駅のホームで電車に乗り込むギリギリで秀那がかんちゃんに鍵と指輪を渡す→電車に乗り込んだ秀那の腕を引っ張り「ちゃんと渡せ」みたいなことをかんちゃんが言う→駅のホームで指輪をはめてend
だったように思います。
朝の人のいないホームで指輪をはめるシーンはとても美しく、大好きな終わり方だったのですが
その代わり、アルバムに写真を閉じるシーンが割とアッサリと描かれていて少し拍子抜けした印象だったため
今回、弓との思い出を振り返りながらも秀那に救われたようなかんちゃんの笑顔を見ることが出来て本当によかったです。
いや、良すぎてびっくりしました、、、
二人とも可愛い!!!!!可愛すぎる!!!!!!!!!
1話は紺視点、2話は飯田視点なのですが
飯田視点が予想外すぎて。笑
思わず1話を読み返しました。笑
ストーリーもギャグも面白くて、話も破綻することなく、飯田に対しても紺に対しても「なんで!?」と思うことなく、登場人物たちが自然に動いている。
それって凄いことですよね。。ありがたい。。
すれ違いはあるんですが読んでいて変なやきもき感はありませんでした。
個人的に大好きだったのは、電車で手を繋いだシーン。
なぜそうなったのか、どちらから繋いだのか、なんて説明は特にありません。でも、それがすごく良かった。
お互い友達になろうと決めたのに心が揺らいで、手を繋ぐのは友達がすることじゃないって2人ともわかっているのに
そのことについてどちらかが言葉に出してしまったら終わってしまいそうな、あのドキドキ感。
すごくリアルだと思いました。
それと同じですが、ふたりでベッドに寄り添って手を繋いでDVDを観るシーン。
友達以上恋人未満の探り合いとドキドキ感が伝わってきて本当に大好きなシーンです。
本当に良かっただけに、欲を言うならば
両想いだと気づいてからあと数ページ欲しかった、、、、、、、、!
まさかあんなにすぐ終わってしまうとは。
両片想いな2人にじれじれした分、もっともっとラブラブなシーンが見たかったです。
(特典のリーフレットで少しだけ見たい欲を補えたのですが。。)
続編や番外編が出たら何があっても買います!
途中までは「本田も海堂も良い子!!!!!!!!!!」
と思いながら読んでいたのですが
いや!!!!!!本田くん!!!!!!
それはだめでしょ。バラすだけならまだしもめちゃくちゃバカにして、、、
「すきだから」で許されるレベルをこえていないか、、、?
そんな状況でも友人達は呑気だし
本田くんも落ち込みながら海堂くんをオカズに抜いたり
海堂くんの仕事ぶりを聞いて「やっぱり海堂はすごいんだ!」と目を輝かせたり、、、、
状況のヘビーさに対して、話がポップに進んでいくのでなんだかモヤモヤしてしまい
もっと罪悪感をもてーーーーー!!!!!!!!!!!!!
という気持ちになりました、、、笑
ふたりが心を通わせる描写に無理がなく
少しずつ、穏やかに、大きな事件があるわけではないけれど
相手に惹かれ、相手にとっても自分が少し特別な存在なのだと自覚していく様が すごくリアルだと思いました。
こういった終わり方は全く予想していなかったので読み終わってしばらく呆然としてしまいました。
「自分が美しくなくても好きになったか」という十和田の質問に、しばらく経ってから谷が出した答え。
こんなに素敵な答えはないのに……そのときの二人の気持ちを思うと涙が止まりませんでした。
最後までこの恐ろしい予感が気のせいであってほしいと思いながら読みましたが「時間が窓の外から忍び寄る」というモノローグで
あぁ、やっぱりそういうことか、と苦しくなりました。
評価が高いのは知っていたんですが「猫かぶり男子か…ツンケンしてそうだな…」となんとなくスルーしていました。
ですが実際読んでみると猫かぶり男子こと江藤さんがかわいくてかわいくてかわいくて!
はやく読めばよかったと後悔するほど。
そしてその可愛い!!!!!!という読者の気持ちを岸本くんが代弁しまくってくれるので助かりました。笑
それとみなさんも書いてらっしゃるようにギャグが本当にわらえる。
岸本の意識高い系インスタグラムはあるあるすぎて笑いました。
恋愛漫画にはすれ違いがつきものだとは思うんですが、この漫画はそういったこともほぼなく
岸本くんも江藤さんもなんやかんやと試行錯誤しながら真っ直ぐに想いをぶつけあってくれたので
驚くほどノーストレスで読み終えることができました。感謝……
「黄昏アウトフォーカス」が好きだったためこちらも購入。
率直に言うと、描きたいシーンを繋ぎ合わせるために
むりやりキャラクターを動かしているような印象でした。
ケンジの自殺の理由もかなりフワッとしており、
それを止めたからといってなぜケンジがそこまであっきに惚れ込むのかもわからず。
せっかく告白されたのに、それを断るほど思いつめた何かがケンジの心に生まれる過程がイマイチわかりませんでした。
かつ、あっきがなぜケンジを好きになったのか。
ケンジの勝手すぎる振る舞いの連続。
うーん。わたしにはあまりにもファンタジーすぎて、理解することを諦めてしまいました…
それでも作者さんの絵が好きなので次回作が出たらまた買ってみようと思っています。