原作未読で、聴きました。
最後の場面では 思いがけず涙が溢れました。
一度聴いた後、原作を読みました。
ほぼ想像していた通りの内容だったので
改めてCDの再現性の高さに驚きました。
原作の深みやエッセンスを十二分に感じることが出来たと思います。
真澄くんの複雑な気持ちの絡まり具合いが声のトーンの中に感じられ、今回 阿座上さんがキャスティングされた理由がわかった気がします。
増田さんは、飛田くんが憑依しているとしか思えなかったです。本領を存分に発揮されていましたね。
お二人の絡みの場面、出されている声や息遣いが
すごくリアルで、時折、ドキッとさせられました。
大切に何度も聴き続けたい静かな良作だと思います。
毎日の生活は、つらいことや理不尽でやるせないことだらけですが、BLコミックを読むことで最近は日常に潤いが生まれて楽しく過ごせるようになりました。次に何を読もうかと考えあぐねたので、AIのBLソムリエさんに選んでもらった1番先頭の作品を読んだところ、大当たり!感無量です。
特に、主人公加納クンの描き方にリアリティを感じウルウルしました。恋人と別れた後、本当のところ、なぜ別れることになったのかなんて、わからないですよね。別れを切り出した側はその理由を自覚していても、別れを告げられた側は、推しはかるしか無い。多くを語らない相手ならば、尚のこと、なぜ?どうして?という気持ちが、折にふれ蘇り、涙してしまいます。
この作品に感じるリアリティの要素としてもうひとつ挙げられるのが、恋愛の絡まない人物との出会いがキチンと描かれて噛み合っている点です。素晴らしいです。
最後に、レビューとは関係ないことですが、私自身、鎖骨フェチなので、加納クンの首元ボタンについての店長コメント、めっちゃ刺さりましたw
BLの面白さに気づいたのが遅かった私、
前からタイトルは存じ上げておりましたが、
ようやくここに来てこの作品を
読ませていただきました。
なんと言っても、この5巻!
高校時代の初々しいストーリーも
もちろん素晴らしいし好きですが、
人間的に大人となりつつある彼らの
生き様を描いているところに
また一味違う魅力を感じます。
「いいな、それ。」
楢崎くんのこのセリフ前後のページは
BLコミックの枠を超えて、
漫画史に遺る名シーンです!
愛する相手の想いを全部包み込みながらも
正面から同じ高さの目線で語っている言葉。
決して優しさの押し売りでは無い言葉。
痺れました…