策士と奥手の攻防戦 書き下ろしペーパー　恋をカクテルに例えると

本編も神ならSSも神…

『策士と奥手の攻防戦』電子版、本編後に掲載されているSSです。

三國と春人の駆け引きが始まったあのバーを二人で訪れ、カクテルを飲みながら出会いの話をする二人。

もう〜〜、思い出話をしながら春人の手の甲を撫でたり、指を絡ませたりしてくる三国さんに私の心も翻弄されます…溺愛攻め万歳。

最初の出会いで三國が春人に出したカクテル「ネグローニ」のカクテル言葉を当ててごらん、と言う三國。

二人のやりとりを頭の中で映像化して悶えました。。

口に含んだ時のほろ苦さが、氷を含んでまろやかな甘い味へとゆっくり変化するネグローニ。片想いから始まった春人のほろ苦の恋が、甘く変化していく様子と重ね合わされていて、本当に最高の描写です･:*+.

本編で幸せを掴んだ二人のその後のワンシーンを覗き見ることができ、ふわふわとこちらまで幸せになれるSSでした。

カクテルに託された思い

本品は『策士と奥手の攻防戦』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
三國行きつけのバーでのお話です。

三國の会社の正社員になってから
春人は仕事帰りに三國と
食事や酒を飲む事が多くなります。

今夜は春人が初めて三國に
声を掛けた三國行きつけのバーに
連れてきてもらっていました。

カウンター席に腰を下ろすなり
三國が懐かしそうに目を細められ
春人は赤くなるのを止められません。

三國は笑いながらマスターに
2人分のオーダーをしますが
酒を待つ間も春人の手を放しません。

恋人になる前の三國は
もっと恋愛にドライな性分だと
思っていたのに

意外なほどの溺愛ぶりに
恋愛経験の低い春人は
翻弄されるばかりです。

今夜はこの後三國のマンションに
呼ばれるのだろうか。

とんなことを考えていた春人の前に
氷の入ったロックグラスに満たされ
薄切りのオレンジが添えられた
褐色の液体が差し出されます。

それは初めてのデートで
三國が選んでくれたカクテル
ネグローニでした。

三國はカクテルにも
花言葉のようなモノあると言い出し
ネグローニのカクテル言葉を
当てて見ろと言い出して…

B5サイズ片面にて
三國の息つけバーを再び訪れた
春人のお話です。

南国の解放感と甘さの後に来る苦味から
「不倫」を連想した春人ですが

最初のデートで三國が選んだ理由も
考慮して欲しいと別の答えを
所望されます。

物慣れない態度で会話もできなかった
春人に三國が選んでくれたカクテル。

「…初恋?」

春人の応えに目を細める三國に
春人の経験値なんてお見通しだったのかと
顔が火照るのを止められない春人ですが

三國としてはそうだったら良いな
という願望だったと言う
三國の声は艶を帯びていて
「あとで味見をさせてくれ」という
三國の囁きで終幕するまで

大人な三國に翻弄される
春人がすごーく可愛らしいです♪

こんな春人だから三國も
溺愛しちゃうのでしょうね。

もうご馳走様♡としか言葉がない
甘いSSでした　(^_-)

※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典は三國視点での
ラブラブな夜のお話です。

あの日

本編終了後のお話。

あの二人の出会いのバーに行く三國さんと春人。
そして出会った日の話をする二人ですがー…。

三國さんがとにかく甘いです。
砂糖ですか？と言いたくなるぐらい甘い。
発言はもちろんなのですが、ずっと春人の手を離さないところも甘くて甘くて…！

「俺は初恋の甘さも苦さも、全部君に教えてもらった」って台詞が、私はたまらなく好きでした。
三國さん…童〇じゃなかったけど、初恋なんだもん。
そりゃこんなに浮かれちゃうよねって思いました(*´▽｀*)

あの日、勇気を出した春人に、ありがとうと言いたくなるようなそんな優しいお話でした。