まりぽん812
yuutsu na asa
立派なカーテンが見えるし、ベッドだし、ここは久世邸なのかもしれませんね。
暁人がふんどし姿なので、多分事後なのでしょう。髪をかき上げる暁人がとってもセクシーです。
ゆったりした雰囲気の中、暁人は「二人だけでどこかに行きたいな」「温泉とか」と桂木に提案します。
桂木は、湯治なら(暁人が病気を理由に引退した)名目も立ちますね、と返します。
暁人は「すぐ手配する」と喜び勇みますが、なんと桂木は「田村も呼びましょう」と、腰痛持ちの田村を気遣うのです。
本編でも、「本音を言えば…二年は長すぎると思いました」と、無自覚に暁人を喜ばせてしまった桂木。暁人は桂木にとって、初めての恋の相手。駆け引きを知らないのか、天然なのか…。
田村は、とっくに二人の関係に気付いているのではないでしょうか。
そして、「どうぞお二人で」と、快く送り出してくれる気がします(笑)。
A6サイズ、モノクロ、片面印刷のカードです。
表紙イラストなどの印刷が表にある両面イラストカードに馴染んでいたので、ペーパーでなくカードで描き下ろし漫画って新鮮でした。
私がもらったものは、薄めでかすれがちな印刷でした。繊細な漫画の線を刷るのに、A6というサイズに、印刷が追い付いていないという感じです。1コマ目の暁人の半裸とか、最終コマの桂木がかすれて見えるのはちょっと切ない。
漫画の内容は、再会してからの二人という本編の後日談です。
「二人だけでどこかに行きたい」とねだる暁人に、一週間くらい湯治に行こうと決めるのですが、桂木が腰痛なので田村も呼ぼうと提案する話です。暁人曰く、唐突に優しい桂木は素敵ですが、二人きりじゃないよ…。でも幸せそうで嬉しい1ページでした。