marilyn
isekai de kemono no gohan ni narimashita
本編後、竜宮で相変わらず引き籠もり生活を続けている涼。
男娼としてはある意味正しい生活をしている日々。
ただ、陽炎と御影と正式な番となるために人間界に一度戻らないといけないが、涼は真辺とのトラウマで頭ではわかってるけどなかなか行動に起こせずにいたということから、本当に凄く心が傷ついていたのだと改めて感じました。
たまたま来た御影にその事を相談していると、時雨が現れ引き籠もってばかりの涼を陽炎に宵街へ連れて行くように提案します。慣らしていこう作戦です。
人目が気になる涼でしたが、陽炎の自分が涼を守るという心強い言葉に頷き一緒に出掛けます。
宵街の賑やかな雰囲気と陽炎と一緒だという心強さもあり、次第に緊張も解け、散策を楽しむ様は本当に良かったな~と。
お土産を選んでる姿にもほっこりしました。
涼にとって「デート」が過去の辛い記憶しかないけれど、今日の散策で陽炎との楽しい「本当の初デート」に上書きされた幸せな姿にはほろりとなってしまいました。
こうやって、陽炎や御影との初めてを増やし、過去に上書きして幸せな日々を末永く過ごしていくんだなと、少し心配だった事が補完されて一安心なお話でした。
まだ少し涼の辛い過去も出てきましたが、現在は幸せで甘~い日々を過ごしている事がわかり、この冊子では御影自身は会話の中でしか出てきませんが、3人のこれからの幸せが感じられるので、ぜひ手に入れられるうちに読むのお薦めです。