てんてん
gokudousan wa aisareru papa de aisaika
本品は『極道さんは愛されるパパで愛妻家』の
アニメイト限定特典ペーパーです。
本編後、ジーノ視点で
ジーノが史を訪ねて来日するお話です。
ジーノは妹の忘れ形見である史を
引き取るために東雲組を訪れますが
賢吾を父と呼ぶ史を
連れ帰る事を断念します。
その後、
ジーノは仕事で来日した際には
甥である史を訪ねてくるようになります。
今日は史とともに折り紙をしていますが
史に賢吾よりも上手だと褒められ
何とも不思議な気持ちになります。
ジーノは子供の頃から
遊びと言われるようなことがなく
史と接することは
子供時代を取り戻すような体験の連続です。
ジーノのために
コーヒーを淹れてくれていた佐知も
賢吾より器用だと笑っています。
当然だ。
賢吾に劣ることなどあるはずがない
相変わらずジーノにとって
賢吾は気に入らない男で
比べられる事すら腹立たしいのですが
あの男よりも褒められたのは良しとします。
しかし、
そこに邪魔者である賢吾が帰ってきてしまい
楽しい時間が一変してしまいます。
史は無邪気に健吾の元に駆け寄り
ごく当たり前のように抱き上げられる様に
どんなにジーノが史を可愛がっても
この男には敵わないのだろうなと
思わされてしまい…
A4サイズ片面フルカラー、
通常よりフォントの小さい3段組で
ジーノ視点での後日談になります。
ジーノと折り紙をしたという史に
どうせぐちゃぐちゃ…と言いかけて
ジーノの上手さに驚きます。
すかさず佐知には
昔からこういうのは苦手と言われ
佐知だって別に得意じゃなかったろ
等と反撃されているの2人の会話に
過去を共有する2人が羨ましくなります。
ジーノにはもう過去の日々を
共有できる相手はいないから。
しかし、賢吾と佐知が
いつも通りの言い争いを始めると
史はそんな2人を見て吹き出してから
ジーノに近づいてきました。
史は胡坐をかくジーノの膝に座って
えへへと笑いかけてきます。
あれだけジーノに
怖い思いをさせられたのに
史はもうジーノを許しているのです。
許すことができるのは
今が幸せだからだ
ジーノはあの2人は
まだ喧嘩を続けそうだから放っておいて
アイスを食べに行こうと史に持ちかけます。
史を抱いて立ち上がったジーノに
慌てて賢吾が声をかけますが
史に「お留守番しててね」と言われて
言葉に詰まる終幕まで
ジーノ視点なので
少しメランコリックな感じですが
3人が家族としての日常を
取り戻せた様子がうかがえるSSでした。
自分と同じ立場にありながら
違った生き方をしてきた賢吾は
ジーノにはとても煙たい存在ですが
それでもそれは
認めるだけの存在だからこそなのでしょう。
※他店舗特典(レビュー済)
アニメイト特典は
賢吾視点の過去回想と後日談です。