ポッチ
chikarahito
コミコミスタジオさんで購入するといただける特典SSペーパー。大きさはB5サイズ、厚手の紙を四つ折りにした造りになっていて、両面に小説がモノクロ印刷されています。
内容をざっくりと。すみません、ネタバレ含んでいます。
本編でも初代リューセーが相撲を教えた、という件がありましたが、このSSでも、二代目リューセーがまだ子どものスウワンに相撲を教えている描写から始まります。
ただ遊んでいるつもりのスウワンに、
技を磨けば自分よりも大きな相手でも負かすことができるようになる
と教える母・リューセー。
大好きな母親と一緒に相撲を学ぶスウワンが、めっちゃ可愛いです。
頑張るスウワンですがリューセーに適うはずもなく、コロンコロンところがされてキャッキャとはしゃぐスウワンのもとに現れたのが父親で王でもあるルイワン。
リューセーに勝てないスウワンに、助太刀を申し出るルイワンですが、それではスウワンのためにならないと告げるリューセーに、それならルイワンとリューセーで相撲を取ってスウワンに見本を見せようという事になり…。
というお話。
身体が小さくても技を磨けば強い相手にも勝てるのですよ、という指導的なお話かと思いつつ読み進めましたが、結局のところ、
「いつも私がそなたを押し倒しているけれど、まさか押し倒されるとは思わなかった」
とルイワンがリューセーに言うセリフの通り、
バカップル
のお話でした☆
平和であるからこその幸せだな、と本編のその後に思いを馳せる、そんなSSでした。