てんてん
ネコノカレイナセイカツ
本品は『龍恋人の秘密探ってみました』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。
雪也が知り合いから猫を預かるお話です。
秋の穏やかな陽光の中でも
閑古鳥な鳴く夏川探偵事務所では
所長の映もうとうと昼寝中♪
そんな映の胸に
綺麗な毛並みの黒猫が
飛び乗って頬ずりし始め
映は驚いて飛び起きます。
その猫は雪也の知り合いが
数日預かって欲しいと連れてきた猫で
映の自宅で飼うことになります。
映は捨て猫や捨て犬に懐かれ易く
よく拾ってきていましたが
自宅で飼っていたのは犬だけで
猫を飼ったことはありません。
雪也は母が猫を飼っていたらしく
猫はそれほど世話をする必要はなく
放っておいても大丈夫と言います。
しかし
事務所から自宅マンションに入ると
黒猫はルンバに挑んだり
カーテンに爪を立てて上ったり
壁を走ったりと
犬ではありえない動きを見せて!?
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)、
1段12頁といつもよりは短いですが
ラブラブな2人の後日談になります。
タイトルを見た時に
ネコ=受様=映 の華麗な生活!?
って思っちゃいましたよ(笑)
黒猫のアクロバテッイクな動きに
映はびっくりですが
雪也は猫なんてこんなものだ
と余裕&冷静です。
映は他人に振り回されるのは
好きではないのに猫のペースに
合わせなくてはならず
黒猫の行動にてんやわんや♪
雪也は猫らしきものが起こす
騒動には慣れていると言いますが
映には気まぐれな黒猫の行動は
妙に既視感を覚えるもので
複雑な心境になります。
3日間好き放題だった黒猫が
去っていって静かになった部屋は
ちょっぴりの寂しくなりますが
雪也が映に寂しさを
感じさせないようにすると
映を寝室に引きずっていく
幕引きまで
2人と猫との駆け引きが
楽しいSSでした♪
なんだかんだ言いつつも
嫉妬深い雪也が傍にいれば
映は寂しいなんて
感じてられないだろうし
2人とも
自分は犬派だという割には
相手の言動が猫ぽいと
思っているのも笑えます。
2人の絡みは
黒猫ちゃんに邪魔されたので
ほのぼのしたお話なのも
個人的には面白かったです (^○^)/