ポッチ
shounen wa kami no kuni ni sumau
一部協力書店さんで購入するといただける特典書き下ろしペーパー。私はコミコミスタジオさんで購入して頂きましたが、大きさはA5サイズ。青い薄手の紙に両面印刷されています。
内容をざっくりと。すみません、ネタバレ含んでいます。
タイトルは『ラブライフ』。
時系列は本編終了後。樹里とアーサーの結婚式から3か月経ったところ。
樹里視点の話です。
マーリンの部屋に逃げ込み、愚痴をこぼす樹里。
愚痴の内容は「ルーサーについて」。
樹里曰く、ルーサーは、
動植物と話をすることができる。
治癒能力を持ち、枯れた花も生き返らすことができる。
女性を見ると「次期王妃になりませんか」とナンパする。
遊べば建物を破壊する。
等々…。
もう自分の手には負えない、と嘆く樹里に冷静に言い返すマーリンの言い分も、笑いを誘います。
そんな二人のもとを訪れたのはアーサー。
ルーサーが、樹里を探してあちこちの部屋を壊しているから、と呼びに来た模様。
育児ノイローゼになりそうだ、もう一度妖精王に預けようと提案する樹里ですが、それに対するアーサーの答えは…。
王といえども、子育てはどこも大変なんだな、としみじみ思うやら笑えるやら。ほのぼのなお話でした。
そんな中、やりとりをする二人を見ながらマーリンが笑うシーンが印象的。
今までアーサー王を亡き者にしないよう、そしてキャメロット王国を復活させようと、身体を張って奮闘してきたマーリン。彼の笑う姿が、この物語の締めとしてふさわしいシーンだったように思います。
若干3歳にして恐るべき存在感を放っているルーサーですが、彼の物語も書いてほしいなと思ったりもしました。
「少年は神の国に棲まう」番外編SS。
タイトル「ラブライフ」
↓↓↓↓
時間軸は本編での婚礼の3ヶ月後。
アーサーと樹里の間に授かった赤ちゃんは、妖精王に育てられていきなり3歳児くらいになっています。
そして、普通の子供/人間の能力をはるかに超えています。
だから樹里の手に余る、というか…
こうなると誰にとっても育てるのが大変!
正に、いや超絶的に「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」…
樹里はマーリンに相談もとい、愚痴をこぼしまくり。
実はアーサーも参っているようだけど…
これが「平和」なのだ、とマーリンの笑い声に気づかされる。
子供はいつまでもコドモじゃありません。まして超人ルーサーならきっとすぐにアーサー超えしてしまう?
今を大切に。