ultima
aka no theater
とりあえず長い。2枚組で2時間20分ある。
退廃的で閉塞感のある雰囲気は再現できているし、
中澤さんにユーリのイメージはなかったが、役作りしてあり、アリだと思えた。
原作通り、複数モブおじ×ユーリ→嘔吐はあるが、さらっと。
穏やかなイメージのある中澤さんですが
「あいつと寝るくらいなら死んだ方がマシだ!!」
と捲し立てて取り乱すのが、さすがの悲壮感。
寄犬の菊池もそうだけど、悲惨な役も似合う方。
トニーに凌辱されるシーンも瞬発力があった。トニー役の方もGJでした。
好き好きではあるが、所々に挟まれる悲しく苛烈なエロは、
長いCDのスパイス◎
ユーリ母は低音なので、ヒステリーも個人的には聴ける範中。
1回目のジャン×ユーリが色っぽい。
かわいそかわいいは業が深い。
耳で聴くと、精神の不安定と歩けないハイヒールと
男なのにミューズとゴーストデザイナー、
全ての歪を中澤さんが細かい機微で演じて、
だんだん壊れていくユーリが体温を持ち迫ってくる。
攻め以外との絡みを4回経て、後半に入ったところで、
薬を盛り、アダム×ユーリにはなるが…
エロくはないし、もはや中澤さんがホラー。
この妙な喘ぎ方は2回目の絡みでも同じ。
アダムが刺されて泣くシーンはとても自然。
引退してから、静かに過ごす二人の穏やかな声。
なのだが、どうして女性声優が出す子供の声はこんなに奇怪なのだ…。
浜田さん×山中さんはアダルト。絡み自体は短い。
前後の会話のほうが艶っぽい。
最後にメイン二人のラブい絡み。
歳をとったこと、身体が変わったことを
肯定してくれるパートナーがいるのは幸せですね。
しかも「普通の快楽では満足できないんだね」と理解もある。
ここでも中澤さんの喘ぎ方が…どうしてこうなった。
特典ミニドラマは可愛くコミカルな番外編的な内容。
フェ○して「アダムの精子、美味しい」とはいえ、ほのぼの。
総括。
今回の濱野さんは安元さん化している。
中澤さんはさすがだけど、アダムとの絡みだけコレジャナイ感。
音だけでは伝わらないシーンは多少ある。
本編中で、攻め以外との絡みは4回、攻めとは3回。
一般的なラブストーリーではないし、
好みの分かれる要素が多々あるので、原作orキャストファン向け。