「君と夏のあと」君は夏のなか 初回限定版小冊子

kimi wa natsu no naka

「君と夏のあと」君は夏のなか 初回限定版小冊子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×217
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

192

レビュー数
7
得点
148
評価数
35
平均
4.2 / 5
神率
37.1%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
君は夏のなか

商品説明

「君は夏のなか 初回限定版」の付録小冊子用に描き下ろされた番外2本を収録。
本編のその後を描いた「君と夏のあと」
年末に渉の実家に遊びに来た佐伯。明かされる二人の再会に隠された淡い秘密。

渉との再会を佐伯目線で描いた「君と君」
本編から遡り、高校入学当初まだ友達ではなかった二人。甘酸っぱく揺れる恋の予感。

※本電子書籍は2017年7月28日発売『君は夏のなか 初回限定版』の付録小冊子と同内容です。

レビュー投稿数7

あの時のお話

こちら評価だけでレビューを書いてなかったので、簡単に感想を述べたいと思います。

「君と夏のなか (2) 限定版」で千晴の母親が言っていた千晴が戸田家にお泊まりした時のお話が、本編のその後を描いた「君と夏のあと」でした。

無事に再会した2人が間を空けずに会ってる話が良かったです。戸田家のお母さんとお姉ちゃんの反応が凄く面白いです。
2人きりになってから千晴の中学時代の節操の無さを突っ込む渉と、渉以外は好きになれなかったという千晴の告白にキュンと来ました。

そして、もう一つの千晴視点で描かれている「君と君」なんですが、高校の入学式で渉の存在を知り、渉だと千晴が確信を持つまでのお話でした。何とか渉と話したいとずっと渉を見つめ続けて、あの日やっと行動に移したのだと思うと、胸がキュンと来て凄く萌えました。

久しぶりに特装版小冊子を掘り返して読み返しましたが、今は電子版で小冊子だけ買えるんですね。

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じわじわ縮まる距離感がいい

友だち付き合いのノリで年末、実家に泊まりにおいでよと言う渉。
佐伯が緊張して渉の家族に挨拶して、渉の部屋に来ても渉は相変わらずで。
佐伯はめちゃくちゃ意識しているというのに、相変わらずのこの温度差w
そりゃ、佐伯が意識されないの悔しいと押し倒したくなるのわかる。それだけでテンパっちゃう渉。佐伯でなくてもからかいたくなるわな〜と思いました。

渉と出会った場面は偶然じゃなかったのか〜。
ずっと忘れられなかった10歳の時の彼を見つけたのは偶然だったけど。と白状する佐伯。
そして、ちゅうしてうれしそうに笑う佐伯に萌え〜です。ほんと渉のことがめちゃくちゃ好きだと伝わってくる。
そんな佐伯を見て渉もうれしいと思うから自分も相当だと、佐伯の肩に顔をぽすっとする渉がかわいいです。

短いお話だけど、着実に距離が縮まっている2人の空気感がいいです。

そんな2人の前日譚、佐伯が渉を見つけて、声をかけるまでのお話もよかったです。

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その後とあの日の経緯

「君と夏のあと」
季節はすっかり冬。
年末に佐伯が渉の家に泊まりに来たお話でした。
付き合い始めて数ヶ月、お泊まり、男子高校生…私の中の腐った何かがザワザワ言い始めましたけど、押し殺して読み進めます。

渉はホントに軽い感じでベッドに座るよう、促すのですが…そうだよね、やっぱそうなるよね?
まさか?アルの⁉︎とか思いましたけども。

そして本編始めのCDショップの出会いについての佐伯の告白でした。
その後の甘ーい流れがサイコウ。
どんな二泊三日だったのかも知りたいな〜と思っちゃいました。

「君と君」
高校の入学式〜渉とのファーストコンタクトを経て、あの時の「わたる」だと気づいた佐伯があの日CDショップで声をかけるまでが佐伯目線で描かれたお話でした。

短いお話でしたが、やはり本編を読んで2人を好きになったら、こちらも読むことをオススメしたいですね。

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爽やか青春

本編の後のお話。
渉の家に泊まらせてもらうことになった佐伯。
中学の頃、たくさんの女の子と付き合っていた佐伯だが、その理由を聞くと。。。

ニヤけてしまいます。
このシチュエーションでキスだけで終わるのが許されるのは、古矢渚先生だけじゃないでしょうか。
爽やかさと、初々しさがたまらないです。

もう1つのお話は、佐伯目線の2人が知り合う前。佐伯が渉を見つけ、自分が探し続けていた『誰か』だと気付くところからです。
出会いは偶然でも、必然によって知り合えた仲なんだという内容。

どちらのお話も、佐伯が渉をどれほど好きか伝わります。気持ちが伝わって良かったし、今こうして目の前に居るということが、佐伯にとって幸せなのでしょうね。

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絶対に読んで欲しい「動き出す瞬間」のお話

自分にとっての神作品シリーズです。

こちらは『君は夏のなか』の後に絶対に読んで欲しいです。
この小冊子を含めて、『君は夏のなか』だと思います。

『君は夏のなか』と『君と夏のなか』及びそれぞれの小冊子は男女問わず全世界の人に読んでもらいたい!
『君と夏のなか』のレビューにも記載させていただきましたが、まさか私の汚れた魂を浄化してくれる作品に出会えるとは思いませんでした。

『君は夏のなか』のその後『君と夏のあと』とその前『君と君』です。

1作品目は『君と夏のあと』
東京と大阪で離れて暮らす渉くんと千晴くん。
2人が久しぶりに会えたときに打ち明かされる再会時のお話です。

年末に東京に遊びに行くと千晴くんから連絡があり、自宅への宿泊を提案する渉くん。
イケメンの千晴くんに大喜びの渉ママと渉姉。
普通なら当たり前の手土産の気遣いもイケメンだからありがたみが増してます(笑)

初めての渉くんの実家、初めての渉くんの家族、初めての渉くんのお部屋。
きっと、千晴くんはすごく緊張したに違いありません。
だって、将来は家族に…(ゲホゲホ)
千晴くんが冗談で渉くんをベッドに押し倒す流れから、千晴くんが中学生のときにお付き合いしていた話になります。
数人(?)の女子とお付き合いした千晴くんですが、10歳のときの渉くんが心の奥にいたため、誰とお付きいしても続かなかったようです。
高校に入学し、すぐに渉くんの存在に気が付いた千晴くんの取った行動は…。

このお話で特に良かったなと思うシーンがあります。
千晴くんが渉くんに再会秘話を打ち明けた後にキスをするのですが、照れた渉くんが千晴くんの肩に顔を埋めるシーンです。
2人の距離が少しずつ近づいている感じが嬉しかったです。
「渉!そこで千晴の背中に手をまわせ!」と思ったのは私だけではないはずです…。

2作品目は『君と君』
こちらは千晴くん目線のお話です。
高校の入学式のときにチラッと渉くんを見た千晴くん。
「なんか 似ている ような」

その数日後、風で飛ばされたプリントを廊下で拾っている千晴くん。
近くにいた渉くんも飛ばされたプリントを拾い、千晴くんに渡します。
「…あれ? なんか この感じ」

そうです。
運命だから感じるのです。
千晴くんの心の奥が。

渉くんが友達に呼ばれます。

千晴くんは気が付きます。
入学式のときに「なんか似ている」と思った同じ新入生
プリントを渡されたときの「この感じ」
10歳のときに会った「わたる」なんだと。

このお話で特に良かったなと思うシーンは、
高校入学式の時に千晴くんと一緒に千晴ママがいたことです。
親子仲も良好に感じました。
ただ、千晴くんの本当の気持ちはわかりませんが…。
千晴くんはすごく優しいので態度には出さないかも知れません。
個人的には、ぐっちママのお顔が見たかった(笑)

この『君と君』はとても短いですが、すごく重要なお話だと思います。
2人の運命が動き出す瞬間です。
絶対に読んで欲しいです。

千晴くん つぎはその手を離さないで!

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あの時の真実

佐伯が引っ越してしまって初めての年末、渉の家に泊まりで遊びに来るお話『君と夏のあと』と
佐伯が渉に話しかけるまでのお話『君と君』です。
これは小冊子になってくれて嬉しいような本編に含んで欲しかったような…!
“流れるように押し倒すモテヤロー”でも
好きな人の家に泊まるなんて平常心でいられないよねそりゃ。
それでも触れるだけのキスで止めてあげられるなんてイケメン紳士か。
渉に彼女とっかえひっかえだったって言われるのは佐伯としては不本意だろうなぁ。
本当に好きになったのは今までもこれからも渉一人だけだから。
渉以外にどれだけモテても意味なかったでしょうに…。

高校に入学して見掛けてからと少し経ってあの時の男の子が渉だと確信できた事、
さらっとショップで話しかけて来たようでいて
本当は偶然ではなかった事実に「っかぁー!!」と悶えます!
そういうのを気取らせない佐伯って大人だな……。
二人が再会出来て心から良かったなぁと思えました。

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佐伯は可愛い。

コミック本編を読んだ人が求める+αに応えてくれる小冊子です。
彼等の「それから」と「あの時」が読める!
少なくとも私は、初回限定版小冊子付を購入して良かったと思いました。
この小冊子で明かされた内容がお気に入りです。佐伯のいじらしさと言うのか、健気さと言うのか、計算高いとも取られる行動をしてしまう必死さが可愛いです。

「それから」では、付き合うことになっても遠距離で、久々に会えて嬉しくもどきどきしてしまう初々しい二人が見られます。渉が少し鈍感なのも、渉らしくていい(笑)

「あの時」では、「それから」で不意に明かされた内容についての佐伯視点が描かれています。
本編では渉視点で、しかも冒頭でさらっと簡単に描かれていた場面の種明かし。佐伯、可愛い。
まじかよー!と、もう一度本編のその部分を読み返したことは言わずもがなです。
一体、どれ程の想いで佐伯はあの一言を発したのかと、想いを馳せずにはいられません。
この小冊子があってこそ、コミック『君は夏のなか』は完成するのではないかと思う程です。

小冊子を付けてくださって、本当にありがとうございました。

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この作品が収納されている本棚

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