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deichu no hasu
弟×兄の二人暮らしで近親相姦。
兄が売春しているのでモブ客×兄、客+弟×兄の3Pの他、弟×女がある。
優等生の弟→クズ兄。
一般的なラブストーリーではないが、
弟の感情の流れを丁寧に追っているので、置いていかれることはない。
二人ともハマり役。小林さんは想像通り。
増田さんのBLで良いと思ったことは正直ないが、これは聴ける。
感情を爆発させて名前を呼んで兄に手を出すシーンの小林さんがとてもよかった。
似合うなぁ…。品がある。圧倒的清潔感。
事後のモノローグが嬉しそうなのもイイ。しっかり感情が乗っている◎
騎乗位で、やる気になった兄の逆襲。二度美味しい。
このまま二人だけの引きこもり生活…
ではなく「泥の底には最後まで兄でいようとする兄ちゃんがいた」
上手いなぁ。ちゃんと効果的に響く。ドラマCDの作りとして良いと思う。
時は流れ、一人になった兄は堕落。
救いの手を差し伸べるのは、やはり弟。
「兄ちゃんが思い描いていた自慢の弟に見える?」
白馬の王子様かな?
財力と環境を得た弟が、また兄を囲って蜜月だよ♡
「俺がどんな思いでお前を育ててきたと思ってるんだ!」と怒鳴る兄は斬新。
クズ同士、通じ合えて「後悔しないならいいよぉ♡」
増田さんの「ぉ♡」のニュアンスがハピエン感♡
両片思いが結ばれて、ラブい絡み。
兄からのサービスもあり、よかったね♡
わりと直裁な台詞もある。
最後、やっぱり兄のほうがヤバイというか、
相思相愛を見せてつけて〆。
ためこうさん特有の変な話ではあるが、
ストーリーもエロもしっかりと聴かせてBLCDとして悪くないし、
原作よりスケールが大きく感じられ、CDで化けたと思った◎
若手二人なので、脚本以上の演技はないだろうと予想していたが、
脚本演出の賜物か、ハマり役なのか、
演技も楽しめたし、雰囲気に合っていたし、大健闘だと思う。
やっぱりCDは聴いてみないとわからないですね。
聴いてよかったです。
私と同じように「どうせ…」と予想している方、
人を選ぶ設定ではあるが、
作者とキャストの特性を踏まえた上で、是非聴いてみてください。
以下、余談です。
BLCDは設定が6割で、トンチキな原作でも(ある意味テンプレなので)
丁寧な演技・演出により「むしろ良作なのでは…?」
とCDで化けているものが結構ある。
古い作品ならスレイヴァーズシリーズとか。
あれは櫻井さんの脅威の繊細演技+アヴェマリアのBGMで
格調高いとすら錯覚させる。
謎の完成度と背徳感を誇る名作だと思う。
泥中の蓮もためこうさん特有の閉じた話で、
そもそもためこうさんはCD化に向いていないと思うし、
小林裕介×増田俊樹という若手対決で、
小林さんはまだしも増田さんはとてもBLに向いているとは思わないけど。
それでもCDで化けていた。嬉しい驚きだった。
小林裕介さんの数少ない攻め役作品なので視聴しましたが、率直な感想は「キツかった~」です(笑)
兄弟近親相姦も地雷ではないので受け入れられますし、モラル欠如も作中に必要であれば許容できますが、登場人物が闇を持った陰(いん)の者で、他者にリスペクトや思いやりがなく冷淡な作品の世界観がかなり苦手で...。
傷つける言葉や態度もここまで生々しくされると、わたくしの許容範囲ではギリでした。
作品を楽しむ際に「創作物として距離を置ける」タイプでないと視聴後に気分がどんよりしてしまうかもです。
様々な価値観や視点の作品があっていいと思っていますし、自分にはたまたま地雷でしたが、こういう世界観がヘキの方には要素が詰まっているのかなと想像します。
目的の小林裕介さんは声も属性もダークゆーすけで、もれなく世間の「常識」から想像する「幸せ」は望まない陰の者でした。
作中にダークゆーすけ演じる橘秋生くんに、ものすごくぞんざいに扱われる女性が登場して、短いですが喘ぎ声もあるので地雷の方は要注意です。
攻めとはいっても1回目は異常な状況でほぼレイプなのでエロい前戯もなく、2回目は既に事に及んでいるところからだったので期待していたような攻め仕草はありませんでしたが、普段の役柄では聞けないような下品で卑猥な欲望モノローグは聴けます。
小林裕介さんの声で欲望丸出しの汚い言葉が聴きたい方には刺さるかもしれませんし、苦手な方は「いや~この声で聴きたくない~!!」となるかもです(笑)