てんてん
hisho wa kyou mo nayandeiru
本品は『パブリックスクール-八年後の王と小鳥-』の
Amazon限定特典ペーパーになります。
本編後、
ロードリー視点での2人のその後のお話です。
エドワードは
世界を股に掛ける
巨大コングロマリットの社長にして
史書にも明らかな血筋を誇る家の
本家直系の次期当主です。
本日もつわものぞろいの役員会議でも
冷静、大胆な話術で切り抜けた手腕は
見事なモノで
エドワードの秘書であるロードリーも
彼の豪胆さと緻密さは
常人の域を超えていると思っています。
そんなエドワードですが
会議を予定よりも早く終わらせた今でも
会議室でずっとうなり続けていました。
エドワードが煩悶しているのは
もちろん会議についてではなく…
恋人であるレイとの朝の騒動でした。
あなたきレイ様のこととなると
どうしてそう、ダメ男になるのですか
そもそも2人はロードリーが見ているかぎり
お互いしか眼に入らない状態なのに
価値観の違いからかぶつかる事が多いのです。
今回の喧嘩の原因は
レイの担当しているノルウェーの作家を
エドがイギリスで開く懇親パーティに
勝手に招いた事に端を発していました。
レイといちゃつく時間を作るために
懇親パーティ後に休暇を取ったにもエドですが
レイには仕事でノルウェー行きの予定を
既に立てていたのです。
そこでエドはレイの仕事相手である作家を
懇親会に招待するという暴挙に出たのですが
それがレイを本気で怒らせてしまったのです。
最初から俺のために
休暇をとってくれと言えば良いのにと
なぜそういう思考になるのかと
ロードリーも呆れてしまうのですが
エド自身も自分のした事を
情けなく思って来ている様で
これ以上落ち込まれては困ります。
エドにレイへの差し入れを提案し
レイには1本のメールを入りました。
その2時間後、
ロードーリーは会社の受付前に
小柄な青年を見つけ…
A4サイズペーパー
両面を使った長めの番外編です。
エドの秘書・ロードリーの目を通して
2人のラブラブな様子を描いたSSです。
エドの真意を知ったレイが
差し入れをもって会社にやっきて
2人の仲直りを予想させての
幕引きとなっています。
仕事では完璧以上なエドが
レイのまわりの人間に嫉妬しまくりで
行動が空回っている様子が
とっても楽しかかったです。
基本的には本編同様シリアスですが
ロードーリーや読者目線だと
けっこうコミカルに感じられるのは
当事者同士にとっては大問題でも
第三者から見れば単なる
ラブイチャにすぎないからですよね♪
Amazonは普段使わないので
文庫+送料=ノベルズ価格でしたが
即決して大正解でした v(^o^)v