薄雲
sakurachirukoro
【好きで、好きで】の番外編。小説Dear+の付録CDです。
志方(佐藤さん)と穂木(小林さん)の初体験編。
本編は期待が大きすぎたのと、自分の想像していた人物像と少しズレがあったため、そこまでの高評価には至らなかったのですが、こちらは凄く良かったです!
想いが通じ合い、つきあい始めた志方と穂木。
はじめてのキスから時間を掛けて、やっと身体を重ねる日。
この何とも言えない初々しさと恥ずかしさ、そして甘酸っぱさが堪らなかったです。
お二人ともその辺の不器用さの演技が巧みで、いざコトに及ぼうとしたときのギクシャク感が凄く良かった。
挿入前の言い争いも面白い。志方はあそこが大きいので、穂木に負担をかけないだろうかと真剣に心配するのに対し、自慢かよ! とツッコミ入れる穂木とか、掛け合いのタイミングや間が絶妙で楽しめました。
そして本編では少し辛口評価してしまった佐藤さんの演技ですが、こっちの志方は最高に素晴らしくって、これが聴きたかった! と滾ります。
一番胸が熱くなったのが「お前はバカだな」という台詞なんですが、志方の穂木に対する愛しい気持ちがそこに全て表れていて、この一言、このニュアンス、このトーン、とにかく素晴らしかった。
何度でもリピートしちゃうくらい素晴らしい。
事実、ここばっか5回くらい巻き戻して聴きました。
志方の声が甘すぎて、腰がへにゃへにゃっと砕けそうになります。
何回でも聴ける。
フェードアウトなので物足りないと思う方もいるかもしれませんが、私は志方の「お前はバカだな」を聴けただけで大満足でした。
この一言で迷いなく神。