ポッチ
binbougusa no kimi
アマゾンさんで購入するといただけるペーパーです。B5サイズの大きさの紙を四つ折りにした造りで両面印刷されてます。
さて、それでは内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
タイトルは『自慢したいひと』。
時系列は本編終了後。志信視点で描かれています。
吉野の服を一緒に買いに来た志信。吉野が試着室で服を着ている間、ショップをうろうろしていた志信は高校時代の同級生・宮町に偶然出会います。
本編では志信が会うことを拒んだため会うことはなかった二人。
そこに服を試着した吉野が現れて。
世間話をする三人ですが、その時の会話の流れで志信は宮町に『二人で住んでいる』と告げます。
宮町が二人の仲をどう理解したのかわからない。でも、二人で住んでいることを第三者に告げることのできた志信は晴れやかな気分になれて。
高校時代、周りから浮いていた吉野くんですが、そんな彼はホントはすごい人なんだよと。
そんな彼と付き合ってるんだよと。
自分にとって、吉野は特別な人なんだと。
宮町くんに、はっきりとそう言ったわけではないけれど、他人に自分の気持ちを言えるようになった志信の成長が読み取れます。
そして、そう思え、人に自分の気持ちを伝えることができるようになったのは吉野の存在と彼の優しさがあったからなんだとわかる内容で、とても良かった。
相変わらず仲良しで信頼しあっている様子のふたりが垣間見れて、ほんわかとした気持ちになれる、そんなペーパーでした。
本品は『びんぼう草の君』の
アマゾン限定配布の特典ペーパーです。
本編後、志信視点で
偶然学生時代の友人に遭遇するお話です。
7月に入ったばかりの日曜日。
たまには一緒に買い物をしようと
2人はマンション近くの
ファッションビルにやってきます。
吉野は研究室で作業したり
畑やハウスを行き来する事が多いのに
あまり服装には気を使いません。
結果的には
服が汚れたり痛んだりが激しくて
夏服も着倒している有り様で
吉野の服を買いに来たのです。
一緒に服選ぶのは初めてで
志信は今日を楽しみにしていました。
吉野は何でも良いから
志信に選んで欲しいと言いますが
志信はまずは助言程度にし
試着室へと向かわせますが
全然分かんない。
やっぱり志信くんに決めて欲しい。
吉野は試着を終えて出てくるなり
ワンコな困り顔で訴えてきて
志信がチョィスする事になります。
吉野の再度の試着を待つ間に
志信が店内を見て歩いていると
背の高い男が店に入ってきます。
彼と目が合った志信は
その男がかつての同級生・宮町だと
すぐに気付きます。
宮町もすぐに判ったようで
偶然に驚きながら話かけてきます。
宮町が高校卒業後の志信の事を
本心から気にかけてくれている事は
伝わってきますが
ソレを話せばとても長くなるし
宮町には全てを話したいとは思えません。
吉野と宮町を
会わせるのは嫌じゃないけど
志信は吉野が試着を終えた時には
そばにいたかったのです。
そうこうしているうちに
試着を終えた吉野が志信を探しに来て・・・
B5サイズペーパー両面を使った
文庫頁7枚分の番外編です。
志信視点で
本編で再会に至らなかった
同級生・宮町と再会するお話で
本編で選ばなかった宮町との再会を
選択していたらどんな展開になったのか
ナカナカ楽しい場面のチョィスです♪
志信は宮町が高校時代に
友情以上恋情未満の気持ちでいた事に
気付いていて
志信は宮町に
吉野との関係を訊ねられる前に
吉野を同居人で大切な人だ
とはっきりと告げます。
志信の言い分としては
宮町に吉野の事を
誤解したままでいて欲しくないし
今の吉野との関係を誰かに
自慢したい気持ちが強かったとの事♪
誰かに自慢したいと思えるほど
志信の中で吉野の存在は
揺るぎないモノになっているって事ですよね。
コミコミ特典同様、
態度でラブいちゃでは無いですが
幸せ感溢れてるSSでした♪
最近、発刊記念でつくペーパーが
複数書店って事が多くなってきて
取捨選択がとっても難しいです。
買わないと中味が判らんジレンマ、
判った時には配布終了という
悲しい事も多々・・・o(>_<)o゛
短くても後日談を本編に入れるか
初回限定挟み込みにして欲しいです。