もこ
aoi hitomi
とても可愛いお話でした。
基本的にト書きの部分は心理表現する側が語るという印象が多いのですが
絵本の読み聞かせのように、第三者が読んでいるというのも
少々印象深い。
ハッピーエンドのその後の話があっても
楽しく聞けそうだなと思いました。
お話はというと
人魚という不思議な生き物がある程度認知されている世界。
舞台は豪華客船。
攻であるレオンハルトが出会ったのは一人の人魚(受)
一見、ただの人間にみえる彼は人魚であり
豪華客船の行く先には彼を買った主人が待っている。
一目で惹かれあい
話をすればするほどに距離は近づいていく。
「レオンハートには近づくな」というマダムの言葉
危ない男だから、というニュアンスなのかと思っていたけれど
ホレテマウヤロー展開を心配してたんだなと最後には思いました。
人魚は死ぬとクジラになる
人と交わるとそれは叶わない。
それでも
ファンタジーな設定もすべてが可愛らしい作品でした。
よもやバッドエンドはないと思っていたけれど
それでもちょっと心配してたラスト。
大団円で良かった。
超ロマンチックで乙女なお話です。
井上さんが出演されているのと人魚のお話というので聞いてみました。
出演者の声優さん方が少なかったようで、主演のお2人が沢山喋られてます。
舞台は貴族や富裕な人達が楽しんでいる豪華客船の中。
そこにカプラ家の家長、レオンハートと人魚を売買しているマダム・フレイア、そしてそのマダムが売る予定の人魚、ニゼが乗船しています。
珍しい人魚を見たいと言うレオンハートにマダムはニゼを引き合わせるのですが、レオンハートは一目でニゼに惹かれます。
人魚には死んだら鯨になると言われているのですが、人間と結ばれたら鯨に生まれかわることなく海の泡になるという。
ニゼは自分が売られるということを知っていて、もう多くを望んではいないのですが、レオンハートに惹かれる心は止めることは出来なくて…
とても王道な展開です。
井上さんは紳士で育ちの良さそうなレオンハートにぴったりでしたし、坂口さんは健気なニゼを好演されています。
時代的には中世ヨーロッパということなのですが、BGMや言葉遣いなどの雰囲気ではもっと近代っぽい。個人的なイメージではタイタニック号辺りのイメージでした。
とても気障な台詞が多いので、聞いていると恥ずかしくなってきますが、乙女なお話がお好きな方にはいいかも。
ちなみにナレーターを佐々木優子さんがされていたのですが、物語を語るような優しいお声で癒されました。