「ブライト・プリズン 学園の穢れた純情」初版限定小冊子 「白い淫薬」

bright prison

「ブライト・プリズン 学園の穢れた純情」初版限定小冊子 「白い淫薬」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
31
評価数
7
平均
4.4 / 5
神率
71.4%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
ブライト・プリズン 学園の穢れた純情

商品説明

2ヵ月連続刊行記念スペシャル小冊子
(初版限定・帯に封入の記載あり)

内容:スペシャルショートストーリー『白い淫薬』&私立王鱗学園 禁断の美麗シーンアルバム

『白い淫薬』:茜視点の番外編。週に二回の甘味日によもぎ餅が配られ、あの日の出来事を思い出した茜は……

レビュー投稿数4

椿の悪事に気づいた茜の話

萌えるSSとかじゃなくて、何だか怖くて切ないSSでした。

本編で椿に、よもぎ餅に媚薬を混入されてしまった茜の話。
あの時の自分は何か変だったと思いながらも薬物の所為だとは気づいてなかった茜が、甘味日に配給された同じ餅を食べる事で、椿の悪事に気づきます。

よもぎ餅じゃなく、それに添えてあった白い粉糖に、媚薬が混入されていたようです。椿姫、凄く怖いです。

あの時の事は自然な欲情じゃなくて、椿の所為だったと気づく茜。
かなりゾクッと怖い話なんですが、茜は椿を責めませんでした。
責任転嫁もしないで、そこで椿の気持ちを考えるんですね。
椿の立場とか自分の発言とかを、振り返る茜です。

「俺達の知らない所で傷ついてる椿さんの、苦く苦しい感情の味」

と、媚薬の苦みを、椿の感情として表現しています。
薔に許された茜は、椿を責めずに、椿を許すのだと思います。
本当は、あれは自分の所為じゃないって言いたいのが普通だと思うのに。

茜の気持ちを考えると、胸が締めつけられる様に切ない。
何とも言えない気持ちになりました。

本編でも茜は凄く良い子なので、薔とは無理でも誰かと幸せになって欲しいです。

4

薔の寛容と茜の贖罪と椿の悪事

初版限定小冊子 「白い淫薬」

スペシャル小冊子です。
いつもの初回限定番外編だと単色の印刷なのですが、カラー両面できれいな印刷なところがスペシャルなのですね。
もちろん内容に不満はありません。
とってもいい子な茜が救われました。

甘味日に出されたよもぎ餅を見てあの日のことを思い出す茜。
直前に食べた餅が椿手作りと知って、あの時薔に強引なことをしかけてしまったのはもしかして、餅に仕込まれた何かのせいでは…?と言うことに思い至る。
だけどそれだけではなく、椿の心に抱えた昏い思いに傷ついてるかも知れない人の気持ちを思いやる茜の優しさを感じました。

茜の行為を許せる気持ちになれた薔が、本編では言う機会がなかったけれど仲直りできてよかった。

キャラクターアルバムも良かったです。
ブライト・プリズンの魅力をぎゅぎゅっと濃縮して見せてくれます。

0

今までとちょっと違う特典☆

こちらのスペシャル小冊子、
文庫本折り込みチラシと同じ紙質&サイズなので
封入されていることに
なかなか気づきませんでしたw

■番外編『白い淫薬』
薔の友人・茜視点の話。
本編で「よもぎ餅」を食べたことで
薔に欲情しちゃった茜ですが、
その「よもぎ餅」が学校のおやつにも出てきて
…という話。

あの日食べたよもぎ餅に添えてあった白い粉は
少し苦かったな…と思い出す茜。
それでも椿を疑うという発想には至らないあたり
本当に良い子ですが、今後茜が椿の陰謀に気づいて
薔を助けるような展開はないのか?
薔は茜に輪をかけて椿を美化していそうなので
誰か目を覚まさせてあげて欲しいのですがw

■「私立王鱗学園 禁断の美麗シーンアルバム」
5つのイラストを掲載。
第1巻で薔が常磐に抱っこされるシーンや
調理実習、キスシーンなど……
あったな~~と懐かしい気持ちになりましたが
できればどの巻のどのページの挿絵か、
情報が欲しかったかも。
また、抱っこシーン以外は、小説の挿絵の1/4以下に
縮小されているので、「美麗シーンアルバム」と言うわりに見応えがないような(おまけに文句つけてすみません;)。

個人的には、1~2巻についていた小冊子の方が
しっかりした紙質で、番外編もラブラブで好みでしたが、たまにはこういうのも良いかもしれません。

3

茜は気付いたけど…

これはあの蘇芳による降龍殿の火事になる前ですね。

薔は茜に自分の思いを伝えて本当の和解を得てホッとしたようですが、茜はよもぎ餅を見てあの時の真相に気が付いたようです。薔も茜くらいに聡ければと思ってしまいました。

いや馬鹿な子ほど可愛いというか、あれだけ常盤に言い含められても椿の言動にグラついたり、蘇芳に降龍殿から突き落とされるまで許そうと思ってしまう純真さが甘さが薔の魅力なんでしょうね。

やはり三巻まで読みましたが薔の魅力はいまいち分かりませんでした。巻が進んで好きになるかな?
みんな薔のこと大事にし過ぎて、薔が空回ってるのが気の毒に思いました。

0

この作品が収納されている本棚