あやちゅけ
this little light of mine
横書きだから、読みにくいよ!
ってのが第一印象。
SSだろうと小説ですからね。
やっぱり縦書で読みたいです。
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都筑(攻め)の帰国日が、主人公の計(受け)の忘年会と
重なってしまうシーンから、物語は始まります。
最初は、国際電話から。
これはアレですね。
原作のラストで計が都筑を見送った後、
仕事を終えた都筑が帰国する……という設定みたいですね。
都筑の呼び方が、「都筑」から「潮」に表記が
変わっているのがちょっと萌え。
二人の距離の近さが感じられます。
うーん、恋人同士になったんだなぁと、しみじみ。そしてニヤニヤ。
都筑に「俺は(予定が合わなくて)寂しい」と
言って欲しかった計に対し、
あっさりと、
「居候で人がいるから寂しくない」的な発言をする都筑。
「もっと残念がってくれ」とご不満な計に対し、
「ふとん乾燥機、セットしといてくれ」とか言い出す都筑。
計の不満は最高潮に(笑)
うーん、計はもっと都筑に執着してもらいたかったんだね。
「会えなくて寂しい」と言って欲しかったんだね。
恋のなせる業ですな。
皆川が周囲を取り仕切る中、忘年会が始まり、
プレゼント抽選会でバスソルトとバスライトを当選する計。
2次会も無難に顔を出しとこうかと考えている計の前に、
都筑が現れ、計は茫然自失。
「帰るぞ」の一言で
計は忘年会から拉致されることになります。
皆川が2次会にも来ず、コートも忘年会会場に置きっぱなしの計を
心配して電話をしてきますが、
「具合が悪いから帰させる」と計の携帯をひったくって、答える都筑。
うーん、独占欲強いなぁ。
でも悪くない。
執着攻め、好きです。
そして、ふたりきりの車の中で当選したバスライトを付ける都筑。
暗い中、バスライトが車の中に光り、
都筑がただいまを言い、
それに対し、計がおかえり、を言い、
キスする二人。
「帰ったらぬくぬく布団が待っている」との文章で、
SSは完結なのですが、
それから二人はぬくぬく布団でおとなしく寝るわけはなく、
朝まで致すんだろうなぁと
ニヤつきながら考えてしまいました。
本当なら「萌」ぐらいの評価を付けたいところなんですが、
原作が「中立」なのに、
SSだけ「萌」ってのもなんか変だなぁと思い、
とりあえず今回のSSは、本編に合わせ「中立」と
しておきます。
長さはある程度あって満足しましたが、
今度のブックレットのSSは、
是非縦書でお願いしたいところです。