snowblack
futtara doshaburi
初回限定特典ペーパー、SS『ユアーズ』。
本編は苦しいような怒濤の展開で、いわゆるBL的な甘さは殆どなかったのだが、
(書き下ろしはまぁBL的ですが)
本編の後、付き合いだしてからの二人。
一緒に暮らしていた和章が嫌いだったので、TVを見る事がなかった整。
1人で暮らすようになってから、TVをつけて寝る癖がついたというのに、
別れの後の整の孤独と自由を見る気がする。
両親のことも和章のことも忘れるのではなくて、
そこに時を重ねていくように、二人の時間を作っていこうと思う一顕。
あ、今改めて意識したんだけれど、整にとって元好きだった人も
今好きな人も、両方カズアキかぁ!
じゃあ、一顕は彼に甘く「かずあき」と呼んで貰うのは、難易度高いねぇ……w
夜中に見ていて結局最後まで見られなかった映画のDVDを、
プレゼントしようと買ったはいいが、
なんでもない時にプレゼントする難しさに迷う一顕、
見つけちゃって「これ俺の?」と子供みたいに顔を輝かせる整。
なんどでも繰り返し、お互いが自分のものだと確かめ合いたい、
言葉でも身体でも確かめ合える幸せを重ねていこうと願う二人。
二人が見ていたのは、1990年代の豪映画「ダンシング・ヒーロー」の
屋上のコカコーラの看板の前で踊る名場面です。
夕暮れの刻々と表情を変える空とキラキラとした看板のネオンを背景に踊る二人、
流れているバラードは、シンディ・ローパーの名曲「Time after time」。
If you're lost, you can look and you will find me
Time after time
If you fall, I will catch you, I'll be waiting
Time after time……
読めば読むほど一顕は良い旦那さんになっただろうなと思います。
ちょっとしたプレゼントをしようって考えたり。
こういうの思いつくタイプの人って、ノンケとしてはいい男だと思いますよ~。
ほんっと結婚向きだと思います。
温かい家庭で子供は2・3人とか、そんな感じです。
独り身だったらお仲人さんしちゃうわよ!
かおりは惜しい人を逃しましたね~。
こんなに愛し慈しんでくれる人、逃したんですから。
きっと今頃、一顕の優しさが身にしみていることでしょう。
それとも新しい人を見つけてまた同じことの繰り返しかな?
まぁ後者のほうが可能性としては強そうですよね(^_^;)
人間の性格ってそうそう変わるもんじゃないですからね。
しかし、性格は急に変えられなくとも、行動は変えることが出来きます。
失敗は繰り返さないように気をつければ、それなりに上手く行くと思うのです。
一顕と整は、前に一緒にいた人から色々学んだはず。
今度は色んなことを二人で話し合いながら、暖かな関係を築いて欲しいなと思うのでした。
整は今彼と元彼の名前が一緒のなのはどう思っているんでしょうね?w
あだ名で呼ぶとか?カズとかアッキーとかどうですかね(センスないな~!w
…心の距離がもっともっと近づくと、
いつまでも苗字ってことはないですよ(ニヤニヤニヤニヤ
それにしても二人のラブラブな様子が読めて幸せ~!
付き合い始めって何でもないことにドキドキしたりしますよね~きゃ~
なんかこう、「求め、答える」のが自然な雰囲気っていいですね。
そんで「俺の?」っていう自分のモノ意識でお互いを愛し合うのもいいですよね。
恋愛も深化するとね、男の人って俺のモノ意識強くなるじゃないですか。
あれ好きです^^*や~愛されてる感がするじゃないですか~^^^^
んも~早くもバカップル化の兆しがwww
一生いちゃいちゃしていて欲しいです!!
初めまして、今晩は。
BLを初めて知ったのが今年の5月、ひよっこです。ふったら~大好きなお話ですが このペーパーのSSは一穂先生の同人誌に載っているのでしょうか?好きな作品はことごとく以前のもので、SS読みたくても商品に付いてなかったり-。凹んでおります。
本編の後日談。
古いボロマンションに引っ越した整の元へ訪れて一緒に過ごしている一顕。
確か、整は和章と暮らしている時、和章がテレビが嫌いで見なかったと記憶しているのだが、一人暮らしになってそれが解禁になって彼はテレビやDVDを楽しむ生活をし、付けっぱなしで寝てしまうことも度々あるようだ。
そんな彼が見ていたのは社交ダンスの青春映画
(背景がアパートの屋上で白と赤のネオンサインという描写から、多分ダーディダンシングかと思われる←追記:Strictly Ballroom原題で、間違えました邦題がダンシング・ヒーローでした)
一緒に見る一顕は、その映画の別れた恋人を想う歌について語る整の言葉に、彼が和章を思いだして、彼の片隅にいつも和章がいることを感じて、きっとかすかに嫉妬しているのかもしれない。
でも、その映画を見ている時の整の横顔が嬉しそうだったのが印象的で、その笑顔を見たくて、一顕はそのDVDを買って整にプレゼントしようと思う。
彼へ渡すことを考えてモンモンとしている姿は、もう恋する男のなにものでもない。
そして、それを持って整の部屋を訪れた時、
偶然それが整に見つかってしまう。
整の「これ、俺の?」と問われた言葉が嬉しくて、舞いあがっている一顕。
きっと、一顕は喜んでもらえた笑顔の他に、「自分もオマエのものだよ」と思っているに違いないw
一顕が整にのめり込んでいる恋をしている様子がよくわかる話でした。
整はどうなんだろう?整サイドの話しを読んでみたい気にさせられます。