雀影
yakuza shuudankansen
結核の集団感染で、隔離病棟に入院するはめになっていた椿組と剣持組の面々も、無事回復退院して、ようやく行われた門脇組の新組長就任式。
それから数日が経過し、以前のような日常が戻った椿組の事務所で、代貸の健二は、組長の様子から新しい女?の存在らしき雰囲気を嗅ぎとるのですが、出かけた先の面会相手が剣持組の組長と聞いて、ふと、頭を擡げる一抹の不安。
健二視点で語られる、椿への思い。
男に興味のない椿とどうにかなれるとは思わないし、それよりは、椿と自分の間の信頼という強固な絆に対する自負と優越感。
あらあら、かわいそうに。
一抹の不安どころか、もう、本編では、ずっぽしばこばこの相思相愛なのにね。
不憫だわ。