泰ぴか
kappa no mukoiri
河童から人間になってしまった攻様の戸籍やらなんやらを攻様の双子のお兄ちゃん
がなんとかしてくれてた!
本編終了後の何気ない日常のひとこまのお話ですが、明日やまして遠い未来なんて
考えられなかった受様が将来の夢なんかを語ることが出来るようになった
幸せがにじみでているショートです。
攻様・西流の将来の夢がキュウリ農家ってwww
河童だったのでキュウリは大好物な攻様です。
ショートとは関係ないですが、西流のお兄さんは河童のままなので、人間の時間で生きることに
なった攻様が年老いてく姿とか見届けなければならないってなんとなくもの哀しい気がしますね・・・
双子なだけに。
本編が病弱一辺倒だったので、この番外編は精神的にもほっこり甘めで良いですね。
すっかり身体も丈夫になった受け様ですが、バイトを終える攻め様を雪の中待ってる、
それに気づいた攻め様が慌てて受け様の体調を気遣う優しさ。
二人の間に確かな絆が出来た事が分かる様なワンシーンでした。
寒い中を待っているであろう受け様のために温かいあんまんを買っているあたり、
本編の中盤までの攻め様からは考えられない程甘々な雰囲気で二人で寄り添うバスの中、
きっと陽だまりにでもいるような感じでしょうか。
それに受け様は、攻め様と将来の自分たちの進路を考える事が出来る幸せを
噛みしめているようで、やっぱり甘いショートで作者様らしい感じでした。
本編を読み終わった後、妖怪から人間になったとしても、
戸籍の問題とかあるよな・・・なんて、
現実的なことを不躾にも思ってしまったのですが、
この番外編を読んで、安心しました(笑)
戸籍などの面倒なあれこれは、全部、西流の兄、東流が
「力」で揃えてくれたようです。
そして、2人は卒業後の進路の話をします。
で、西流の目標は、、、キュウリ農家でした。
なんとも、ドンピシャで、萌になってしまいました。
すれていた感じの西流が、温かくなってくれて、
嬉しい気持ちです。