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二人一緒じゃなきゃ、生きてゆけない、お前は俺の半身。
double mints
原作既読
岸尾だいすけさんと野島裕史さんの演技がやはりダントツに素晴らしい。
ダークな映像がありありとまぶたに浮かんでくるような、息遣い、台詞回し、間。
ふたりの何とも言えない、胸に迫るような関係を見事に表現していて。
良質なフィルムノワールを見ているような閉塞感にうっとりする。
あっというまに終わってしまって、心地よい余韻の残る作品。
トークでも話されている岸尾さん演じるミツオの桃を食べるシーンは必聴。
個人的にはラストの雨のエピソードが本当に好きだ。
そうなんだよ…
そしてふたりは幸せに…という風には生きていけなくても。
それだけが全てじゃない。
不幸になっても一緒にいたいと思えるような唯一無二の存在に出逢ったこと。
そのことこそが、ふたりにとって最も大切なことなんだなと。
しみじみと心に沁みる名作。
尾上与一さんの『二月病』や高村薫さんの作品が好きな方はハマるかも…
ぜひ、一度お聴きください。
余談
トークの中で岸尾さんがこの作品を演じるのをすごく楽しみにしていてくださっていたことがわかり。めちゃめちゃ感動してしまった… 惚れてまうやろ!!岸尾さん!!
小冊子
『援デリの少女たち』を読んだ後、改めて読み直して、このお話があまりにもリアルに突き刺さってきて。黒田さんと間宮さんでこのお話も膨らませて音源化してほしいと思った。ぜひ読んでみてください!
追記
雑誌『OPERAvol.35』にて中村明日美子先生による収録レポートがのっています。
とても面白いのでこちらもぜひチェックお願いいたします。
原作での雰囲気は壊さずに、それでいて難しい世界観をなかなか上手く音声化してくれていたのでは、という印象です。
ですが、原作未読の方やCD単品のみでは少しわかりにくいかな、とも感じたので
聴かれる際は原作を読みながらの方が世界に入りやすいのでは、と思います!
ダークで深い、痛い、狂気。そんなワードが当てはまるこの作品。
まるで1本の映画を観ているような感覚でした。
痛々しいシーンもなかなか多かった原作ですが、音声がつくとまた感じ方が変わってくる
ものですねー!
腕の骨を折られたみつおが、佐伯にゴリゴリと踏まれるシーンはちょっと痛かった…
CDのブックレットのコメントで【光夫】役の岸尾さんも『2枚組とかでも良かったですよね!!』とおっしゃっていたのですが、原作の中身をがっつり深くやるのであれば
2枚組でも聴き応えがあったかな、と思います。原作でのカット部分もありましたし!
逆に1枚にコンパクトにまとまったからこそ丁度よく聴きやすかった、という面も
もちろんあるのですが…
そのカットの部分なのですが、原作での〈secret3〉がまるまるカットとなって
います。
みつおとミツオの高校時代のお話なので、ドラマCDとしてはなくてもお話は成り立つの
ですが、学生時代の2人の様子、ミツオの狂気の垣間見える瞬間など…
しかたないのですが、やっぱりちょっと残念!
壱河光夫:岸尾だいすけさん
岸尾さんの低めボイス、素敵です! 正直、実際に聴くまでは全然ミツオとしての
イメージがつかず…
しかし、原作を読みながら聴き進めますと、光夫のキャラクターを考えると
岸尾さん=ミツオでイメージがカチッと固まり、光夫を演じてくださったのが岸尾さんでよかったなぁと。岸尾さんの泣き演技、好きです!
光央への静かな狂いっぷり、恐ろしいほどに彼は光央へまっすぐで、危なげで、貫いて
いて、堕ちている。
キャストトークの方でも話題に出ていたのですが、光央の断髪式DVDを観ながらの
桃を食べるシーン、まさしく桃食べてます!という表現?がすごかったです。
ここのシーンもちょっと痛いというか、また光夫の病み具合を見られるシーンの
1つなのですが、原作を読みながら聴くとまたちょっと痛さが倍増でした。
市川光央:野島裕史さん
ブックレットの感想でもご自身でおっしゃっていたのですが、野島兄さんには珍しい
キャラクターの光央。
光夫よりも感情はわかりやすいけれども、危なっかしくて、高飛車で、歪んでいて。
ただのやんちゃでは収まりきらない、危なさと鋭さと繊細さを抱えている光央の
キャラクターには、野島兄さんの声がピッタリだったのではないかと勝手ながらに
思っております。
【フリートーク】
約8分半ほどの内容でした。
岸尾さんと野島兄さんと黒田さんの3人でのトークは面白く、
職務質問の話になって、黒田さんはかれこれ200回!?という話題に。
そして岸尾さんはピーチ声優!?(笑)
ダークで深い本編の後にクスッと笑えるトークで満足です。
原作での描き下ろし「雨」もきちんと音声化されていたのが嬉しかったです。
綺麗でわかりやすいハッピーエンド、と言える終わり方ではないのですが、
みつおとミツオ。お互いがお互いに依存し合っていて、それで成り立つもの。
でもこれはこれで、きっと2人は幸せなんじゃないか、と。
2人が明るい世界に出てひっそりと暮らしていく、そんな「もしも」な展開も
いいなぁと思ったのですが、そう上手くもいかなくて。
これからも何度も危ない橋を渡ることになるんだろうし、2人して長生きができる、とは
悲しいけれどとても思えない。それほどに危険な世界、環境にいるわけだし…
それでも、2人に少しでも明るい光が見えているのであれば、救われるなぁ。なんて
偉そうな感想で申し訳ありません…!
コミック原作のドラマCDって、たいていの場合、原作には情景や真情を描写するようなモノローグや地の文はないわけで。
中村明日美子さんのこの作品も、絵その物でバーンと見せる系なので、
シーン内では、吹き出しのセリフ以外の、息遣いとか、桃食べてる音とか、丁寧に演じてらして、細かいところまで拾って収録してあるのだろうけど、
やっぱり、これは、絵が欲しいな。
と、いうわけで、
この、どうしても分かつことのできない二人の物語の世界を十二分に味わうために、
原作未読の方は、ぜひ、原作コミックも一緒にご用意の上お楽しみ下さいね。
イイですねえ。
エロと暴力が合致していて、私は好きだけど、人を選ぶかなあ。
女相手や複数や無理矢理だらけだし。
人も何人か殺すし。
何より原作未読では場面が伝わらない。
原作片手にCDを聴く分にはイイと思う。
さすがに演技は安定。
岸尾さんも野島兄さんも楽しんで演じられたようで、
じゃあよかった。
しかし岸尾さんの自前SE、というかフェ○音はさすが。
何かのフリトで遊佐さんに「どうやったらあんな音が」と言われていたけどw
今回は桃も「あれは桃を食べる音以外の何物でもない」「声優業界で桃を食べさせたら岸尾」でしたねw