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baraito no jinsei
吉野さんのBLCDでこれを推す人が多いので、興味を持った。
いいCDは冒頭何秒かでわかるけど、これもそうですね。
BGMが鳴ると同時に電話も鳴って、風俗の受付。
ちょっとトレンディ感はあるが、演出のセンスが良い。
コメディに寄せているのがいいのだと思う。
カップルが同棲しているところから始まり、
甘く穏やかな関係であることが声色から充分にわかる。
出所してからの吉野さんのモノローグに、訥々と寂寥感が漂う。
コミカルとシリアスのメリハリがあり、演者も上手いから、引き締まるね…。
緊張感が心地良い。
吉野さんのクズ役はハマる。
出会った頃のロンちゃんが不可解なほど善人すぎる。
「ロンちゃんの役に立って死にたいなぁ…」
「俺がこの人と甥っ子にしてやれることって、何かねぇのかな…」
自己肯定感の欠如が招く犠牲ですね。
事件に巻き込まれるのでは…と懸念した通りの展開になる。
自分のためにそこまでする相手が愛しいという気持ちはわからなくもないが、
普通勝手にそんなことをされたら面倒に思うのでは…。
それ以前に、馬鹿なことを…と見限りそうな場面ですが、
ロンちゃんは、やはり不可解なほど善人。
ロン→モモの理由は分からず仕舞い。
だけどドラマCDとして上質。
エピローグでパッと明るく終わるのもよかった。
絡みは3回あるが、非常に短く、流れとして必要な行為であり、
エロ目当てに聴く感じではない。
ラブストーリーというより、一人の男が立ち直る物語。
吉野さんファンにおすすめ。演技を存分に楽しめる。
この原作者の中では、わかりやすい話だと思います。
原作未読です。
薔薇色の人生というタイトルですが、この作品はタイトル一言に集約できるなと感じました。過不足なくぴったりで、聴き終わった後ニヤニヤしてしまいました笑
原作は分かりませんが、CDではモモちゃんとロンちゃんが恋人として成立した現在から話がはじまります。過去のエピソードもちょこちょこ入ってきてどうやって出会ったのか何があったのかと、語られてラストまで向かいます。
出会いを通して愛が育まれていく様子で愛を語るのではなく、モモちゃんの現在の行動でロンちゃんへの愛が語られていく様で、こんなにロンちゃんのことが大好きなんだー!っていうモモちゃんの気持ちがめちゃくちゃ伝わってきた気がしました。本当に彼の人生はロンちゃんのおかげで薔薇色に相応しいんだろうなと。そこまで好きになれる人ができるのはとても幸せなことだと感じました。
反対に、過去の話ではロンちゃんが戸惑いながらもモモちゃんを好きになってる様子がわかって、現在の話と合わせると、ロンちゃんの器のでかさとモモちゃんに対する穏やかな愛情が伝わってきました。
警察って職業だけで、イコール麻薬密売の情報がロンちゃんの役に立つ!って思い込む愚かさも、そのために危険を冒す無謀さもなんだかとても愛すべきことのように感じました。ただ恋人にこんなことやられて本当にロンちゃんはハラハラしただろうな笑
個人的には声優の吉野さんがとても好きなので、そこにも注目してたのですが、はまり役でとても良かったです。
原作既読です。原作と同じかそれ以上にこのCD作品に感動しました。
前野さんも朴訥とした感じがとても良かったですが、この作品は吉野さんの素晴らしい演技力、表現力によるところが大きいと思います。
どうしようもないクズなのに憎めない、素直で、ロンちゃんのこと以外には無欲なモモを本当に自然体で演じてくださって、もうモモは吉野さん以外考えられません。役者ですねー。いや、感服しました。
個人的にベスト3に入る、大好きなBLCDです。
小説未読。
よっちんさんは役柄的に安定ですよね。
クスリの禁断症状のくだりは、音だけなのにものすごかった。
本気ってこういうことなんだって感じでした。
前野さんは、まだ、初々しい感じ。
前野さんの受けも(私のイメージですが)珍しい印象でした。
エチシーンも、受様があまり気持ちよさそうじゃないんですが、
物語の経緯なのか演技力なのか(失礼)、いい感じでした。
モモちゃん(攻様)が仕事先(デリヘル)で恋人(ロンちゃん(受様))のことをノロけるシーンがるのですが、
「ロンちゃんがねぇ‥」って名前を呼ぶ声があっまーいっっ
ストーリー全体はけっして甘い話ではないのですが、
モモちゃんとロンちゃんの関係が救いですね
というか、モモちゃんにとって、ロンちゃんだけが
自分が壊れないでココにいる楔なのかなって思いました。
原作小説は未読です。
印象深かったのは、やはり吉野さんの演技です!
これはたくさんの方が仰ってますが、本当に彼の演技が素晴らしい!
吉野さんが好きな方は、聴いて損はないと思います^^
また、声優さん同士の演技がすごくマッチしていて、ロンちゃんの心理描写はあまりありませんが、お互いに想い合っていることが伝わってきました。
設定は結構重く、集録時間も長めですが、わりとさらっと聴くことができます。
「薔薇色の人生」と聞くと、何だかすごく優美で壮大な人生を思い浮かべてしまいますが、この作品ではやさしくてあたたかい薔薇色を見せてもらいました。
幸せな気持ちになりたいときにおすすめです!笑
これはもう本当に素晴らしかったです。
原作未読で、木原作品なのでそれなりに覚悟はして聞いたんですが。
もうなんというか素晴らしかった。
どうしようもない人生を歩んできたモモがロンちゃんに出会うことで生まれ変わったように一生懸命に生きているというか。
クズはクズなりに役に立ちたいと思ったり。
恋することで人ってこれほどまでに変われるんだな、というか。
そんなモモ役のよっちん(吉野さん)がまたものの見事にハマってるわけですよ。
こういう893寄りなやさぐれた役が本当に似合いますね。
どうしようもなくやさぐれてて。
それでいて、世話焼きというかやさしい部分も見てとれて。
更にはロンちゃんに出会ったことで、ロンちゃんのこと話したり、ロンちゃんと話す時とかはそこに愛情が感じられる。
最初の出会いはきっとロンちゃんにとっては最悪でしかなくて。
でも、コトが終わった後には既にモモの中には芽生えているものがあって。
そういうものを芽生えさせたのもロンちゃんの人柄だとも言えるんですが。
誰からも必要とされない人間としか思えなかったモモに、初対面で必死に一生懸命になんとか手を差し伸べようとするロンちゃん。
最初はロンちゃんには義務感のようなものしかなくて。
でも、それはどこかでモモがちゃんと話していなかったからのようにも思えて。
ちゃんと話した後にはロンちゃんもちゃんと考えてちゃんと答えを出してくれて。
そんなロンちゃん役の前野くんはそういうやさしさが滲みでるような感じの声でした。
危ない橋を渡ろうとするモモを必死に縋って止めようとしたりするところとかも、本当にこの人はモモのこと好きなんだなーと感じられて。
この人がいればモモも大丈夫な気もしたりするんだけど、ただで終わらないのが木原作品。
愛情が増していく故に、自分のクズさ加減がわかればわかるほど、少しでも役に立ちたくなってモモは自らまた闇に手を染めていくことになって。
最初の方の場面とこのラストの方の2回、薬によるバッドトリップ的な描写があって。
それがもう壮絶です。
バッドトリップっていうか、それは2回とも「死」を狙ってのものなので。
でも、それがあってラストのシーンが活きるようにも感じられたり。
最後のロンちゃんの告白がやっぱり一番印象的です。
ロンちゃんがどれほどモモのことを大切に想っているのか。
それはきっとモモにもがっつり伝わったことでしょう。
特典フリトはよっちんと前野くん。
かなりの長丁場ということでお昼休憩を挟んでの収録だったらしい。
「薔薇色の人生」だと感じる瞬間については、前野くんはオーディションに受かった瞬間。
その次の瞬間からはプレッシャーとかも感じるけども。
自分が物事を考えてから動くロンタイプは先に手が出てしまうモモタイプかというような話で。
よっちんはモモタイプ。
最近だいぶ落ち着いたけど、キレやすいらしい(笑)
そして、前野くんはロンタイプ。
キスする時も「キスしていいですか?」と尋ねる草食系の代表だとか。
よっちん曰く「めんどくせー!」(笑)
原作は、木原音瀬先生との出会いの作品です。
大好きで大好きで大好きで!
CDはどうやろ?とビビりながら購入。
そしたら、声優さん達が素晴らしいのなんの!
モモ役の吉野さん、ロン役の前野さん、あまりにもピッタリで、やられました。
はじめはモモが吉野さんて、頭のイメージと違うなぁ、なんて思っていて。
なのに、今は吉野さんしか考えられません!
あの迫真の演技の数々。
はじめの頃のヤサグレたモモ、仕事のモモ、メロメロなモモ…。
色んな顔を持つモモが、しっかり演じこまれていてスゴいなぁ!
おまけCDで、長丁場にお腹が痛くなった、と言うてました。
そらそうやんね、あのボリュームであの内容やったら。
二人の息もピッタリで、前野さんの演じるロンの真剣な台詞や甘い台詞にももう、シビレました。
続編が出たらいいのになぁー。
この作品は、原作には原作の良さがあり。
CDはCDの良さがありました。
何度でも聞きたいCDの一つです。
何回リピしたかわからないくらいお気に入りのCDです。
とにかく吉野さんのモモが、「モモだ!」という感じですごいです。このCDを聴く前は、吉野さんのBLでは受けばっかり聴いていたため、モモ役というのがあまりピンと来ていなかったのですが…モモそのものでした。
原作も大好きですが、CD版はさらにお気に入りです。
ロンちゃんに出会うまでのモモは、聴いているこっちまでつらくなるくらいさんざんです。
でも、ロンちゃんとの出会いが、モモを救ってくれました。ロンちゃんを愛することでモモは変わっていきました。
時計をプレゼントしたとき、ロンちゃんはまだモモを好きじゃなかった。でも翌年には、時計と一緒に気持ちを返してくれました。「明日殺されたとしても笑って死ねます」というモノローグが印象的でした。
後半は、ロンちゃんの役に立ちたいがために危険に首を突っ込んだモモが大変なことになりますが、その後のロンちゃんのプロポーズがとてもよかったです。病室でのモモとロンちゃんのやりとりは全部好きです。何度聞いても引き込まれます。
元ヤク中で前科者のダメ男が、そんな自分でも心から愛してくれる人がいるという薔薇色の人生を手に入れるストーリーにじんときました。決して派手な幸せではないけど、モモ本当によかったね、と言いたくなります。ドラマCDになって声がついたことで、モモにいっそう人間味が感じられて、本当にモモが幸せになれたのが嬉しかったです。
ちょっとBLから外れる感想を言うと、リナがかわいかったです。「結婚してあんたの店で働いてあげる」とか、あざといセリフですが、アニメ声とかじゃない自然な声で自然に言ったセリフなので、かわいいなこの子と思いました。でもモモはロンちゃん一筋ですから。
原作にはあったロンちゃん視点の話が入っていなかったのが残念です。三枚組とかでもいいから聴きたかった。
原作既読でしたが、
実はですねぇ、内容が好みじゃなくて手放しちゃったんです…。
(原作ファンの方々、すみません!m(__)m)
駄目人間って時点でもうテンション下がるし
なんで大事な恋人が「ヤバイ事に首つっこむな」って言ってんのに
危険な真似しちゃうわけ!?とか思ってしまって…。
ところが吉野さんのお声と演技で
このモモがとても人間くさくて愛おしい存在になってしまったのです!!
冒頭のどうにもなんないクズっぷりも
ロンちゃんに会って恋をして
大事にしたくて捨てられたくなくて
モモなりに頑張る姿に涙が…。
死ぬつもりで手にしたドラッグが質悪くてバッドトリップに陥って
苦しむところとか、もう痛々しい…けど凄い、吉野さん…!!
DISC1のtrack5、ロンちゃんとモモの誕生日のくだり、
何回聴いたことか!!!!
「俺のこと、ちょっとは、い………いいなとか思ってない?」
この、溜め!!!!!
最初聴いた時、あれ、CD一瞬止まった?と思ったくらいの溜め!
でも、聴くごとにこの空白が
ロンちゃんに聞きたいけど聞きづらくて躊躇っているモモって悶える!!!
「俺…、い……いいとこないじゃん…?」って
好きだって言われてるのに信じられない様子がめちゃくちゃ伝わる…(泣)
不細工とか言われたって、結局人柄が好かれて
リナってジャンキーなコに懐かれたり。
DISK2、track5で入院中にロンちゃんに自ら別れを告げたモモが……。
あんなに好きなロンちゃんの役に立ちたくて
嫌われたくなくて自分の価値を上げたかったモモ、
結局ロンちゃんの手柄にはさせてやれなかったと知って
普通の幸せを願う時。
潮時って…。俺を捨てていって下さいって…。
泣かずにいられるかーーーーーーー!!!!!!
全部を何回も聴き直すにはちょっと重めだけど、
この声と演技の威力、破壊力。
あなたの素晴らしさを知る事が出来てよかった!!吉野さん!!!
お誕生日、おめでとうございます!!
また素晴らしい作品を聴けるのを楽しみにしています!
まえぬー…、いや、前野さん、
受けが珍しいし、真面目なロンちゃん役新鮮でした!!!
フリートークではいつもわりといじられキャラなのにねw
何気に好きなんだよー…自分でもよくわからないけど!!
この作品は吉野さんに全て持っていかれても文句は無いはずだw
とにかく吉野さんの、ダメなとこもあったけど一生懸命なモモ、
最高でした!!
まず、ストーリーのレベルが高いのはもちろんだけど、吉野裕行さんの演技がリアルで本当に圧巻でした。
出所して実家を継ごうと思った矢先、刑務所に入ってる間に親が死んでいる事を知り居場所を失い、ヤクに溺れて自殺未遂するところまで、本当にリアルに声の震えやどもりなど、演じられていて鳥肌が立ちました。
警察官のろんちゃんは正義感がつよくて初対面のモモちゃんを更正させようと2人の関係は進んでいくのですが、その過程もほんとに良かったです。
モモのろんちゃんが大好きで大好きで、ろんちゃんの役に少しでも立ちたくてでも、なかなか上手くいかなくてを繰り返すモモちゃんが愛しくてたまらなかった。ろんちゃんも徐々にモモの事を愛しくて好きになって本当にこの2人は心底幸せになって欲しいな、と思いました。
この2人以外にも、モモのお兄ちゃんや、ろんちゃんの弟、一人一人に交錯する感情や人生があって本当に深い作品でした。
二回、三回と聞きたい作品です。
正直に言ってしまうと、木原音瀬先生作品の割には、動悸・息切れ・めまい・イライラが少ない作品です。
ところどころでツッコミたくなるところもあるし。
しかーーーーし!
これ!
ドラマCDの新しい境地を見た気がした!
吉野さんの演技勝ちだと思った!
ドラマCDくささというか、そういうものを軽く飛び越えている!
いい意味で声優離れしていて新鮮でした。
吉野さん演じる百田が、気弱でバカでブサイクで、ともかくダメダメの極地にいる人間だというのが生々しいほどに伝わってきます。だからこそ、必死になれるのも。
これだから、ドラマCDやめられない。
最初、どうしようかな…と迷ったんですよ。ストーリーだけなら☆3つぐらいかなと。
でも、☆3つにするには、あまりに吉野さんがハマりすぎてすごい。これは神レベルでしょう!
原作未読です。とにかくまず、木原音瀬さんてすごい!!
もう好きだー。(笑)
百田保男役の、吉野裕行さんは、
独特な声と演じ方で百ちゃん役は、吉野さん以外考えられない感じ。
浜渦論役の、前野智昭さんは、さわやかで
癖がなくて凄く聴きやすい声の方でした。
たまーに羽田野さんに似てるかなと思いました。
そして、私ズレテルかな?お兄さん関係のところが一番やばかったです。
少ししか出てこなかったけど、あのお兄さんの気持ちや苦労を想うと超辛い。
弟のために、お金出して。両親死んで喪主して。縁きって
でも後悔してて最後探すとか、よっぽど弟が可愛いかったんだと思う。
会えなかったけど・゜゜・(/□\*)・゜゜・うわぁぁぁぁん
でも、ももちゃんも義理のお姉さんにお金を送ったり、論ちゃんの弟に
兄貴ってこういうもんだって話しているのを聴いて
お兄さんも安心して成仏できたなって妄想だけど
思えたので本当に良かったです。
お兄さんの存在で、萌→萌×2で。
吉野さん演じるモモに本当に違和感なく、すぐにモモに入り込んでいきました。
ロンちゃんも不器用で堅い感じが前野さんとても良かったです。
臆病だけどロンちゃんに一生懸命なモモの心情がとても表現出来ていたと思います。
役に立ちたいと突っ走るモモ、聴いてて涙が出ました。
刑務所を出て命を捨てようと薬に走るモモ、ヤクザに連れられて危ない橋を渡るモモ、
危険な感じがとても上手に演じれていました。吉野さん凄い!
モモがロンちゃんをとても大事に想うのはCD聴いてても、凄く伝わってきます。
入院先での二人の会話、小説同様泣けました。
やっぱりプロポーズも素敵でした。
マニとモモの会話もとても素敵で、微笑ましかったです。
2枚組みですが、原作を読んでいたので全然長く感じませんでした。
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
モモだ! モモがいるーー!!
どうしようもなく馬鹿でどうしようもなく愛しいモモに会えました。
3人視点からなる3部構成だった原作。きっぱりとモモ視点の1話目のみに絞り、モモの物語として色濃い作品に仕上がっていました。
回想シーンを皮切りにはじまる、吉野さんによる怒涛のモノローグ。
といっても、進行役ではなく、モモの赤裸々な思考をただひたすらしゃべっているだけなので(原作通り)、独白するモモをまるで観察しているような感覚でした。ぎがさんの「あたかも吉野さんの一人芝居」といいう表現、まさに的を得ているかと。
下品で、愚かで、甘ったれで、実に情けない(吉野さんお見事!)過去パートと、思考回路がどこまでもロンちゃんという存在に帰結していく現在パート。
その両方で、吉野さん(ことモモ)は、いろんな涙を流して、いろんな笑い声を上げています。その多様さに聴き入らされました。
吉野さん、大好きな「モモ」そのものをありがとうございました。
聴き終わって思うのは、やはりこの話が好きだなあということです。
クズ男モモの変化や、ロンちゃんの四角四面な不器用さ、ひたすら捧げられるモモの愛、報われることのカタルシス、体温を感じる周囲の人たちの人物造詣などなど、細かく挙げれば理由はいっぱいある。
でも一番の理由は、「なにかひとつのことに打ち込む」人間の魅力を感じられるところです。
モモの愛は究極だけど、これこそが最上の愛だと謳っているわけじゃないんですよね。
人と人の間の数の分だけ存在する愛っていう曖昧なものに優劣をつけても仕方がないし、つけようがない。
これは、全てを失い、自分が無価値だと思い込んでいるモモだからこそできるあくまでひとつの恋愛形態であり、モモにとっての薔薇色の人生でしかありません。
ロンちゃんが好きだという気持ちしか持たないモモが、そのたったひとつの気持ちをとことん優先し、結果、自分の人生さえ捧げるトコまで行き着く。そしてその末の愚行。美談でもなんでもないです。
視野狭窄の極みだし、馬鹿だと思う。
でもその盲目的な馬鹿さが、眩しく、羨ましく、愛おしく思えてなりません。
文字通りロンちゃんへの愛だけに生きるモモの姿は、これだと思うものに愚直なまでに打ち込むことができる人だけが持つ魅力に通じています。
そのひたむきさ。懸命さ。誰にでもできることじゃない。
顔の美醜だの社会的地位だのそんなぺらい付加価値でははかれない、人間的な魅力のひとつだと思います。
話そのものが好きすぎて、CDレビューなのに作品語りばっかりになっちゃうなあ。いかんいかん。
そうそうロンちゃん!
優しげだけど深みがある前野さんの声は、なんて言ったらいいのかな…カチコチなんだけど角がまるいイメージで(説明下手)、ロンちゃん役にしっくりきました。
病院でのエピソードの「モモ」という呼びかけ方、深い愛情を感じます。
あと、脇の声優さんたちもいい味だしてらっしゃいましたよ。
で、声優さんも脚本も満足なのになんで神じゃないのかっていうと。
音楽なんだよー!
オープニングとか最高だし結構いいなと思う箇所もあるのですが、ここぞという要所要所がなあ…。
曲だけで聴くと割と好きなんですが、シーンと合うような合わないような微妙な印象を受けました。ここぞという時に、どっかーーんと感情移入を促してくれない歯がゆさみたいな。
といっても、完全にわたしとの相性の問題なのかもしれません。
そんな個人的不満を差し引いても、素晴らしいCDだったと思います。
今からもう一回聴こうっと。
泣きました!!!(>_<)
一言で表現するならば、恋愛の真髄!!
なんというシンプルだけど、重厚なストーリー。
ありそうでなかったお話かもと思いました。
思わず恒例のエチシーンのカウント忘れました。
いや聴きなおせばいいんやけども。。。
たぶん3回くらい?
余韻に浸りたいので、しばらく寝かしてから再聴の予定です。
胸がいっぱいで、何を書いたらいいのか……まとめられない。
この感じこそが私にとってのこの作品の特徴なのかも。
何の飾りも要らない。
相手を好きな気持ち、たったそれだけで満たされること。
大切だけど、時々見失っているものを、気付かされました。
モモはダメダメな人間に描かれているシーンが多いです。でも、ロンに恋したことで、自分の幸せに気づくこと、幸福を心いっぱい感じることができる。そこが彼の何よりも素敵なところです。
それができない人もたくさんいる。
今の社会モノばかりが溢れていて、何かを手に入れることばかり考えてしまいがちな世風。
本当に大切なものは、モノでもお金でも、見た目でも学歴でもない。
今そこに在る幸せに気が付くこと。
自分の心に「幸せ」が在ること。
あー。よかった!!沁みたお話でした。
モモやロンみたいに、大切なものをただ大切と思えるようになりたいと強く思いました。
あ。CDはなるべく声優さんについて語るようにしていたのに…忘れてました(>_<) いやそれくらい引き込まれたのと、吉野さま、前野さまが自然体だったということで!!
フリトは吉野さまがわりと語りに入ってました♪
皆様ぜひに聴いて、温かい涙を流してくださいm(__)m
号泣しました。
二時間が文字通りあっという間でした。
あ~、私やっぱこのお話大好きだ。木原音瀬作品のなかで一番好きかも。
愚かなモモが愛しくて仕方がなかったです。
木原さんは本当にキャラづくりが上手いな。
不細工で愚かで前科持ちでお金もないこんなダメダメ人間が、どんなイケメン攻めよりも愛しくなってしまうなんてさ。まさに木原マジック。描き方を一歩間違えたら、総スカンですよ。真に上手い作家さんにしか作り出せないキャラだろうなと思います。
吉野さんがそんなモモを好演されてました。
うあぁちゃんとモモだ~!って思ってすごく嬉しかったです。
吉野さんて、「私が好きな原作(「かわいい悪魔」とか「願い叶えたまえ」とか)だと必ず好演してくださる」「私がイマイチだと思ってる原作だと迷演される」という私のなかの法則があるんですが、今回もそうでした。(笑)
前野さんは、最初はロンちゃんのイメージではなかったんですが、聴いてるうちにちゃんとロンちゃんと重なってきました。
脚本、本当にうまくまとめたなァと思います。
二時間の作品なのに、原作本のすべてが入ってるわけじゃないんですよ。
ロンちゃん視点でのストーリーもあるんですが、こちらは思い切って割愛してました。いい判断だったと思います。両方を詰め込んだらストーリーが走りすぎてとんでもないことになってただろうから。二枚組でさえ「うわ、走ってる」って箇所が何個かあったし。そう考えたらこの原作って本当に密度が濃かったんだよね。
最後に。
ロンちゃん視点の話で続編カモ~~~ン!!
ロンちゃんの同僚の刑事が絡んでくるエピソード、もうめっちゃくちゃ好きなもんで、心から聴きたい。
で、原作未読の方には、是非是非原作も読んでもらいたいです。
最高でした!!
原作未読です。
本を先に手にしたかったけど、CDドラマが先になっちゃった♪
CDの冒頭、デリヘル受付を難なく明るくこなしている高めの声の男(吉野さん)、それが「もも」。
「苛めて!エマニュエル倶楽部です!」に、プッ!
「本店では、生フ○ラ、○舐め~~~」の電話トーク、いつまでも聞いていたいです!着信にも良いかな~、なんて♪
舌足らずでテンション高いから、このキャラ「ナンパでちゃらんぽらん?」と聞こえたけど、でも恋人?のロンちゃんのことを、周りに自信持って話しているあたり、好感を持ててたんです。
でも、それからのももの回顧シーンに、ソレを聞いてて「ホント駄目男だなぁ~」とため息が出ていた。
ムカつく位の可哀想な「負け犬」。
そんなモモの自殺願望を止めてくれた、ロンちゃん(前野さん)の、平たくて訥々としたトーンがとても平和です♪
ももの、ロンちゃんの役に立ちたいと頑張る一途さに涙。
でも「勝手に“麻取”や“第4課”」をやらかす向う見ずなモモに迫る危機、こっちで閉じ込めて置きたくなりました。
やっぱり声があると、緊張感・切迫感が高まりますよね!
原作未読で先入観が無かったからか、ここまで聴いてきたら、ももの声は吉野さん、落ち着いたロンちゃんの声は前野さんでもう固まっていました^^
吉野さんって、元気で可愛いめの受けのイメージだったから、今回のチンピラで攻め!なんて今までから考えないじゃないですか。
でも、合っている!
吉野さんの生活声で攻めをする、販路開拓されたんですね~^^
マジメで堅物のロンちゃんの方、前野さんって“普通”なイメージがあって、だから今まで、何の役でも出来るけど印象が薄かったんです。
ロンちゃん役も、ロン弟がつまんない奴と言っていたキャラなので、出張った声じゃない前野さんで良かったと思いました。
聞き終えた後で、ももは他に誰が良いかなぁと考えて、優しい平川さんのチンピラ男?、杉田さんの銀時がもっとヘタれでどうかな?、鈴木千尋さんは可愛過ぎる?
↓ぎがさんの仰る、中井さんのダメ男も良いですね~♪
でも結局、2枚組のほとんどを頑張った吉野さんが「もも」でした!
フリートークは、
吉野さん、お腹痛くなった(学校行きたくない病)そうで、スタジオの緊張感が伝わってきまして、前野さんも空気が薄かったと同意。
他に「自分にとって薔薇色とは?」
「ももにとってロンちゃんが転機だったけど皆さんの転機は何ですか?」
前野さんが身近に感じました♪
「ロンは融通が利かない生真面目な性格ですが、皆さんの近くにいたら?」
「ももは薬を止めたけど、皆さんの今まで止めたものは?」
ここから健康大事トーク^^
「性格は、モモ寄り?ロン寄り?」
吉野さんはモモ、前野さんはロンだそうですよ~^^
最後に吉野さんが、原作とドラマCDの違いを話していて、原作とは少し違うんだ?と原作に気を向かせてくれて^^
18分のFTの2人、人となりが見えて楽しかったでです!
良いドラマでした!聞いて損はないです!
今月の新作のうち、最も楽しみにしていたCDのひとつである。
原作の発行は2008年夏であったが、当時読みながらイメージしたモモの配役は中井和哉さんであった(ロンちゃんは正直イメージがわかなかった…)。
なので、配役が発表されたとき、吉野さんは確かに感情の起伏の激しいチンピラ役ははまるだろうが、モモの年齢からすると声質が少し若すぎるのではないかと考えた(ロンちゃんは、前野さんと言われてもやっぱりよくわからなかった…)。
実際に聞いてみると、吉野さんのモモは変に声色を使うことなく実年齢を自然に表現し、「バカでダメだが情に厚い30男」として実に的確かつ魅力的であった。
前野さんは作品により声色をかなり変えてくる(そしてそれが時として作品に違和感をもたらすこともある)が、本作に関しては硬質ではあるが冷たくはない印象で、ロンちゃんの「心から真面目だが不器用」な人物像がよく表現されていた。
結果としてメイン二人の声や演技は、キャラクターによくマッチしていて相性もよく、ストレスなく聞くことができた。
一聴しただけなので不正確かもしれないが、本CDは小説原作・2枚組の作品であるにもかかわらず、明らかなナレーションはなかったように思われる。
つまり状況は台詞としてしか語られていないのに、決してわかりにくさは感じられなかった。
さらに、ナレーションがないために吉野さんの発する膨大な言葉は全て台詞であり、登場人物が多い物語であるのにあたかも「吉野さんの一人芝居」の様相を呈していた。
吉野さんの演技を堪能するのには最適の一枚ではないかと思われる。
結果オーライだったので告白しますが、実はモモ役の吉野さんがいかにも~なチンピラっぽくなるんじゃないかなーとちょっとばかし危惧してたのですがそんな事は全然無くて30代の駄目男でした!!
疑っててごめんなさいーーって感じです、凄く吉野さんが良かった!
ともかく吉野さんの出番多くて7割位は吉野さんパートだった気がしますが、合ってるので違和感無く聴けました。
前野さんのロン役は最初のエロ後の泣き演技がちょっと引っかかったけどそれ以外は、誠実で生真面目さが出ててこれも良し。喘ぎは上手いって感じではないですがロンらしいっちゃらしいです。
2枚組で、特に1枚目の脚本のまとめ方が良かったー。
脚本、演出共に良かった。これはいい出来なので迷ってるなら安心して買って大丈夫ですよーとオススメ。
あとモモの勤め先がデリヘルなのもあって女の子が脇で結構出てくるんですが自分の苦手なキンキン声はいなかったのも地味にポイント高し。
特典フリトは作品内容には殆ど触れてません。完全に声優さんファン向けかな。
吉野さんの役作りとかちょっと聞きたかったんだけどなあ。
総括すると、モモ役の吉野さんが良かった~これは好演!!
今のところ木原さん原作CDは大きく外したってのは無いですね、こういう作品ジンクスみたいなのって不思議と続くのでこれからも木原さん原作CDは安心して買ってもOKな気がしてきました。