fiona0109
纯情罗曼史
作品デーダベースのカップリングの記入については、純情ロマンチカ&エゴイストについてはHの絡みがなかったので省略しました。
記入されているカップリングは「沈む蜩」のものになります。
純情シリーズと「沈む蜩」は作品としての関連は全くなく、どうしてこの作品がこの本に収録されているんだろうという疑問はありますが、私にとっては思いもよらない収穫になりました。^-^
純情シリーズもほんわかするものや、可笑しなもの(M大プリン部)もあるのですが、シリアス系時代物が好きな私は、この本では「沈む蜩」を一押しします。
村を全滅させられた青年になろうとしている子が復讐を誓い、敵を探して旅をしているお話です。
ジンと胸に来るものがありました。
中村さんの時代物がもっと読みたい、と思わせる作品です。
純ロマの構成はメイン1本+ギャグ2本で、メインは、
編集から作風が、殺伐したものから優しい感じに変わったと言われ、
思い当たる節はあるものの、他人に指摘されてから、
自身の変化に気付いた事が恥ずかしいのと、
その張本人(美咲)が丸っきりそのつもりが無いのが、
ちょっぴり悔しいウサギさん視点の話だった。
角先輩って凄く大人っぽく見えるけど、
バケツプッチンプリンを作って食べることが夢だなんて、
彼もやっぱ美咲と1歳しか違わない、
ただの大学生なのだな~とほっこりした。
「泥む蜩」は、昔の絵柄の方がレディコミちっくで、
クセが少なく万人受けしそうだなと思った。
受けの両親や村を襲った敵が、攻めだった展開は、
最初から読めてたが、王道で泣けた。
ただ、攻めの腕を切り落とすだけで止めて、
復讐終わり!ハッピーエンド!!っていうのは、
バランスが悪くて軽く感じた。
受けを失うことの方が攻めの贖罪になる気がするから、
受けが攻めの腕を切り落とした後、
自殺を図ろうとして未遂に終わる位じゃないと納得できない。