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近所のさびれた古本屋で、100円で手に入れてしまいました。超ラッキーです。あの店主さん、いったいなぜこんな格安にしたんだ。
須和雪里さんの短編、かなり好きなんです。『サミア』や『いつか地球が海になる日』などの問題作に泣かされました。
この『タブー』は、タイトルのわりにはごくごく普通の学園ものなんですが、丁寧で優しいストーリーに好感を持ってました。
それを、置鮎さんと山口さんが好演。
濡れ場はないけど、高校生同士のゆっくり進む恋のお話に、キュンキュンさせられました。
山口さんの声ははじめて聴いたんですが、すごいショタ声ですねー。いやー、この作品では聴けなかったけど、山口さん受けの濡れ場を聴いてみたいもんだわw
ビックリしたのが、主題歌がくっついてたこと。主題歌つきのドラマCDなんて、はじめて聴いたよー。
タイトルコールで脚本家の名前まで紹介されてて、製作陣がこの作品をどれだけ丁寧に作ったかが伝わってきましたよ。
また、『そんなただの一日』という、原作にはなかったSSもついてて、これも主役のお二人が好演されてました。
寸止めで悔しいんですが、高校生カップルの初々しさにニヤニヤできますw
CD→原作の順で聴いたです。
冒頭の勝平さんの鼻歌がトボけ可愛くて、あまりに適当っぽかったんでこのアドリブ歌最高だよ!!勝平さん!!!って思ってたんですが原作読んでびっくり。
「うーらの畑でポチが鳴くー、正直じいさんこっち向いて、恥ずかしがーらーなーいで、アラッ、じいさん、男だったの?」「ツッタカラッタッター」(原作より抜粋)
………ほぼそのまんまです。これ読んだ時ちょっと感動しました(そこかよ)
このアホ鼻歌を自然に適当な鼻歌っぽく聴かせる勝平さんってやっぱ凄ェーー!!
ストーリーの奥底の軸はタイトルそのままの『タブー』
話の作りとしては原作を軽めにアレンジ、時代柄もあってかラブシーンらしきものはほんのちょこっとでエロと呼べる絡みは皆無。
まあ原作もやってる(?)シーンは1行ですまされちゃってるしなー。
置鮎さん演じる久保[攻]と勝平さん演じる卓人[受]のちょいラブシーン、ここはBL裏話で勝平さんが話してた1本マイクの場面ですな。
ちょい横行きますが、当時1本マイクで録音していて、実際に勝平さんが置鮎さんの胸に抱かれて録ったというエピソードがBL裏話で披露されてるんですがそれがこのシーン。
BLCDも色々試行錯誤されてるなーって意味で聴いてみるのもこれまた脇の楽しみで。
他のキャストも何気に豪華で、地味ながらも良作。
地味だけど古臭いって感じはあんましないです。エロシーンはないけどそれはそれで良し!
演技は実力派2人なので流石の安定感。
置鮎さんはやっぱ声若いよー、ちゃんと学生してます。勝平さんはショタ声~~かわういなあ。
裏話を知っていて聴くと面白さ1割増しですな。