むつこ
王道学園ものといっていい作品だと思うんですが、そして私は基本的に王道学園ものがそんなに好きではないんですが、依田沙江美さん原作のこの作品は大好きです。
何度も読み返してる原作です。依田沙江美さんの手にかかると、こんなに可愛くてこんなに萌えてキュンキュン甘酸っぱい作品になるんだなァ。
ヤンチャ系の可愛い受けくん(水島さん)と、包容力のあるメガネ委員長攻め(小西さん)のカップルです。
このCDでは名前だけしか出てこない登場人物が何人かいるから、この作品だけ聞くと若干混乱するかもと思いました。気になった方は是非三巻ある原作を読んでもらいたいなって思いました。本当に可愛くて面白いので。
なんてことはない学園生活のなかで、二人が少しずつ近づいていくのが好き。
受けが襲われた事件の真相がのちに明らかになるんだけど、攻めがずっと勘違いしてたことにニヤニヤしてしまいました。
初エッチがまたういういしくてさ。受けくん(水島さん)のあまりのかわゆらしさに私も泣かせたいと思ってしまいました。あ、小西さんの攻め喘ぎも相変わらず色っぽいです。
ほわほわした気分になれる一作でした。
最初は原作未読で聴きました。
流れている空気が、
わたしが思い描く近年の高校生活とはだいぶかけ離れていて、
ちょっと同意は得られにくいかもしれませんが、
ジ○リ映画の「コク○コ坂から」に似た雰囲気を感じました~
そのなんだか古めかしい感じが、
温かで楽しくてステキだなぁ~と思いましたよ☆
都会から離れたところにある(?)中高一貫の名門男子校が舞台で、
お茶会があったり、
「~たまえ」なんてサラッと言っちゃう生徒が出てきたり、
ホモCPがいるのが珍しくなかったり、
オカマ言葉を話す男の子がいたり~w
でも、
バタバタした学園ドラマではなく落ち着いて聴ける内容で、
だけれど、学生らしい子供っぽいエピソードにほっこりできたりもして、
とにかくなんだかほのぼので癒されました♪
原作未読でも、
メインのふたりと、オカマ言葉の友人・安藤、
生徒会長・宮嶋、攻めに憧れてる中等部の金子くん。
ここら辺だけ区別して(声が結構違うので区別しやすい)、
あとはその他大勢の脇役~として聴いていたら、
わたしはスッキリで分りやすく感じました。
逆に原作コミックを読んだ方が、
顔が似ているキャラが多くて頭の中がゴチャゴチャしちゃいました…
個人的には、CDの方がずっと好きですね♪
そして、
このCDはフリートークが面白い&聴いたら更に本編が楽しめるのも魅力!
攻め役・小西さんは、
若くて感情を表に出さないという役が大変で頑張った!
と言っておられましたが、すごくよかったです、油野~~
「かわいい大事にしたい」という受けへの気持ちが言葉の端々からスゴク伝わって、
クールで大人っぽいのに、とぼけた受けに振り回されてもいて☆
エッチしたら「あんなの夫婦じゃなきゃしない!」なんて受けに言われて、
ちょっと戸惑った感じとか、ん~~~攻めの油野こそ可愛かった♡
そして、そんな攻めに愛されている受け役の水島さんは、
この作品がBL童貞だったそうでw
そういうの聞くとありがたみが増すな~
エッチシーンで、
小西さんが受けの名前を言うセリフを忘れる☆というミスをしていた!
なんていうOKテイクの裏話も話してくれていたし、
それを聞いて帝王が、
『「早くー」ってアドリブで言えばよかったのに』
とツッコミを入れていたのには、思わず笑ってしまいましたよw
そんな本編もフリトも1枚で聴けて、満足満足~なCDでした♪
なんか…。
小西さんが出演されていなかったら
聴かなかったかもしれないという感想です;
(のっけから申し訳ございません…)
そもそも学園ものってそんなに触手が働かないのですが
たまには新鮮で良いかなーなんて。
小西さんの高校生役ってどんなんだろう、と。
とにかく脇キャラが多くて原作未読の身には厳しかったし
(一体誰が誰やら…;;)
ああ、やはり生徒会執行部とか出て来ちゃうのねと思ったり;
「バイオレンス伸ちゃん」ってネーミング!とか
森川さんは高校生には絶対聴こえないなぁ…wとか
ツッコミどころ満載でした。
小西さんが優しいようでいてちょっと強引なところは良かったです。
部屋でせまる時の「逃げらんないよ」は
思わずにやーーーっとしてしまいましたw
あと、予想していたよりHシーンでがっついてる感じで、
今まで我慢してきたのがようやく…
っていう気持ちなんだろうと思いました。
伸哉演じる水島さんが事後泣いちゃうのが可愛かったw
作中のモノローグで「みんな、何を考えているかなんてわからないんだ」
みたいなセリフがあって、
そんなの当たり前なんですけれども、
高校生でそういう揺れがあるのってリアルだなーって思いました。
ニコニコしてたって、仏頂面してたって
心の中は本人しかわからない。
だから、ちゃんと向き合って話したり
相手を尊重しながら想いを伝えるのが大事なんですものね。
恋愛に限らず。
あと、びっくりしたのがオカマの安藤!
あれ?保村さんだったのー!?とw
すっごく意外でしたが、オカマっぽさがとても出ていて
楽しかったです♪
最後は「…えええ!?ここで終わっちゃうの!?」という。
それでも特に続きが気になるというわけでもなく…。
色々うるさくてすみません;
あと、吉野さんが好きなのに、
どこだったのかわからない自分にがっかりしました!!(泣)
フリトは流石の森川さんだけあって、
お話の進め方がスムーズだし、
小西さんがセリフ言わないでいた時のことを
「受け殺しだね」ってツッコんでくれてたり、
水島さんがBLデビューで、これから一体どんな…みたいな話に
「まぁ受けだろうな」とww
たぶんその通りなんですけど!w
ディフェンス側は過呼吸になるから
酸素を多くとらないと、って森川さんのアドバイスの時
過去の経験上大変だったらしく
「受けはもうやりません」って、小西さん!
酸素をちゃんととれば大丈夫なのではございませんか??w
…私、まだ小西さんの受けを聴いたことがないなぁ…。
しかし司会は小西さんだと言うのに
結構ぐだぐだで、小西さんの自由人っぷりがかなり窺えましたw
声の感じからするともっと繊細っぽいイメージなんだけどなぁw
そういうギャップも好きです♪
というわけで(?)、おまけの「萌」です。
(原作を読んだら何か印象が変わるのかもしれませんが…)
森川さん目当てで聞きました。主役ではないんですけれども。
男子高校の学園モノで、原作の1巻をほぼカバーしている内容です。
水島さんがBLで初の主役をされた作品になります。
原作のイメージを上手く出しているドラマCDだと思います。
小西さんは頭が良くてクールな委員長を優しいお声で演じられていましたし、水島さんは、ちょっと頼りなくて天然だけど素直ないい子を好演されてました。
森川さんは、ちょっとエキセントリック気味な生徒会長をいつもながらの素敵なお声で楽しく演じられてます。
BL度としては(原作もそうなんですが)、低めではないかとは思うのですが、十分楽しめた作品でした。