ビターチョコレート
初めてレビューさせていただきます。
BLCDを600タイトルくらい聞きましたが、やはり記憶に残るものと全く記憶に残らないものと分かれます。ちなみにこの作品は400枚目くらいに出会いました。
わたしにはこの作品は間違いなく、神評価です。
評価が少ないのは残念ですし、正直不思議です。
他の方も書いていらっしゃるように、とっつきにくい。。のでしょうか?もし、迷っていらっしゃるなら是非聞いてほしいです。
切なくて骨太のストーリー、吉野さんと三宅さんの熱演、全てのキャストの方もハマり役だと思いました。吉野さんはすれっからしな役が本当にうまいですね。(褒めてます)
話自体は重いので、何度も聞き返す作品ではなくて、聞くのに覚悟が必要です、私は(笑)
06年の鈴村×吉野。珍しい組み合わせ…。
二流ピアニスト×ヤクザ幹部。
なんで自分からヤクザ屋さんに近付いちゃうのかな?
男同士なのに気を引きたいと思っちゃうのかな?アホの子かな?という奇怪な導入部。
ヤクザ幹部のほうも粗暴ということなのだろうけど、
洋菓子のモンブランを知らないとなると不自然すぎるのではないか…。
いきなりお互いに一目惚れしたように接触を持ちだすけど、
なぜそうなったのか原作未読ではわかりづらい(そのあたりの描写が原作にあるのかは知らないが)
今回吉野さんはチンピラではなく幹部なので、ドスのきいた低音。
攻めの脳内がお花畑ではあるが…重苦しい雰囲気で、萌えとかではない話。
キャストの魅力もあり、妙に引き込まれる。
この二人が恋仲になるとはとても思えず、話の展開が気になる…。
CDは1~3と出ていて、1は序章。完全に序章でしかない。珍しい作りだなあ。
フリトは数言程度。明るくてよかったw
このCDの何が凄いって、受けが女とやっているシーンはそれなりの尺であるのに、
二人の絡みはないところですね。
BLCDとしては非常に珍しいことになっている。
自分が言いたいこと皆さま書いてくださっているし
書くことないと思いつつも
ついさっき聞き終えたばかりのこの感じ、吐きだしたい為に乱筆すみません。
(原作未読です)
聞いているあいだ中ずっと、負のほうへ感情ジェットコースターでした。
手に汗にぎるドキドキさ、というより
ぎゅっと全身に力を入れて、息をひそめて聞き入ってしまう問答無用な圧力。
不安、悲壮、どうしようもなさ。
その行動はきっと報われないんだろう、
その押し殺した痛みが救われるときはこないんじゃないか、
・・・もう、エンディング誰が死んでても不思議じゃないや感。
好物のエロシーンすらも、ひたっすら苦しく。
喘ぎ息遣いもキャラの心痛がまず鼓膜をひたす感じで、とにかく痛い・・・・。
すごくしんどいのに1~3まで一回で聞き倒してしまいました。
この凄まじい吸引力は
(もちろんストーリーのパワーが大土台ではありますが)
声優陣の演技力で。
大した表現ができなくて恥ずかしく歯がゆいのですが
改めて、
声優ってスゴい
そう思い知らされるものでした。
聞けてよかった。
出会えてよかった作品ですが、リピするにはしんどすぎて。
しばらく時間を置いてから、是非聞きなおしたいです。
原作未読で、893ものはちょっと苦手なんですけど
シリーズものだし聴きごたえありそうでどきどきしました。
ジャケの感じでイメージしていたら、
絹川役の鈴村さんは高めかなって思ってしまいまして…。
勿論演技力は安定してます!!
そして深見役の吉野さん、低めー!!
吉野さん出演作は何枚かしか聴けておりませんが
一番低いかも!!
凄む時は本当に狂ってるみたいで、
一体何なんでしょうかこのお方は!と感動してしまう…(泣)
工藤役の三宅さん、渋いなーと思いつつ、
有島役の花田さん!!凌辱エロじじぃ!!w
すっごく大人の雰囲気でした!!
声優さん方の演技には唸りましたが
どうも私はお話に入り込めず……。
あれだけゲイを毛嫌いしていた深見が
絹川にキスをするというのも
いくら大事にしたいと言われたからって…、と思ってしまったり。
まだ続くからなんとも、というのもありまして、
吉野さんが好きなのでおまけの萌です。
しかしピアノを弾く男性、というのは本当に良いものですな。
原作、大好きです。
原作が長編なので、できれば続きも揃えて、通して聞いて欲しい。
このCDもストーリーの途中で突然終わります。
深見はほとんど感情がないし、裕介についもほとんど説明がないので、原作を知らないとちょっとわかりにくいかも。
原作を読んでいれば、深見の声や話し方、行動にもすごく納得がいくし、裕介の感情の高まりにも同調できるのですが、、、。
この作品、すごく物語に力があって好きだったんですが、それはストーリーそのものだけじゃなくて、あの絵全体が発する圧力というのが、やはり相当大きかったのだと再確認。
また、原作コミックスを読み返したくなりました。
萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
売れないピアニストと暴力団幹部のラブストーリー…というよりも、男たちのドラマです。
ヤクザじゃなくて暴力団と訂正したくなるような乾いた世界観が再現されていて、原作ファンとしては嬉しい出来栄えでした。
必ず全3巻を聴いてください。1巻で辞めちゃいかんです。もったいなか。
いきなり白状しますが、主役ふたりのキャスティングが違和感がありまして…。モゴモゴ
悪くない、悪くないんだけどー!あーもー、ドラマCDは別物として聴くのを心がけてるのに西田作品は愛しすぎてて…鬱陶しいおのれがいやだー。
という人間の小うるさいレビューなので、読んでくださる方は参考にならないことを踏まえて読んでくださいませ。
ヤクザの深見役に吉野さんは低音で臨んでらっしゃるんですが、やっぱり若い。
どうしても浮かぶイメージが若者なんだな~。もう少し重みが…と思ってましたが、だんだん深見に聴こえてくるのは吉野さんの力なんでしょうね。
感情の起伏がほとんどない棒喋りなんだけど、狂犬の顔が覗くととたんに凄みをみせる。その豹変ぶりに拍手。汚れ役、やり慣れてる感が滲み出ていてたまんないですね。
たまに真顔でアホなこと言う天然ギャップも健在で、途中からは深見だと思えてきました。
ただ鈴村さんに関しては、どうしても祐介に重ならなかった…。
鈴村さんは力の抜けた演技が持ち味だと思うのですが、重い台詞と軽い台詞の振り幅があまり感じられなくて悲しい。
有島に反論するシーンとか、どうにも響いてこない。一般人である祐介がヤクザ相手に涙ながら啖呵切る大事な台詞なのに…(あれこれ2巻のシーンだっけ?一気に聴いたので)
でも反面、そのラフな感じが、飄々としてる祐介のイメージに妙にはまっているのが不思議なんですよね。
そしてそして三宅さん、文句なしの工藤っぷりです。ぶらぼー!
かなり重要な役どころなだけに、このハマり具合は嬉しい。
こりゃ最終巻の「あの台詞」が楽しみで楽しみでたまらんです。はよ聴きたい。
花田さんも、味な変態じじいを好演。
予想外にも美声キャストだったので驚きました。原作の顔と合ってないけど、こいつただの変態じじいじゃねーなっていう存在感を放ってらっしゃいます。ナイス配役。
吉野さんをいたぶるねちねち加減がサイコーだ。2も期待してますよw
ユキさんも大人声で安心安心。
もったいないなあと思ったのが、祐介のピアノかな。
深見にとっても祐介にとっても大事な曲だけに、そこはじっくり聴きたかったです。
原作が大好きなのでイメージと合うか不安で、今まで気になってはいたものの手が伸びませんでした。
こちらのレビューで高評価だったので、期待できるかなと聴いてみました。
ごめんなさい・・杞憂でした。
鈴村さんは絹川のおっとりとしていて少し抜けていて、それでいて譲らない強さがあるところを、古野さんは深見の乏しい感情と激しい感情の両方を演じられていました。
深見の声はもっと低い声をイメージしていたので最初「あれ?」って感じでしたが、激しく怒鳴るシーンを聴いて違和感は無くなりました。
有島はなんかもう・・素敵過ぎますね。
あと女性も何人か登場するのですが、大人な女性だったのが個人的には凄く好感でした。
冒頭でのシャンソンも素敵だったし、ユキのドライだけど見守っててくれる温かさが伝わってくる感じで良かったです。
キャストの皆さんが演じているキャラの雰囲気を上手く掴んでいらっしゃったので、聴いてて物凄く楽しいですね。
BGMは確かにちょっと微妙ですね・・。
深見がピアノを弾くシーンがあるのですが、BGMがかぶって流れていてしまいピアノ音とBGMが混ざってしまっていました。
そこが唯一残念な所かな。
原作が好きな方はぜひぜひ聴いてみて下さい。
更に原作が好きになれると思いますよ。
原作、西田東さんの傑作中の傑作(と思っている)のドラマCDは、3本まとめて聴いて欲しい!
作品中に出てくる、とぼけた西田表現が一体どうやって表現されるのか?
絵で表わされているので、CDはどうしてもそれを言葉で補完している為イメージがつきにくいとは思うので、漫画を知っていて聴く方がよりイメージは膨らむとは思います。
売れない下手くそなゲイのピアニスト・祐介に鈴村さんなんですが、ひょうひょうとしたキャラがぴったり!
感情に乏しく狂犬のような狂ったヤクザに吉野さんは、最初若過ぎないか?とも思ったのですが、無感情・無表情さが出ていて、冷酷さを見せて怒鳴る場面は背筋が凍る物が!
まだこれからも壊れていくシーンが満載なので、超期待なんです!
工藤@三宅さん、まだ従順な面しか魅せてないんで、今一つ男臭くないんですが、期待してます!!ラストの叫び~♪♪
そして、何よりいい味出してたのが、深見に執着する有島を演じた花田さん!!
変態オヤジっぽさが出ていて、不気味というか、気味が悪いというか、本当、いいんですよww
そんな声優さん達によって作られた作品は、原作に比較的忠実に展開されていきます。
鈴村さんの喜怒哀楽がよかったな~祐介にぴったりだったのですよ。
モノローグ含め、全裸で出てくる深見に突然怒り出して訳分からない謝罪を求めるところ、拉致された深見を探すのに、とぼけた「ヒロシ~」と演技をするところ、深見に一喜一憂する姿。
原作の祐介のイメージがまんまでした。
ここに出てくる女性キャラは水商売の女性で、チャラチャラした若い女子でないので、声もそれなりで、そこも好感を持つ一面。
BGMはサイバーさん余り上手くない(自分的評価)んで、ちょっとがっかりですが、その分演技は素晴らしかったので、帳消しです。
見せ場はまだまだこれからたくさんあります。
是非是非、原作読んだ方に聴いて欲しいです。
3だけは以前にレビューを落としたのですが、1も2もレビューしておきたいなと思って。
この大傑作に私以外の方がぜんぜんレビューを落としてくださらないのは何故だー!
この作品は三部作というより、1~3すべて合わせて一つの物語なので、まとめて聴くことをオススメします。
原作コミックもオススメします。
西田東イズムがたっぷり詰まった傑作です。
ヤクザものだし、女性とのセックスシーンも出てくるから、万人向けのBL作品ではないかなァとは思いますが、骨のある物語をお探しの方なら、是非ぜひ。
主役のひとり、下手なピアニストの一途な思い。
彼は、まっとうすぎるほどまっとうな人間です。
気弱なのに無鉄砲で、いざという時の精神力はめっぽう強い。
まっとうに育てられてきた人間特有の、真摯で芯のある強さを彼は有しているのだ。
もう一人の主役は、心のどこかが壊れてしまっている悲しいヤクザだ。
壊れてしまっているがゆえに、彼は自分が悲しい人間であるということにすら気づいていない。
はからずも出会ったこの二人が、ヨタヨタしながらも少しずつ絆を深めていく様子が、リアルに丁寧にそしてコミカルに描かれています。
衝撃のヤクザ受けでもありますw
ピアニスト役は鈴村さん。
鈴村さんが攻めって珍しい。
けど、受けのような攻めだし、ハマり役です。
終始可愛いです。
切ないモノローグに、涙が出そうになりました。
ヤクザ役は吉野さん。
感情を示さない棒読み口調が、心の壊れたヤクザの深見そのものでした。
もちろんずっと棒読みではないです。
ドスをきかせて舎弟に怒鳴るシーンなんて、怖い怖い。吉野さん、こういうの上手いんだよなァ。
花田光さんにレイプされるシーンでの、ケダモノのような咆哮には、ゾクゾクしました。
2に続きます。
とにかく傑作なのだ!