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2人でタンゴを踊るシーンがあるんだが、相変わらずどこか色っぽく吐息というか息遣いが聞こえるんですよ。
これ、なんかいいな。
刺客がやってきて朔弥を人質にとるシーンでは、レオンは敵を油断?させるために、朔弥の命なんてどうなっても構わない、というような言葉を発し。
取り押さえた刺客に銃を突きつけ、放ち。
その容赦のない行い、冷徹な横顔に朔弥は改めて自分とレオンの立場の違いに気付いて触れようとしたレオンを拒絶する。
存分に怯えればいいと言うレオン。
けれど。
「血で穢れたこの手をお前の身体で清めるつもりはない」
そう言って朔弥に1人で眠るよう告げ出ていく。
ここが超切なくて好き―――――――!!
このお話の中で私的にはここが一番でした。
一番切なくて泣きそうになる。
自分の手が穢れていることは重々承知で。
それに朔弥が怯えても仕方ないことだと思っていて。
でも、わざわざそんな言葉を残して出ていくなんて…。
声が淡々といつもどおりの分なんか沁みてくるっていうか。
「傷…つけた…」
て朔弥も切なくなってて。
そこが好きー!
幸成との再会のシーンでは、最初は普通に話していた朔弥だが、幸成とレオンの間に自分の知らない時間が流れているのを感じ、つい幸成を傷つけるようなやり方で両親の死を告げてしまったり。
このシーンで泣いちゃう遊佐さんがかわゆいです。
結果、部屋に帰ってレオンからお仕置き。
お仕置きなのに感じまくっちゃう朔弥。
抱かれているうちに尖っていた心が凪いでいく。
「俺だけを見て」
その言葉だけで、もう朔弥の気持ちを語ってるも同然でしょう。
ラストの生死をかけた告白シーンもステキ。
朔弥はスペイン語で愛の告白をして。
それにレオンも応え愛を囁いて。
この2人のやりとりがとても素敵でした。
というか、この時もその前の教会に残るって決めた時もレオンが朔弥の言うことにいちいち「え…」って驚くのがなんか可愛い。
自分がどれだけ汚れた男かわかってるからどれだけ相手を愛したところで、同じだけのものを自分が手に入ると思ってないっていうか。
同じものが欲しいと思うけども、相手にそれだけのリスクを負ってまで自分を愛してもらえると思ってないっていうか。
なんか素直に驚いて嬉しく思ってる感じがすごくして。
鳥ちゃんは相変わらず強気というか男らしく、でもレオンのことを想って切なくなったりする感じが絶妙でした。
常に屈しない感じとかやっぱ鳥ちゃん好きだわー。
ハマケンさんはソフトな中にも迫力があって甘さもあって。
遊佐さんは頼りないというかマイペースでのほほんとしてるお兄ちゃんがステキでした。
平川さんは今まで聞いた中では一番低い声で怖い感じでした。
いつもみたいな優しげな感じはなかったね。
ハマケンさん目当てで聴きましたが、鳥さんの艶やかさに魅了されてしまいました。喘ぎ声がたまりません!
華藤えれな先生の作品、前編、後編と楽しませていただきました。ストーリーもBGMも異国情緒溢れる、とても神秘的で甘美で素敵でした。
こういう異国の設定いいですね。スペイン語もいい。舞台は南米アルゼンチン、ブエノスアイレス〜冷酷なマフィアレオンと日本から異国へ行方知れずの兄を探しにきた美しい刑事朔弥、朔弥はある事件に巻き込まれ、レオンになぶられ、凌辱され、ペットにされてしまう。
ストーリー的にはよくできていて、孤独や兄弟間の嫉妬など、情緒的な要素も兼ね備えられ、CVについてもハマケンさんと鳥さんがとてもうまく表現されていました。朔弥の兄の幸成が遊佐さんだったのも嬉しかったです。
剛健で高圧的、かつ男前なハマケンさんのレオンがかっこよすぎたのも大満足でしたが、鳥さんの勝気でツンデレな朔弥がレオンに懐柔されて、快楽に溺れ、変わっていく様、いやらしくレオンを求め、懇願する様が萌え萌えで最高でした。
レオンの二択、質問、言葉攻め、ささやきもたまらなかったです。
「一緒に死んでやる!」全体的にはストックホルムシンドローム的な内容かと思いつつ、身体だけの繋がりから、終盤、二人の肌と肌が触れ合い、二人の思いが通じ合った際にはグッときました。二人の吐息混じりのスペイン語の愛の告白が…♡
「人を愛してはいけない…」愛する人ができると強くもなれるが、対峙して、弱みができ、弱くもなる…ヘミングウェイの一節の喩えも素敵で…朔弥の「お前(レオン)に破滅させられた…だが、人を愛することを教えてくれた」と。甘々な二人なのですが、互いの確固たる信念、潔い男らしさが入り混じっていて、なんともたまらないエロスなのです!
とにかく、ハマケンさんの二面性(レオンの甘さと高圧的であったりの抑揚のある表現)と吐息に漏れた息づかい、鳥さんの朔弥のツンデレエロが超絶色っぽくて、お二人の演技力に脱帽~ホントに大興奮、大満足しました。エンディングは意外とあっさりでしたが、それはそれでよかったです。とても素敵な作品でした。
スレイヴァーズシリーズからの華藤えれな先生のファンで、先生の凌辱ものが大好物です。こちらの小説も既読済です。私はこういった"まさに王道もの"が大好きな人間です。この作品にこのようなドラマCDがあったことを最近知りました。
CVが浜田賢二さん(レオン)と鳥海浩輔さん(朔弥)ということで、思いのほかよかったです。レオンS、(ひょっとしたらM気質も存在するような)朔弥、一見SのようなドM、お2人ともとてもかっこよくてセクシーでした。
お話しについては、異国設定で、舞台はブエノスアイレス、マフィアと刑事という敵対する立場の2人の禁断の愛。こういう設定、面白いです。互いの立場の違い、そして、孤独で愛に飢えている2人なので、すべてが初めての経験、感覚で困惑したり、迷いが生じたり、激高したり、うろたえたりと、本来の自分でなくなる不安と葛藤、思考力にも問題が生じ始める。ましてや朔弥は異国でのあり得ない状況下ならなおのことで。(ドラマなので)
“お前の人生のすべてを俺に捧げろ”、レオンは兄幸成の命の保証を約束し、その代償として朔弥を軟禁し凌辱するのですが、簡潔にいうと、以前からレオンは兄幸成の話から弟の朔弥に興味をもち、それが偶然にも行方不明の兄を探しにきた朔弥と出会い、一目で気に入り…人を愛することを知らない、愛に飢えている人間は人を信用せず、相手を都合よく支配、所有物にしようとする。
そして、男女ともきょうだいは養育環境、両親の接し方によって嫉妬や妬みも多少あるような気がします。幼少期に大きな心の傷を受けたり、親に愛された実感のないまま生きてきた人間は劣等感、コンプレックスもあるし、自己肯定感も低い。この2人もそして、幸成やレオンの義弟ロベルトも同様に。
そうして、同じときを過ごすうちに、朔弥を愛し始めたレオン、徐々に朔弥にも気持ちの変化が。レオンは、可愛くてしょうがない朔弥を危険に巻き込みたくない、不幸にしたくないのに中々手放せないでいる。だが、一方で別れ、手放す覚悟をしていた。生死をかけた最後の日に、互いの気持ちを確認しあう2人。人を愛するということ、人を愛する形は人それぞれで、朔弥はレオンのおかげで破滅はしたけれど、本物の愛を知り、等身大の自分を受け入れられた。同時にレオンも愛する朔弥を手に入れることができた。
作品に声や音源、音楽が入ることで、情景が目の前に浮かび、ドラマチックな躍動感が伝わってくる。本来、タンゴは男性同士のダンスだったとのこと。とんでもなく美形の2人が踊る姿はさぞ、素敵なのだろうと。そして、アルゼンチンでは、「愛するものに命を奪われることが名誉」というのもすごいですね。さすが、情熱の国、ラテン民族!この作品から、一度、アルゼンチンへ行ってみたいと思いました。
雰囲気とエロだけはいいけどストーリーが最後までかなり微妙でした。
ラストが茶番劇としか見えなかったです。あんなチープな浪花節の会話で長年の恨みやわだかまりが解消してしまうって、本当にマフィアでしょうか。刑事ドラマの「お母さんは泣いてるぞ~」の説得でいきなり泣き出して改心してしまう悪役がいますが、そのレベルの陳腐さ。
さらに受けがとことん間抜けでカッコよくなかったです。カッコつけてるのにカッコ悪い。「すごい男」であるような空気で描かれてるんだけど、実際の行動はひたすらただのアホ。
攻めの言葉よりも、いきなり出現した謎の男の言葉を信じて脱走をはかるとか意味不明です。兄を守りたいから耐えてたんじゃなかったっけ?「脱走したら兄が殺される~」っていう心配はどこにいったの?
さらに、兄と再会したら、いきなり意味不明の嫉妬して、両親の死を告げるしさ…。兄より自分の恋心が大事なんかい。
そもそも「兄に劣等感を持ってて嫉妬してる」という設定じたい、どうなのよって感じなんだけど。そこまで劣等感をもたざるを得なかったものすごい過去があったならともかくさ。
そんな受けに攻めが与える罰は気持ちいいセックスだしさ。「愛してる」という攻めの言葉を聴いて、受けは「本当に?兄よりも?」みたいなとんちんかんなこと考えててゲンナリ。そんなことより反省しると思いました。自覚してないけどとことん恋愛脳だからカッコよくないんだな。
悪漢に受けが人質みたいにされたときに攻めが「そいつなんてどーでもいい。殺したいなら殺せ」みたいなこというと、真に受けてショック受けてるし。いやいやそんなの「攻めが受けを助けるために最善の行動をとろうとしてる」と即座に見抜いて、ツーカーなコンビネーションで危機を脱出してほしかったです。仮にも受けは警察官なんだし。
この受けはあれだ、人間の行動よりも、「話した言葉」ばかりを真に受けるアホなんだなと思いました(そのくせ「愛してる」みたいなセリフは信じてあげようとしないんだけどね…)。
誉めても好き好き言っても信じないけど、強がって言った「あなたなんてキライ」みたいなセリフは真に受けるタイプね。
こういうタイプはスゲー付き合いづらくてウザい。
ひたすら受けにナンダカナァでした。
雰囲気はいいし声優さんたちの演技はいいし濡れ場も良かったんですけどね。
ストーリーが合わなすぎました。