ハルハル0531
この作品のことはまったく知らず、たまたま、このドラマCDを聴く機会があり、演技者、声優の方々の演技に引き込まれ、感動し、最後は号泣でした。
中々のヘビーな内容ながら、不思議とすっと話に入っていけました。設定が設定なので、ラブな感じではまったくなかったのですが、当初、なぜ、真面目な裕介がまったく生きる世界の違う深見にここまで執着し惹かれるのか…と思いつつ…まぁ、人が恋におちるときの理由なんてないのだろうと。あの有島に立ち向かっていく裕介には驚いたし、愛の力は偉大で、なりふり構わず、周りが見えなくなってしまう。恋愛って、基本、素敵なことなのですが、対峙して、人をいい意味でも悪い意味でも変えてしまうものなのですよね。
裕介にとって深見は純粋に愛するひとであり、深見にとっても裕介は特別な存在で、何かあるごとに裕介は深見の歯止めになっていた。あることから、ふたりは身体を繋げるようになる…一方で、それは裕介の願望であったはずなのに、行為が終わると虚しさしか感じられない。それでも裕介は深見との繋がりを求めて…いつかは心身共の深い繋がりをと願う…裕介の深見への愛が切なかった。
裕介のCVの鈴健さん、深見のCVの吉野さん、工藤のCVの三宅さん、有島のCVの花田さん、皆さん名演技でした。鈴健さんは裕介のイメージにぴったりで、吉野さんは怖くて渋くてかっこよくて、細かい表現力が素晴らしかった。花田さん(個人的に好きなお声)もあの嫌味な役を見事にこなされていたし、三宅さんはすべてにおいて素晴らしかった。三宅さんのおかげで号泣~改めて、三宅さん、声優さんは偉大だと思った次第です。
「願い叶えたまえ…」という題名をみたときに、こんなに深い意味合いが凝縮されていたとは思いもよりませんでした。最終的に幸せの形は人それぞれで、どんな状況下におかれていようとも幸せになりたいと願う気持ちは皆、同じだということなのだと。
本来、「願い」とは、誰かの幸せを願うことですが、一方で自身の思いや願いが叶う、相手が幸せになれると自身も幸せになれるということに気付かされた作品でした。そして声優さん、声が入ることによって作品に深みが出てくる。本当に素晴らしいドラマCDでした。
流れからこのままいくとバッドエンドかもと予想をしていたのですが、作者様の読者の想像に任せるようなエンディング…私も「皆の願い」が叶い、裕介と深見が幸せになれることを切に願いたいと思いました。
PS…あまりに素敵な作品だったので、コミックスも購入しました。こういった特殊な男社会の関係性、繋がりは独特な世界観で濃厚だと改めて感じました。そして、深見は美形だけでなく、不思議な魅力の持ち主で、彼を愛さずにはいられない男たちが大勢いたという事だと。
「俺の願いは…」の台詞が繰り返され、いよいよそこに収束する完結編なのだと高まる始まり方。
間髪入れずに濡れ場という構成もBLCDの定番。
しかし「ケツが疼く」というような言い方しかできない受けなので、やはりエロがエロくない。
キレた狂犬吉野は良かった。
が、相変わらず変な話。
白痴トンチキなんだけど、いかんせん重苦しいシリアス風味。
笑ってはいけないヤクザBL。
と思ったけど、撃たれた後は耐えられませんでしたねw
なんだこの三文芝居?(声優さんに非はない)
3の終盤で受けの過去が明かされて、12歳で施設に入るまで戸籍がなかった、小学校もまともに出ていない、九九も出来ない、とのこと。
じゃああのキャラでもやむ無し。
このシーンのあたりは、何が起きているのか?時系列が前後しているのか?回想なのか?
原作未読ではよくわからなかった。
空港の三宅さんの絶叫も急に大袈裟。
でもフリトによると、吉野さんはうるっときたのか…。
3枚聴いたが…これは結局何の話だったの?!?!
本当に…何の話だったのか??何が言いたいの??
普通、描きたいテーマがあるんじゃないの?
フリトの鈴村さんがカタルシスが無いと言っていたけど、主題も主張も見えなくて、
それで結局何だったの????
わからない…これはわからないぞ…
作者の方は、何のためにこれを描いたのかだけ教えてください!!!!
私の読解力のなさか??
タイトルは三宅さんの一言で回収されていますね。
でも…何の話だったのか??
まあでもそれでも日常は続いていくし…うん…。みたいなことなのでしょうね?!
しかし集中して聴けたので、不思議な魅力のあるCDでした。
吉野さんを聴きたくてゲットしたものの、
893社会にはやはり馴染めないし、(銃撃シーンとか「…??」だった)
原作未読がここまでツライとは……orz
吉野さんの低音でぶっきらぼうで暴れる時のキレ塩梅っていうのが
凄いな!!とは思ったのですが、
いかんせん世界に入り込めないと、どうにも出来ないというか…。
鈴村さん演じる裕介は健気でねぇ。
こういう人がすっと深見の側にいてくれたら安心だ。
鈴村さんの演技って常に安定していると思うので
3枚ともブレずに聴けて良かったです!
なんだかんだで三宅さんが全部持っていっちゃったような気がします。
深見にお金を渡そうとして返され、あっさり受け取ったと思ったら
「願い叶えたまえ…」で、風の中で紙幣をばら撒いたのがわかって
ここはすごくジーンとキました!!!
確かに余韻が残ってまだ続きそうってくらいが良いのかもですけれど
正直さっぱりしないというか……。
この作品をお好きな方にはことごとくすみません;;
私には萌えられなかったというだけですのでご了承下さいませm(__)m
でも有島が意外と嫌いじゃなかった自分にびっくりしましたw
思いっきり悪者なのにねぇ…。
それだけじゃない人情味が残りました。
あと、エロオヤジボイスなのがgood♪
出演された皆さんの演技はとても真に迫っていたと思います!
そして少しでもフリートークを入れてくれて、
作品の余韻に浸りたいという方は別でしょうけれど
私はとても嬉しかったです!
単純に「あなたとわたし」なBLラブでは括れません。
相容れない世界の住人だった深見と祐介のドラマもさることながら、ふたりを取り巻く工藤と有島の存在なくしてはこのお話は完成しません。CDを聴いてそれを実感しました。
男が男に寄せる想い。その渋さが、ほんっっっとたまんないです。
男って格好いいんだよ。西田作品はそれにつきますね。
もうもう、なんつっても工藤役の三宅さんですよ。
この人を於いて他におらんでしょう。いよ!憎いよこのミスター声優!!
緩急の効いた忠犬ぶり、笑いを取るところはちゃんと取ってるし、気絶した後目を覚ますところなんてゴホゴホしてる工藤が実写映像で見えましたよ。
そしてやっぱり、空港でのあの一連の台詞ですよ。
美味しい役どころな反面、ある意味このシリーズをしょってると言っても過言じゃないだけに(原作ファンは特にハードルが上がってしまうし)実は諸刃だと思うのですが、この期待に応えて下さっています。
ほんとーにほんとーに素晴らしかった。リピしまくった。
泣かされましたよ、工藤ちゃんの叫びに、願いに。
吉野さんも、最初の違和感はどこへやら。
感情の起伏が見えない厄介な役どころなだけに、どこまで感情を乗せるかの加減が非常に難しそうでしたが、あの難解な深見役を好演されていたと思います。
鈴村さんもお疲れ様でした。
最初のころから比べてだいぶしっくりきました。小市民のくせして変に飄々としてて意外に度胸据わってる妙な大物感があってました。
ただ、心の機微というか、繊細な部分での表現の物足りなさは最後まで感じました。(あくまで私的な感覚ですが偉そうでゴメンナサイ)
特にラストの曲を口ずさむ所とか、深見がいなくなったことに対する祐介の空虚感があまり感じられず、その後の電話に飛びつく口調との落差が足りなくて少し残念でした。(何様だオマエ)
花田さん相変わらず存在感ばっちりでした。
変態粘着じじいから、見事に粋なおっさんに変身。花田さんの渋さが、作品世界をピシッと引き締めてくださっていました。
個人的にはユキさんももっと出てほしかったな~。
ちんこのデカさで失言して、工藤と一緒に深見に謝るシーンとか大好きだったのでなくてしょんぼりだw
入院から後のシーンにじっくり時間を割いてくださっているので、Vシネ話ではなく、しっかりと人間ドラマとしての余韻を残していて、大満足でした。
原作の時は泣かなかったのに…泣いちまったよ。ちくしょー!(笑顔)
いやー、西田作品は使い捨てキャラがいないから、それぞれのキャラの持ち味をどう声優さんたちが演じてくださるのかが聴けて愉しいですね。
なのになにゆえこれ以外CD化されてないんだーー!
しっぶいおっちゃん声の声優さんたちの競演を聴かせてくれーーー!!
この願い叶えたまえ m(_ _)m >関係者さま
ヘンテコな料理を作る深見の全サCDとかあるんですね……聴きてぇ。
この願いも叶えたまえ…
超感動します!!
原作も勿論ですが、あのクライマックスの工藤の叫び。
この為に全てのストーリーがあったといっても過言でないものを、見事に、実に見事に声優さん達は再現してくれました!!
みんなが願っているんです。
深見が幸せになれることを。
あの憎たらしい深見を強姦しヤク中にした有島@花田さん、でさえ
もうヤクザはやめよろと・・・
それほどまでに痛々しくとがって、必死で自我を保とうとする深見を見事に見事に吉野さんは演じきってくれました。
深見は充分苦しんだ、もういいじゃないか。
なのに、頭部を銃で撃たれ、記憶を失くしてしまっても、片隅に「ぶっ殺してやる」がどこか残っている。
平穏な世界へ連れて行ってくれる祐介@鈴村さんがあくまでも優しく、
新たな旅立ちを願い、祝福する有島と工藤は見送り、
その切なる願いが、クライマックスの工藤の叫びなのです。
「神よ、どうかあの人に記憶を戻させないでくれ・・・俺の分の幸運も喜びも全部あの人に・・・願い叶えたまえ」
3巻通して本編の後にフリートークが入っていて、声優さん達のテンションの高さが伺えます。
ちゃんと原作を読んだらしく、この作品を気に入って入れ込んで演技していてくれるな、っていうのがわかってすごく嬉しい気持ちになるのですが、それぞれのエンディングが結構余韻を残すものなので、その流れで聴いてしまうと興ざめしてしまうかもしれないので、余韻を味わいたい方は要注意です。
この3巻は多少手を加えてふやされている部分があったりしますのが、動きが特に多く、どんなアクションなのか音だけではわかりづらい部分(例えば、空港で深見が工藤の首を絞めて水に突っ込む、その後の人工呼吸)出来ればマンガを片手に一緒に聞くと、より一層臨床感が味わえると思います。
三宅さん、主役喰いましたw
3巻通して、花田さんも渋かったし、女性の声優さんもよかった。
サイバーさんなくなっちゃったけど、もし見つけたら是非是非聞いて欲しいです!
もうさー、
声優さんスゴイよ…。
私この原作漫画が大好きで、とくに攻めのヤクザの舎弟である工藤が大好きだったんです。
ラストシーンで工藤が男泣きしながら、
「俺の分の幸運も喜びも全部あの人に
あの人に――
神よ――
願い叶えたまえ―――」
って叫ぶシーンがあるんですが、この難しそうなセリフを三宅さんが熱演されてました。
私、原作を読んだとき以上に泣いてしまいましたよ。
その部分だけ鬼リピートしました。エロシーンじゃないのに鬼リピートするなんて、めったにないのに!w
声優さんたちみんな「なんといっても工藤!」「工藤にもっていかれた!」「聴いてて泣きそうになりましたよ」と、絶賛してました。ですよねー!ほんとにこの工藤という男はイイですよねー!嬉しいッス!
三宅さん、ありがとうございます。工藤役、三宅さんで良かった…。
フリートークを聴いてて思ったんですが、声優のみなさん、この原作漫画が好きなのが伝わってきました。(たまに、「お仕事だからプロとして頑張りはしたけど、声優さんたちみんな、このストーリーがまったく好きじゃないんだろうなァ」って伝わってくるときありません?まあ基本的にBLだから仕方ないのは分かってるんだけどw、声優さんもこの作品が好きなんだなーって伝わってきたら、やっぱ嬉しいしw)
声優さんたちが、西田東さんの漫画について「一番最後まで読んでほしいね」「ですね、面白いんですよ!ドラマが終わったあとの!(←あとがきのこと)」「あそこ好きー、あれをCDにしてほしい」「俺が課長の佐伯だ!」みたいなことを言っておられて、西田東さんのあとがきファンである私も大喜びでしたw
超オススメです。
原作好きにもオススメ、原作未読なかたにもオススメ。
「神よ!願い叶えたまえ!」という咆哮だけでも、聴く価値ありまくりです。