ジェラールとジャック【BLCD】

ジェラールとジャック
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
159
評価数
34
平均
4.7 / 5
神率
76.5%
著者
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
宮澤謙
脚本
香村純子(本編)、桑田瑞紀(朗読)
原画・イラスト
よしながふみ
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
Bell season records
シリーズ
ジェラールとジャック
収録時間
193 分
枚数
3 枚
ふろく
なし
フリートーク
あり
発売日
JANコード
4562216620015

あらすじ

フランス革命前のパリ――。親の借金のかたに男娼専門の売春宿へと売られた、貴族の少年ジャック。彼はそこで「初めての客」として出会った、銀髪で顔半分に大きな傷を持つ男・ジェラールの屋敷で偶然に働くことに。
時が経つに連れ、次第に強く美しい青年へと成長していくジャック。そして彼を見守るジェラールの心の中には、閉ざされたある悲しい出来事があった…。
革命の嵐の中、歴史の波に翻弄される二人の運命は…!?

表題作 ジェラールとジャック

ジェラール → 森川智之

ジャック → 遊佐浩二

アマルリック → 井上和彦

ジェラール → 森川智之

その他キャラ
ポール[檜山修之]/ ミッシェル[山口勝平 ]/ 館主[青山穣]/ ジュディット[高口幸子]/ ジャンヌ[高橋まゆこ]/ 男娼[河野裕]/ パスカル[杉野博臣]/ シャルロット[よのひかり]/ ピエール[竹田雅則]/ ロラン夫人[すずき紀子]

レビュー投稿数9

壮大な歴史劇のような作品

記念すべき100レビュー目は
私の中で不動のNo.1ドラマCDのこの作品にしました!
原作、脚本、演出、キャストすべてが相乗効果ですごい作品に仕上がってます!

原作の世界を見事なまでに再現していて
目をつぶってヘッドホンで聴いていると、目の前にその情景が浮かんで来る音作りで
原作絵に色が付き、立体的に浮き上がって動いているようで
みごとに物語の世界へと引き込まれていきます。

世間知らずの貴族のお坊ちゃまだったジャックが
人として成長していく過程を見事に演じきった遊佐さん。
ジェラールの屋敷の下男として働き始めて
人として成長していく様子や
ジェラールの過去を知って、ジェラールの苦しみを知って
ジェラールに対する気持ちが変化していくのが見事に伝わってくる
素晴らしい演技でした。

ジェラールの森川さんも
現在の飄々としておおらかなジェラールと
妻と妻の愛人とに振り回されて貴族に絶望して行く若いジェラールを見事に演じ分けてて
どちらにも思わず聞き惚れてしまいますw
ジャックをからかう時の楽しげな声もステキw(←ファンの欲目、とも言うw)

そんな2人が少しずつ惹かれあっていく様子も原作のまんま!
自分の気持ちをもてあまして、ジェラールのベッドに潜り込んで
「これは恋か?」と呟くジャック。。。切なくてキュンキュンきたよ!

脇を固める声優も超豪華。
特に、ジェラールの妻の愛人・アマルリック子爵役の井上和彦さんは
見事なまでにいけ好かない貴族そのもので
しかも、ちょっと怖くなるほどの迫真の演技でした。
(これで、和彦さんがトラウマになった知人もいるくらいw)
ジェラールと妻とアマルリックの3Pとか、かなり生々しいしw
ここまで悪役に徹してくれた和彦さんに大拍手です!

そして、かなりハマってたのが執事のポール役の檜山修之さん。
みごとな執事っぷりでした!

このCDのすごいところは
朗読CDが付いているところ。
本編の一部を切り取って、ジェラール、ジャックそれぞれの朗読で
その時の彼らの気持ちが語られてるんですが
本編を聴いた後で聞くと、さらに感慨深いものがあります。

甘さはないものの、シリアスとコミカルも絶妙のバランスで重くなりすぎず
壮大な歴史劇を見ているような、珠玉の名作です!

あと、もうひとつの楽しみ方は、メインキャラ以外の声w
いわゆる「兼ね役」ってヤツなんですが
あの人があんな役もやってた!みたいな発見をするのも面白いです。

私のBLドラマCDに対するイメージを大きく変えたこの作品は
文句なしで神です!

6

今まで聴いたドラマCDの中で、ナンバーワンの傑作でした…!!

さ、最高だ…!!!

大号泣です。
ヤバイです。

「神よ、お許しください。この男と死ぬことが、こんなにも幸福です」

後半、声出して嗚咽しながら聴いてしまい、そのせいで声優さんの演技を色々と聴き逃し、また巻き戻すはめになっちゃいましたw

でも、最初は舐めてたんですよ。まったく期待してなかった。
よしながふみさんの原作漫画が大好きなんですが、それ以上に萌えることなどないとみくびってました。
でもごめんなさい、心から謝ります、ドラマCDのほうも、あの名作中の名作である原作に遜色ない…!
声優さんたちの演技力も挿入される音楽も、すべてが完璧でした神でした。
製作に携わったかたが、脚本を練りこみ、キャスティングにぴったりのお二人を選び…めちゃくちゃ力を入れて作ってるのが、ひしひしと伝わってきました。

で、
トークですが。
声優さんみんな、テンション高すぎなんだよ~w
作品の余韻を台無しにしてくださってありがとうございます。おかげですぐに泣きやめましたw余韻を味わいたいなら、ちょっと時間を置いてから聴いたほうがいいと思いますw
もーう、ほんとにこの人たち、ついさっき私を大号泣させた声優さんたちなんでょうか。あの臨場感あふれる演技をしていた声優さんたちなのでしょうか。プロはすごい!
これはきっと、二日間に渡る収録が終わり、長い緊張もとけ、みなさまテンションが上がってるんでしょうね。お疲れさまです!

素晴らしいCDをありがとうございます。
オススメです。

6

むつこ

菊乃さんへ
わかるわかるw
私も、自分が誉められた気分になって、嬉しくなって、全世界に配布したくなります!
以前掲示板で、菊乃さんがオススメ作品のベストワンに押してくれた作品でしたもんね。あと久江羽さんもオススメしてくださってたのかな。
おかげで名作に出会えました、ありがとうございますm(__)m

いやー、
でもこれ、本当に良かったです。
ぽろんと泣くことならよくあるんですが、号泣したのは久しぶりでしたよ~。
死にネタを使わず、ラストはハッピーエンドで、なのにこれだけ泣けるって、本当にスゴイ作品だと思いました。
原作を先に読んでて、しかもそれが気に入りまくりの作品だと、普通はもっと不満が色々と出るはずなのに、まったく無かった…!

菊乃

やった~!むつこさんの神評価キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!

あ。おはようございます^^;
なんだか、自分のお気に入り作品を気に入って貰えると
私が作ったわけじゃないのに嬉しくなりますねw
ジャックのあのセリフ、キますよね~。。。(*´ェ`*)
私も何度聴いても、このセリフのところでブワッと。。。・゜・(PД`q。)・゜

3枚組でお値段も高めなので薦めづらい部分もあるんですが
それでもひとりでも多くの人に聴いて欲しいですよね!

もう一つの「二都物語」

これは良作!
名作BLCDだと言われつつ、舞台がフランス革命後の恐怖政治時代ということで、長らく二の足を踏んでおりました。
その時代を舞台にした小説としては、ディケンズの「二都物語」がありますが、ラストがあまりに重くて辛い!J・ウィルビー主演で映画化されたモノなんか見ると、人の命の軽さにめまいがします。
これもそういう死にオチBLですか?

答え…違います。
父の借金のカタに男娼館に売り飛ばされた貴族・ジャックは、顔に傷のある男、ジェラールに初物買いされます。
このジェラール、貴族嫌いなオレ様野郎で、貴族気分の抜けないジャックに世の辛酸をなめさせてやろうとでも思ったらしく、金で水揚げさせてしまいます。
自由の身になったジャックは偶然、ジェラールの館で下男として働き始めるんですが、主人であるジェラールに傲慢なクチをききつつも必死に働き始め、それを見てジェラールも少しずつジャックに惹かれていく…という物語。

いつ言いがかりをつけられて処刑台に送られるかわからない、政情不安な時代をどこか冷めた目で見ているジェラールと、なにひとつ不自由しない貴族からエロ小説家の下男になりさがりながらも、決して卑屈にはならないジャックを通して「新しい時代」を語り、さまざまな愛のカタチを全て受け入れてしまうようなエンドに胸熱。
家族愛、男女の愛、倒錯愛いろいろ、それら全てが愛です。
さまざまな人物と、その生き生きとした描写はやはりディケンズくさいんですが、同じディケンズでも「デヴィッド・コパーフィールド」のほうに近いかな。そう、意外と文学的なドラマでした。
決して安易なハッピーエンドじゃありません。こういうハッピーエンドなら100回ぐらい許しますw

この作品のスバラシイところは、二人の人物がストーリーとともに少しずつ開示されていくところです。
冒頭と最後の印象が180度違います。
ところどころ、恐怖政治時代が一般市民視点で語られていたり、実もフタもない下品なボキャブラリーを連呼するジェラールと、それにいちいち反応して「爆発」するジャックのやりとりもコミカルで面白い。
重さと軽さの絶妙なバランスがこの上なくいい。湿っぽくない!

ジェラールを帝王・森川さん、ジャックを遊佐さんが好演してます。森川×遊佐コンビでは最強のドラマCDじゃないでしょうか。
難を言えば、ときどき、森川さん演じるジェラールが「銀髪の美男」っていうのを忘れてしまうんだよね…。皮肉屋のエロおやじっていうところはこれ以上ないハマりっぷりですが。
原作での人物設定が面白いので、子安さんと中村悠一さんだったら…とか、緑川光さんや宮田幸季さんだったら…と余計な妄想をしてしまったw
色々なヴァージョンで聞きたいかも。

6

これをBLCDと言っていいのか…別格です

大先生の超名作を盤石の森川×遊佐で。

とはいえ遊佐さんが10代役…08年とはいえ…なんて杞憂でしたね。
なんと愛らしいこと!

16~25歳まで見事な演じ分け。
いきなり16→25歳ではないので。
その経過とジャックの成長を表現する見事さよ。
誇り高く勇ましく真っ直ぐなジャックが完璧だった!

遊佐さんが演じた役で、これが一番好きです。

声優さんはどの方もとてもよかった。

井上和彦さんの存在感たるや…。
ポールとシャルロットも。
あんな人なのに嫌悪感のないナタリーも。
キンキン声の女性声優がいなくてよかった。

映画のようだという感想を見ますが、もっと大河ドラマ的な内容、
個人的には舞台に近い感覚。

目の前の人生や演技にただただ圧倒された。

これをBLCDと言っていいのか…
それほど傑作。
別格。

2枚組+朗読1枚という珍しい構成。
森川さんの朗読の説得力に茫然とし、その後に続くBGMで余韻に浸れる。

5

3枚組、脇役まで豪華なつくり。

平たく言うと貴族の元妻に酷い仕打ちをされて
すっかり男娼専門になった成金ジェラール(森川)が
貴族出身の男娼ジャック(遊佐)と出会い
本当の愛を手に入れる・・・お話。
そこにフランス革命だとか入ってきて、重厚になってます。

3枚組なんで、ものすごーいボリューム。
原作をあますところなく演じてます。
BLCDというと登場人物が極力少なく低予算でまとめられてる感が強いのですが
このBLCDは、かなり豪華だったなぁ。
演劇CDみたいな感じだったよ。
てっとり早くBでLなシーンを楽しみたいという人には向かないと思うよ?
リスナーを飽きさせぬようちょうどよい頃合に
ぽこっぽこっとBでLなシーンは入ってるけど
全体のボリュームからしていえば微々たるものだと思う。

森川×遊佐がメイン。
20年の間に育まれる愛なもんで、遊佐さんは17歳ぐらいから37歳まで?
森川さんは25、6歳?から45、6歳?ぐらいだろうか?
このあたりの声の演じ分けは大げさすぎず良かったと思う。
BでLなシーンは、妙なテンションで言葉攻めとかないから生生しくわりとえっちw

和彦さんは、すげぇ嫌な男の役なのだが・・・
どーにもこーにもボイスがいいもんだから参ったわぁv
和彦×森川も、お楽しみいただけます。
けっこう凹むシーンなのになんだか楽しかったのはなぜだろうw

檜山さんはサブ。
兼役も、ちょいちょい演じてるとのこと。
国民衛兵のときのボイスは、ポールにかぶりすぎてて
一瞬ポールが追っかけてきたのかと思った次第OTZ
演じ分けもう少し向上よろしく!

勝平さんもサブ。
永遠のショタボイスw・・・私、これはこれで好きw
メインだったら遠慮したいけどねw

2

BLフランス革命!

フランス革命がナンタラカンタラ~と、当時の歴史のアレやコレやが
出てきますが、難しいことは抜きで素直に感動できる物語でした。
もうね、ジェラール役の森川さんが素晴らしい!!!
やさぐれ平民のジェラール、言葉遣いは下品だけど
ジェラールそのものが下品ってワケじゃないし、
青春や感情を昔に置き忘れてきた40代のフランスのおっさん、
っていう難しそうな役だけど見事森川さんは演じきっておられましたよ!

ジャック役の遊佐氏、10代の少年(しかも男娼館に身売りされた役)から
その後精悍に成長した青年役まで演じるのは大変だったでしょうなぁ。
遊佐氏の貴重なブリ声がかわいいのなんの!
ジェラールへの恋心に目覚めかけ、さらに自慰行為を覚えたので
ジェラールをオカズに(笑)毎日ひとりでハァハァ三昧。
しかもそれが「お日様に顔向けできない・・・クスン」
っていういけない事をしていると己を責めるいじらしさ。
このシーンの遊佐氏は神がかっていましたよ!!!
「どうしよう!どうしよう!どうしよう!私は病気だ・・・!」っていうジャックの
いじらしいセリフが、もーーーーう、なんつーかキュンキュンしました。
あと、ジャックが馬を走らせるときに鞭打つ際に
「ハッ!」みたいな掛け声をかけるんだけどさ、その声がすっごーいイイ!

二人の宿屋での情事、これまたイイ!!!
下品な言葉を発しながらもジェラールは確実にジャックを愛しているし、
ジャックは恥ずかしがりながらもジェラールに心も身体もゆだねているし、
なんかよくあるストーリーどうでもいい、ヤレばいいんでしょ?
のBLとは全く違う!
もうね、森川氏と遊佐氏の二人のキス音が!!!
なんつーか、聴いていて赤面しましたよ。
私BLCD自体をあまり聴きなれていないので二人の息の合った音が
聴いていて恥ずかしかったです・・・

他にも井上和彦さんとか勝生真沙子さんのベテランさんが色々と
からんでくるのですが、これまたゆるぎない演技力とハマり具合で良かったッス!
井上さんってキス音がエロいな・・・ビビった・・・。


2

革命!

単なる時代物ではなく面白さと美しさが両立している。
話がよく練られているし、話だけどもおもしろいのにキャストがぴったりすぎて聴くのが楽しすぎる。
帝王のジェラールは常に色気がある男前な声だし、下ネタを話すのもなんだか自然(笑)
そして大好きな遊佐さんはもう・・・何もいうことありません!
若くて可愛い声から青年期のさわやかで艶めかしい声、なんていうか全編通して誇りに満ちている声が貴族を感じさせるっていうか、やっぱり役やシチュエーション、年齢などいろいろな要素で演じ分けができる素晴らしい声優さんなんだと実感。

CD3枚組でお得感たっぷりだし遊佐さんが好きなら聴いてみて損はないです。

1

原作に負けない強さ

原作はよしながふみの歴史大作。

そのお話を2枚組みにしてあるので、さすがに聞きごたえたっぷり
BGMもしっかり入れながら、ゆったりお話は進む。
作品中の20年近い年月を、森川さんと和彦さんが大人の声と演技で、遊佐さんも一人で16~7歳から25歳を演じている。
なかでも、特に圧巻なのが和彦さん。
ものすごくいやらしく、品性下劣な貴族を熱演。
桧山さんや勝平さんの兼ね役・少年男娼も、聞き所っていえば聞き所。

このCD3枚目のディスクに朗読と、サントラと、フリトが入っている。
で、このサントラが、素敵な曲だ。
このサントラ部分だけ抜き出して、持ち歩いて聞くのもよさそうな位。
でも、こうゆう形の3枚組って……?
お金の取れるオマケディスクって事で、この3枚目が付いたんだろうが、
とりあえず、この半端な厚さのケースって、、、

2

壮大な物語。

CDは3枚組で、Disc1、2がドラマで、Disc3が朗読とフリト。
まずはドラマCD。
貴族出身者と平民との恋。
フランス革命も絡んでくるので物語は壮大です。
ジェラールは平民でありながら、貴族のナタリーに恋をし、その身をナタリーに捧げる。
それは本当に捧げるといえるほどの献身さで、ナタリーと結婚してからもナタリーが奔放にいろんな男性と関わるのも厭わず、ナタリーが面白い遊びと称してラウルとの3Pを持ちかけたのにも応じる(この際、ラウル×ジェラールであるにも関わらず)
それだけに尽くして尽くして尽くして。
それもこれもナタリーを愛していればこそなんですが。
結局、ナタリーは自由な女であったがためにジェラールをただ幸福することはできず関係は破綻。
それがジェラールの顔の傷へと繋がっていく。
物語はそれから先に時を経て、ジェラールが娼館でジャックと出会うところから始まる。
ジャックは娼館に売られてきた元貴族で。
その初めての相手にジェラールはなったのだが、その後にはすぐに解放して。
ジャックは新しい人生を始めるチャンスを与えられる。
そこで、偶然にもジェラールの家の下男として働くことになる。
ジャックは元貴族でありながら、少年らしく素直で、一生懸命に仕事に励む好青年だった。
少しずついろんな仕事を覚え、ジェラールに与えられた本で知識も付け、ますます好青年になっていく。
そして、ジェラールと少年の情事を見てしまい、ジェラールのことを次第に意識するようになっていき。
芽生えていくジャックが非常にかわいいんですよね。
原作は読んでないんですが、ほかのよしながさんの作品は読んだことあるのでなんとなく作風というかこういう感じなんだなというのは想像できるのですが、爆発しちゃうところとか非常に好きです。
ほかのシーンではコミカルな感じの入れ方とか絶妙で。
わりと下品なことを平気で言うジャラールと高潔な貴族然としてそういう物言いを嫌ってる感のあるジャックの対比が面白い。
ゆっちー(遊佐さん)のジャックは少年からスタートですが、とにかくかわいいんですよね。
素直な良い子なのでそういう意味でもかわいいし、いろいろ覚えてからのこれは罪だと思いながらもどうしようもない感じで自分で慰めてるのとかも非常にかわいい。
その衝動をジェラールに「これは恋か?」と尋ねてしまうのも幼さゆえのかわいさのようにも見える。
段々と成長して青年になっていくけれど、ジェラールへの恋を自覚してからのジャックってやっぱり声とかがかわいい。
自覚前はもう少し堅めの青年だった気がするんだけども。
一方の森川さんのジェラールもナタリーに恋してた頃の青年期と今とではかなり雰囲気が違っていて。
恋に恋してたような若さから親父くさくなっていって。
ジャックを何度か連呼するように呼ぶ時の感じとか外国映画のようだなと思いました。
個人的に好きなシーンは口述筆記のシーン。
2人の演者さんの息がピッタリなんだなと思いました。
あとは別に兼ね役とかもいいんですけど…檜山さん、お屋敷に遊びに来てた巻き毛、一瞬ポールかと思いましたよ!(爆)
勝平さん(山口さん)の兼ね役もありましたが、和彦さんも兼ね役してましたよね?
和彦さん(井上さん)のラウルは悪い感じが非常にステキでした。
悲恋モノになるのかと思ったら悲恋にならなかったのになんか驚きました。

それから朗読CD。
本編の中からピックアップされた場面を朗読されるんですが。
本編だけでは語り切れなかった心情とかがわかってよかったです。

フリトは森川さん、ゆっちー、檜山さん、和彦さん、別会場で勝平さん。
和彦さんはお昼に食べたハンバーガーのせいで口が玉ねぎ臭くて大変だったらしい。
物語の中で20年年をとるので大変だったり。
檜山さんはお昼はそばだったらしい(笑)
個人的に2日間に渡る収録は初めて(もしかしたらあるかもしれないけど主観的に)だったので良い経験になったらしい。
兼ね役でいろんなとこに顔だしてたのも聞きどころ。
続いて、別会場の勝平さん。
どうも完全に別録りだったらしく、収録も1人で淋しかったとのこと(ということはミッシェルのシーンは別々に録ったのか)
ミッシェルはわりとやりやすかったけど、それ以外のところが大変だったとのこと。
それから、ゆっちー。
少年期から演じなくてはならず大変だったらしい。
後半年齢が上がって実年齢に近づいたものの、それでも結構離れてたり。
森川さんも20年に渡る物語ということで、そんなに人の声なんて変わりませんから!みたいなこと言ってたり。
和彦さん曰く20年くらい前の作品とかのなら同じような声出せるけど、27年だと無理(笑)

1

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