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yuuransen
商船高専生。身体を壊して実家療養中という日和(岸尾)
遊覧船乗り場の売店でバイト中に、ちょくちょく買い物客として現れる
若く美しい間宮(子安)というお金持ちの作家に惹かれていく・・・
ある日、日和(岸尾)の実家が経営する廃宿へ使いに行くと
そこに泊まっていたのは間宮(子安)だった。
間宮(子安)は、会うたびチップというカタチで日和(岸尾)に
お金を渡すようになる・・・
お金でしか愛情を示せない間宮(子安)は
本当にどこか浮世離れしていて現実味にはかけますが
これはこれで“おとぎ話”として割り切れば楽しめます。
超お金持ちの攻めが、平民の受けに貢ぎまくりっていうのは
BLファンタジーの定石であります。
全体的に、まったりと甘いので
絡みも長く甘くエロエロであってほしかったなぁ~。
絡み・・・少なっ。せっかくの子安×岸尾なのにーっ。
療養中というには日和(岸尾)は、まったくの健康体でありましたw
BGMが・・・みんなどこかで聞いたことあるぞ?的なw
音で世界を作りこむCDという商品でBGMも大事な小道具なので
そこらへんは残念です。
お金でしか関係を繋げないという謎思考の小説家の攻めと(こんな常識の持ち主で、小説なんて書けるんだろうか?)、
病気療養中でリハビリのためにアルバイトしてる受けと(病気療養のリハビリにアルバイトってなんなんだろ。普通に学校行くべきじゃ?)
こんな二人の恋の話です。
設定そのものに疑問はありますが、そのあたりはメルヘンとして横に置いておくのが正しい聞き方なんだろうなァと思いました。
全体的にゆるい空気感で、原作者の藤たまきさんの作風に合ってました。
主役の悩みが羨ましい悩みすぎて、ときどき「ケッ」と思わされましたw
それより私なら、この攻めみたいなタイプの男相手なら、お金貰った上で恋するぞ~!もちろん向こうがそれを不幸だと考えてるならできないだし、貧乏でもできないけどさ。素敵な男性と恋しつつお金まで貰えて、しかも相手が喜んでるなんて、双方がハッピーじゃないか!と考えてしまう私は、世間様の道徳観とはズレがあるのでしょうか。
まあ主役が若い男の子だからねー、プライドもあるし、そのあたり潔癖なんでしょうな。
つまりこの攻めは、私みたいなセコい人間に捕まらなくて良かったというわけだな!チッ。
キャスティングも良かったです。
子安さんはちょっとボケボケしつつも終始優しいお声で。
岸尾さんは可愛くて元気な普通の男の子って感じで。