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「白雨」のリンク作品です。
水沢の経営するタルトのお店でバイトをしている高校生の武川と佑真のお話。
無愛想な後輩・武川(CV.羽多野渉)と明るく元気だけれどどこか陰のある佑真(CV.鈴木達央)。
雪の降る季節の中で、佑真の父親の病気の進行とともにお話が進みます。
ここで重要なのが渉くん演じる武川がどこまで行っても淡々としていて、寡黙で無愛想だということ。
だからこそ発する一言が重いのです。
そしてさらにすごいのがたっつん演じる佑真。
どちらかといえば元気だったり明るかったり考えなしだったりこずるかったりするイケメンが似合っている感じのたっつんですが、明るく振舞おうとしているけれど、小さくて陰がある寂しい少年もすごかったです。
苦笑いをしているような無理した明るさが良く出ていました。
それから、こちらではお母さん的存在の水沢さん(CV.武内健)。
若い二人のキューピッドですが、いつもいつもグッドタイミングで登場するので、ちょっとおかしい印象も・・・
ブックレットのショートショートは春休みの水族館デート。
することしちゃってるくせに、初めてのデートだから初々しいこと!
たっつん、これでまた一つ ステップ・アップ
つか、レベルアップ?
お話は、CD1枚にうまいこときれいに収まってる。
たっつんは、今までになかったキャラクターを、とっても頑張っていた。
頑張りやさんのたっつんが、とっても頑張っていた
裏返して言うと、そんな印象ばかりが残る所がちょっと残念かな
オマケCDのたっつんは、ホントにお疲れで、
あのしゃべり倒し、仕切り上手のたっつんが、グッタリぐたぐた
わちゃと健さんに、いっぱいよいしょして貰ってた。
と、以上が第一印象
一晩おいて、改めて感想を
原作自体が、繊細で、それこそ淡雪みたいな幼い恋を綴った、しみじみとした物で、
祐真も秀一も、手がちょっと触れただけでドキドキしたり、
意識しすぎてうまく自分の感情を表すことが出来なかったりと
エッチ方面には、とっても淡々
お父さんのお葬式も全部片付いて、一人きりになった祐真の所に、秀一が尋ねてきた時に、ようやく初めて二人は結ばれる
そこまでの、じれったくも、初々しい二人のあれこれ、
よくぞ、この、祐真にたっつんをキャスティングしたなぁ、っていうチャレンジに感服。
祐真のキャラクターだと、単純に思いつくのは、下野紘、梶裕貴ラインの可愛い系になりそうな物が、たっつんが演じることで、秀一が何度か言う「アンバランスでほっとけない人」感が、より強調されたんじゃないかな。
あと、改めて、「白雨」「淡雪」ときた、原作のタイトルの付け方に、とっても的を射ているなと感心した。
オマケ
山科先生(セクハラ教師)役で、ご愁傷さま二ノ宮くん の間島さんがちょこっと出演。
前野さんに次いで、BLCD界に欲しい人材だなと思っていたので、今後のこっち世界でのご活躍を期待したい。
あぁ、これ説明が難しい。
和倉(達央)は、父子ふたり暮らし。
病気を患う父は、ずっと入院している。
さみしさや苦労を顔には出さずいつもへらへら笑っているという役どころ。
異姓を愛せない性癖を隠しているが高校の教師にセクハラをされている。
武川(羽多野)は、4人兄弟の長男。
入試を主席で通ったという噂で、校内でも目立つ後輩。
そんな二人が、同じカフェでバイトをして知り合う。
自分にだけぶっきらぼうな武川(羽多野)に
やはり、へらへら笑うだけの和倉(達央)だったが
少しずつ距離が縮まり・・・恋へ・・・
みたいな話なんだけどね。
ちょっとややこしい背景なんかを織り交ぜていて
なかなか聴かせる内容でありました。
武内さんが美人ケーキ職人&カフェ店長をしていて
あぁ、私のバイト先の店長と取り替えてくれんかなとしみじみ思ったw
嫌われたくないから、へらへら笑う和倉(達央)
アンバランスで危なげな雰囲気がすっごくよかったです。
こんな達央も好きです。
・・・前野もいました。
何気に良作です。
しっかし最近、もうBLCD若手だけで1枚成り立ってしまうんだね。
若手だけでも全然やすっぽくもなく聴かせる演技でした。
※別CD「白雨」とつながっています。