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長いこと一度も聴くことなくタンスの肥やし状態だった本作、やっと聴きましたがびっくりの一言です。
ストーリーの合い間にテーマに合わせた曲が流れていくのですが、それが1曲ではなく複数あり、物語に深みや情緒感、いい余韻も残してくれます。
ドラマCD1枚に何と手のかけようか。
また、速水さんのロスフィールドが素晴らしい。
美しくミステリアス、どこか危うげなのにしっかり刑事として芯が通ったロスフィールドを見事に表現されています。
BLCDにありがちなナヨッと、本当にそんな声しているの!?なところが見られず、中田さんのやんちゃなスタンレーと堂々渡りあっていきました。
しかし、塩沢さんのジンに対してはもういいのですよ~!
ジンとロスフィールドのシーンは何とも幻想的な仕上がりでした。
まさに二人の世界。
しかし一番私が唸ってしまったのは、終盤にロスフィールドが死者たちの霊に次々憑依されていくシーン。
作り手側の演出、速水さんの演技、すっごい熱意!情熱!ですよ。
こんな演出の仕方があったのかと、しかしそこまで聴かせるには速水さんの演技力があるから、なんて思いましたがそんな言葉では表せません。
本当にこの作品はBLCDの域を超えているのではないでしょうか。
何度聴いても余韻に浸ってしまいます。
昨年末にこのシリーズにどハマりしてとうとうドラマCDを手に入れましたよ。
1996年の作品ですね。
中田和宏×速水奨、塩沢兼人×速水奨
この世代の方達のBLCDは初めて聴きました。
まず驚いたのは、音楽が大部分を占めている事。
作品の1/3は、インストでした。
オープニング曲が流れまぁまぁなボリュームの曲だったのでまず度肝を抜かれたのですが、作中のBGMもたっぷりです。岩代太郎さんって作曲家の方が担当されていて有名な映画やドラマの音楽担当されたりしてる方らしく大々的に音楽が使われています。
ちょっとシーンと合ってないのでは?と思うBGMもありました。
スタンレー役の方は、存じ上げない声優さんだったのですが、まるで外画の吹替のようでした。ちょっと私のイメージよりもおじさんっぽかった。
アリスターの速水さん、ジンの塩沢さんは私のイメージではなかったです。
どちらかと言うと速水さんはジンのイメージ。アリスターが塩沢さんのイメージです。逆が良かったなー。
小説の第一の事件ではなく、第二の事件の内容でした。お金持ちが殺される連続強盗殺人事件。
小説の内容をCD1枚にまとめているのでだいぶ省略されていました。尚且つインストもあるので、お話部分が少なくて原作が大好きだから、そこが残念でした。
情熱的で強引なスタンレーと、魂が共鳴しているジン、2人の対照的な男達と魔性の魅力を持つアリスターの三角関係が痺れる作品なのですが、致してる最中もBGMのボリュームが大き過ぎました。
アリスターとジンはSEXの最中、口に出して会話せずとも心で会話できるのですが、魂の交流をしながらの行為を不思議な演出でなされていました。
これは、初めて聴くような感覚でした。
最初洋画を見てるシーンなのかな?と思う様な音の響きでした。
とにかく不思議な作品。