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ケイン(CV.中井和哉)とメル(CV.石川英郎)の結婚式からお話が始まります。
幸せ絶頂の二人に再び試練が訪れて・・・
連続殺人犯ジョーイ(CV.古澤徹)にメルが拉致監禁されてしまいます。
FBI捜査官ルナ(CV.折笠愛)とともにメルを探すケインのお話になりますが、このお話の主軸はジョーイの背景なので、今回はゲイの悩みだけでなく、こどもの虐待などにもスポットが当てられています。
家族の中で唯一ジョーイに優しかった弟・エリック(CV.石田彰)に風貌が似ているメルがターゲットになってしまったのですが・・・
離れ離れになり、助け出されたものの、PTSD(←今でこそこの言葉を良く使いますが、10年前は使いませんでしたね。)の為更に苦しむメル。
それを優しく包み込むケイン。
確か原作はその後のお話をはっきり描かれていた気がするのですがいかがだったでしょうか?(すっかり忘れております。)
このドラマにおいては、ハッピーエンドのまま年老いたケインへのインタビューで幕を閉じます。
なるほどそうだったのねと思ったので、ブックレットの中で羅川さんが書かれている言葉を写し書きします。
【声優さんについて】
主役二人の声探しで、最初に出した要求は「アニメ声ではなく、洋画の吹き替え声」でした。ケイン役の中井和哉さんは「相手に皮肉を言うのが上手そうだなあ」と思い(褒め言葉です)メル役に関しては「ちゃんと男っぽい声で、優しい声でケインと違うタイプの声質」というイメージがあったので、石川英郎さんにお願いしました。
とのことです。
実際、1,2巻通して、アメリカ映画を見ている雰囲気でした。
決してアニメではありませんでした。
最後に、ここのところ石川さんのやや低目でまったりとしたおじさんキャラを数作聴いていて、10年前だとこんなに美青年声だったのねって、変なところに感動しております。
完璧な受声なんですもん。
ちなみに中井さんは中井さんでした。
それから、1巻にも端役で出ていた鈴村くんはもちろんのこと、出ていなかった鳥海浩輔さんもほんの端役で出ています。
寂しくなっちゃいそうなほど端役ですが、一聴の価値ありです。