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kizu scandal
司馬(小杉さん)の落ち着いた雰囲気の
モノローグは大人の色気が漂っていて
とても聴き心地がいいです。
桐原(増谷さん)の役どころは
幸薄な高級官僚でした。
清潔感のある聖職者のような美声と
原作で表現されているのが
ぴったりの上品なお声です。
桐原は基本的に抑揚のない淡白な
話し方をする人物という設定なのですが、
これがまた増谷さんの感情を読み取りづらい、
良い意味で無機質なお声の出し方に
良く合います。
個人的な感想になってしまいますが、
自分は普段の素っ気ない桐原にすら
逆に色っぽさを感じました。
そんな桐原ですが、絡みのある場面での
乱れっぷりは本当に凄いです…!
程よい低音を保ちながら品の良さがあり
色っぽさもありだからか
非常に聴いてはいけないものを
聴いているような背徳感があり、
増谷さんの演技に感激致しました!
CDの続編を出されていないことが
勿体ない位、完成度の高い作品で
定期的に聴き返したくなります。
ぜひ同じキャストで続編を
出して頂きたいと思い、微力ながら
レビューを書かせて頂きました。
少々重い話ではありますが、
大人の硬派なBLをお探しの方には
原作もCDもおすすめしたい作品です。
原作既読
久しぶりに聞いたらものすごく面白くてびっくりしました!十年ほど前に初めて聞いたときにはとにかく可哀想で、痛々しくて、聴いているのが辛かったのですが。
しかし、現在ムービックフェアで紹介していただき、再聴しましたら。
可哀想ではありますが、それ以上にもう!楽しくて楽しくて。
うひうひ言いながら聞いてしまいました。(笑)
聴きながら『白い巨塔』を思い出しました。
昭和には確かに存在していた男たち。愛よりもっと大切なものがあって。
そのためには休みもまともにとらずにプライドもやさしさも捨てて。
清濁併せて無理やり呑み込む。けれどどうしようもない寂しさを抱えている。
つらいなら離婚すれば楽になれる。それをしないのは今の地位を失うのが怖いのではなく、その先にあるものを追い求める野心野望を決して捨てられないからだと感じました。
四十路に突入した私にとって。
そういう若さも悪くないなあ、愛おしいなあとも思うときもあります。他人なら(笑)
主人公は流されているようで、やはり選んでいるのだ。自らの意志で。
「高級官僚として順調にキャリアを積む桐原と、同期でライバルの司馬。
エゴとスキャンダルの渦まく中で、出世の為に孤独な戦いを勝ち続けてきた。
誰もが羨み、妬む存在。
しかし桐原に大きな挫折が訪れる!!」
原作未読で、十郎太様と、増谷さんがエロいって言う評判に惹かれて購入。
コレ、大当たり!!
のっけの普段会話声から、桐原晃司役の増谷さんの声がエロい。
司馬彰典の十郎太様とはタイプの違う、ストイックでエロい声。
私の好きな声だ。
増谷さんて、ドラマCDではたまにしかお見かけしたことないけど、落ち着いた大人っぽい声が凄く気持ちいい。
この声で
「司馬、司馬、、、」
って名前呼ばれて、
「…もう、いちど…」
とか言われた日には、、、
オジサン同士だなんて、問題なし!!
いくらだって、頑張っちゃう!!
いやぁ、美味しゅうございました。
セルフつっこみ
未だにこの作品を越えるエロい受けに出会えない。
テンプレBLに飽きてる方にオススメ。
さすがかわいさん原作だ。
大人の男が堕ちていく様にゾクゾクさせられました。こういう暗さ、大好きです。
主役二人は二人とも高級官僚で妻帯者です。
攻めは家庭不和で離婚調停中。
受けは不妊が発覚して、権力ある義父にいびられる。
二人とも恋じゃないんだよね(少なくとも自覚してない)。ただの逃げ場としての相手が欲しかったのだ。
でもそこがイイ。
タイミングが重なって腐れ縁のように関係を結び、ズルズルと続けていく。
このあたりのストーリー展開、偶然と必然の噛み合わせ具合いが秀逸でした。
すがりつくように攻めを誘う受けがやたら色っぽかったです。
くどくない心理描写も私好みでした。エピソードの行間から二人の心理が読み取れる。
ただ、やっぱり私、小杉さんの声が苦手です。
増谷さんは良かったです。無理してない大人の男の低めの喘ぎ声で、しっかり色気を感じさせてくれる。
攻め声優さんが小杉さん以外の方の声だったら、神評価にしてた気がします。