クレタコ
love mode host hen
本編も良かったんですが、自分的にズシンと来たのは特典CDの「FLY ME TO THE HEAVEN」 です。
何故これを本編に入れなかったのか!!!というあくまで個人的な衝動もあります。
本編を聞いた上で、この特典CDドラマが一番心に響いた作品だったので。
これむっちゃ泣ける話です。
原作を読まれた方ならご存じでしょうが売れっ子ホストと実は余命幾ばくもない少年との始まりはホスト遊び。
自分の死期をを悟った朋樹は己の持つ全てのお金を、病院で一度出会っただけの誠一のホスト契約金へとつぎ込みます。
痛み止めの為の薬は、ドラッグを嫌う誠一に誤解され飲む事を禁じられてしまうのが切なくも健気なシーン。
特典CDだからか、諏訪部さんのモノローグで淡々と話は進みます。
一見無邪気にセックスを強請る朋樹。
彼は世界の終わりの日の話を誠一との寝物語に語ります。
諏訪部さんの甘く優しい響きの声は、人気ホストの誠一にぴったりで優しい演技が素敵。
朋樹役の菅沼さんはちょっと演技が不安定気味なんですが今作はそれがかえって朋樹っぽくて良い方に動いてました。
世界が終る日、それは誠一にとっては単なる話の話題の一つでも余命少な朋樹と誠一にとっては重みが違い過ぎるのです。
ずっとこうしていたい、と朋樹は言います。
世界が終る日は誠一とこうしていたいと彼は言います。
誠一は彼の病気も何一つ知りません。
原作と同じく朋樹の病状を知った誠一はホストを止めて、朋樹の元へと来てくれます。
彼が近くのスーパーへと買い物へと出掛け、朋樹は縁側に寝転がります。
心地良い太陽の下で彼がこときれたのか、単に寝ているだけなのかそれは原作と同じく書かれません。
ただ「ただいま」という誠一の声だけが響くのです、返事はありません。
それが寝ているだけなのか、こときれたのかは分かりません。
けれどそのどちらにせよ、世界が終る日まで愛しい人が傍に来てくれた、一緒に居てくれると知った朋樹は何よりも幸福だっただろうとそう思います。
特典なので入手は難しいと思うのですが、ホスト編は本編よりこの特典CDが最高でした。
世界が終る日に愛しい人と一緒に居たいと願う少年の話です。
ラストシーンは流石にあの素晴らしさは絵でないと表現しきれないものがありますが、聞いてる最中に原作が浮かんできて泣けましたー。
『LOVE MODE』本編からちょっとズレて
超高級デートクラブBlue&Boyを舞台にしたホスト編。
2カップルのお話が入ってます。
No.2ホストの凛(櫻井)は、No.1のいずみの替わりに指名され
スーパーモデルのイアン(中井)に専属契約されるのですが
“替わり”のはずが、イアン(中井)は凛(櫻井)に夢中で
凛(櫻井)もイアン(中井)が好きなのに素直になれない・・・
香月(緑川)は、ヒモだったわけだが
ひょんなことから知り合ったBlue&Boyのキングホスト・陣(小杉)に
惹かれて、自分もBlue&Boyに所属すると言い出し
陣(小杉)にエッチな修行をさせられる・・・
どちらも、性を売る職業のわりに、受けがスレてません。
エロはあれども、全体的にロマンチックなお話なのが
『LOVE MODE』の特徴なのかもしれません。
仕事だから酷い客があってもいいようなものだが
利用するのがスーパーモデルで性格も良いとかwww
キングホストのくせに、金にもならない子供みたいな男に本気になるとかwww
いろいろファンタジーだと思うのですが1枚に2話なので
短くてちょうどよかったです。
この時代BLCDも豪華だったのだなぁと感じられる
登場人物の多さにびっくりです。
本編の『LOVE MODE』の主要キャラが脇に登場してますし
催淫チョコのくだりが本編とリンクしてましたv
絡みは、短いですが1枚モノで2話入ってるわりに2CPとも
エロアリなので満足がいくものだと思います。
大阪出身の中井さんの大阪弁攻めは、とてもスーパーモデルには
聴こえないのですがwww萌えv
2つのお話で、受けはふたりとも素直じゃないというか
負けずキライのはねっかえり的な受けで、タイプが似てるのですが
この手の受けを演らせたら櫻井氏か緑川氏かというドストライクの配役。
同じような受けでありながら、ふたりの演じ方の違いが楽しめます。