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義月さん作品を読んではこの攻ムカつくーー!!むっきー!としてる自分はやはりこの原作を読んだ時点で何、この兄、何様ーー!兄様って言いたいのー、むっきー!としてたんですが、それに声が付いて音声ドラマ化すると更にムカ付き度が増しますな!
兄がムカつくのは承知の上だったんですがやっぱムカつくー!ふんがー!檜山さんの声がまた上手いんだ、ムカつかせるのが!
しかも弟とくっついた後、平気で浮気するしーもうこの兄ったら!
弟の健気さは鳥海さんにぴったりで、いじらしいです。
小説だと身勝手な攻にムキーとなりながらも、そんな身勝手攻を好きな受、そんな関係を含めて作品として面白いと思えるのですが声がつく事によって人物がよりいっそう浮き上がって感情移入しやすくなるので、ムッキー!!で聞き終えました。
うーん、小説で許せてもCDだと許せないパターンもあるのだなあと知らされた作品でした。
原作からしてムカつき攻なので作品としてはよく出来ていたと思います。
ただこのドラマCDを楽しめたかというと微妙です。
義月粧子さんは性格の悪い攻めを描くと天才的なんですが、一歩間違えると魅力皆無なイヤなやつになってしまう。この作品の攻めは完全にそうなってしまってます。
ただ私、性格の悪いキャラじたいは大好物なんですよ。そんな私の持論ですが、やっぱこういうキャラって「しっぺ返しされてナンボ」だと思うのですよ。憎たらしい男がへこんでる姿にざまーみろと思いつつも「あんなに傲慢だったやつがこんなにヘナヘナのヨレヨレになってるなんて…♪」って萌える。
義月作品は基本的にそのしっぺ返しが足りないんですよね~。だからモヤモヤが残ってしまう。
この作品はもう、最後の最後まで攻めがひたすら身勝手でした。
弟の受けくんのほうが対抗して浮気するなどいっそ泥沼展開になってたら、むしろ私好みな展開だったかもだな~。
それに加えて、近親相姦のわりにやたらオープンな付き合いしてる禁忌感のなさも私の趣味じゃなかったです。小説のレビューのほうにも書きましたが、近親相姦を扱うなら「禁忌」に萌えさせてほしい。
ただ、檜山さんの傲慢キャラは大好き。めっちゃ好き。弟のラブシーンを見て怒鳴る場面のド迫力にはきゅ~んとしました。私ったらドM♪
鳥海さんも可愛かったですし。
あと、義月粧子ファンとしてこれだけは言いたいのですが、義月小説には名作がいっぱいあります!
この作品は私の中ではワースト3に入ってます。
数々の名作を差し置いて、なにゆえこれがCD化…?と思いました。
キャスト買いしたのですが、お話がダメというか無理でした。
私にはこの攻、許容できない…。
まだ1話目の方は湫視点で紆余曲折ありながらも祐瑚と結ばれるまで、という感じで。
祐瑚が自分勝手で強引なところはあるけれどもなんとかそういう感情の裏返しというか…そういうのなんだね、って思うと納得出来たんだけども。
2話目の祐瑚視点のお話は祐瑚の浮気話というか二股話で。
しかも、それを祐瑚が少しも悪いことだと思ってなくて湫にも許容してくれって言ってる感じで「はぁ?」でした。
まあ、最後にはそんな祐瑚に焦れて和貴が自分か湫を選べって言って湫の元に帰っていくのですが。
帰りの車の中で泣いて、あまつさえ家に帰って湫に慰めてくれとか傷心ですって態度をとる祐瑚が理解できません。
湫もね、途中までは浮気公認みたいなとこがあって理解できないかな?って思ったんだけども、それはただ耐えてただけだったり好きな人の幸せを想っているからなんだってわかったから許容できたの。
たぶん、このお話のメインの中で一番正常な?感情を持ってるのって和貴だと思う。
「誰かと祐瑚を共有するつもりはない」とか「自分が一番じゃなきゃいらない」とか。
気持ちがはっきり見える。
祐瑚の言う2人とも愛してるってのが一番よくわからない。
それじゃダメか?ってダメに決まってるじゃない、みたいな。
そんなわけでお話自体には入り込めなかったのですが。
鳥ちゃんはかわいくてステキでした。
ちょっと引っ込み思案なおどおどしたようなところのある子でえちシーンとかとてもかわいかった。
そして、三木さんも俺様な感じがステキでした。
どうせなら、祐瑚×和貴のえちシーンもしっかり聞いてみたかった。
事後のシーンとか直前とかでシーンが切り替わるので直接的な絡みがほぼなかったのですー。
声優陣がステキだった分、お話があれだったのが残念に思えてなりません。
ストーリーの違和感とかを無視して、鳥ちゃんのかわいい喘ぎを楽しむのなら聞いてみてもいいのかも。