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fair play fair lover
小松昌平さんの攻めと、作品によって別人ボイスの八代拓さんがどのバリエーションで「受け」るのかを聴きたくて視聴しました。
モブではありますが女性が主人公とがっつり会話で絡むシーンがあり、癇に障るタイプも出てくるので要注意でした。
性的快楽最優先の性欲旺盛なノンケの攻めを小松昌平さん、感情の起伏をほぼ感じさせない話し方をするゲイの受けを八代拓さんが演じています。
昌平さんは低音の攻めが一番好きなので、口調はチャラくてバカっぽかったですが声のトーンは好み寄りでした。
八代拓さんは、私が知るバリエーションの中では最低音で、お二人の演技の違いが陽と陽、軽と重のような対比で際立っています。
小松昌平さんも八代拓さんもナチュラルな掛け合いが本当にお上手だな感じさせる抑揚や間の取り方をされていて、演技くささを感じないせいかナンセンスな台詞もひっかからずに聞けました。
絡みは「声の喘ぎ」ではなく、息切れと吐息メインだったところが、逆に「実際はこんなもんだろうな」感があってリアリティがあり、どエロかったです。
「なんかうますぎやしないか、この2人」と思いました(笑)
それと、「音」は作品への没入感に影響するので、音響面でありがたかったのは、イヤホン視聴がメインの音声BLでたびたび問題になる「BGMうるさすぎ問題」が全くなくて快適だった上に、蝉の鳴き声など季節を意識させる音が効果的に取り込まれていたところです。
一方、射精音は様々なBLCDで工夫を凝らしているのを感じますが、いまだかつて笑わなかった音はなく、こちらでも吹いてしまいました。(製作者の方ごめんなさい)
お二人とも演技派ですし、クライマックスも喘ぎで表現できそうなのに、射精音はどうしても必要なのでしょうか。
ストーリーは途中までは軽妙に展開していくのですが、途中から双方のモノローグが、ややくどく挟み込まれるようになり、思わず「オメーら考えすぎ!(笑)」とツッコミを入れたくなるような停滞感もありました。
これは個人的に両想いなのにすれ違う話が好みでないことが理由だと思うので、もどかしさに胸を焦がすタイプの方には萌え要素だと思います。
ストーリーに目新しさはありませんでしたが、「本当に好きな相手に出会った時の戸惑い」が等身大で描かれていて好感が持てますし、絡みを含めて小松昌平さんと八代拓さんの演技力を堪能できる作品でした。